パリ警察1768 新装版 (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2021年3月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784198946364

作品紹介・あらすじ

人に潜む闇を、どぎついまでに見せつけ
さらに待ち受ける衝撃の結末。

あなたの知らない真実。
革命直前のパリを舞台にした
繊細で大胆なミステリー。

この感情の震えは「殺人鬼フジコの衝動」以上
かもしれない。

1768年。革命前の爛熟したパリ。悪名高き青年侯爵
サドが事件を起こし、被害女性が高等法院に告訴する
らしい。パリ警察で、放蕩貴族を監視する特別任務に
つく私服警部マレーはその醜聞を揉み消す命を受け
る。一方、セーヌ川で惨殺死体が発見された。それ
は、5年前サドの「悪魔の遊戯」の相手としてパリ
中にその名を知られた女工だった……。革命的警察小
説の傑作!
(解説 千街晶之)

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人に潜む闇と欲望が渦巻く1768年のパリを舞台にしたこの作品は、革命前夜の混乱を背景に、サド侯爵やマレー警部などのキャラクターを通じて描かれる繊細かつ大胆なミステリーです。読者は、サド侯爵の悪名や彼を...

感想・レビュー・書評

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  • 新書が出てるのを知らずにAmazonで古本を購入。
    めちゃくちゃ面白い!!久しぶりに、なんだこれ!って本に出会った!
    1768年のパリ、ルイ15世時代のパリ、混乱と欲望に溢れた時代。
    登場人物はサド侯爵、マレー警部、印刷工房の息子。
    これをイヤミスとジャンル分けしたくない。
    真梨幸子さん、凄すぎます。

  • 時代背景と海外もので読みにくさは多少あったけど、ラストの真相はさすがの真梨幸子さん。
    この手のラストはやっぱり好き。
    そしてパリの地下にはいまでも、、。

  • +++
    人に潜む闇を、どぎついまでに見せつけ さらに待ち受ける衝撃の結末。 あなたの知らない真実。 革命直前のパリを舞台にした 繊細で大胆なミステリー。
    +++

    1768年のパリで起きた騒動は、18年前に起きた事件を思い起こさせ、どちらの渦中にも登場するサド侯爵と彼の周りの人々のことが改めて思い起こされる。それらをめぐるあれこれを探る、マレー警部やほかの警察官の出自や育ちにまで物語は及ぶ。現在からは全く想像ができない18世紀のパリの風物も興味深く、眉を顰めたくなるようではあるが、犯罪も、その環境に影響される部分も多くあったのかもしれないと思ったりもする。現代のミステリとは全く別の読み解き方を示された一冊でもあるかもしれない。

  • 表紙の少女漫画ちっくさに、いったん懸念して読まずに置いておいたんだが(^^ゞ

    やっぱり、真梨サンでした!!
    いつもの回収マジックより、
    時代(舞台)やサド侯爵の醜聞や混沌とした人間の生きる強さ≒グロテスクという描写での表現が、強かった!

    この舞台へ引き込むチカラが強くて、
    やはり凄いっ(〃∇〃)

  • 高度成長期辺りまでの日本を舞台にしたノスタルジー系の映画作品を評して、この手の作品には臭いが欠けている、昔の日本は臭かったと言う文言を目にして、思わず笑ってしまったことがある。まあ確かに、昔はどこもくみ取り式だったね、公衆便所なんかホント地獄だった。このお話の舞台はくみ取り便所どころが糞便を窓から投げ捨て、誰も身体を洗わないという、悪臭都市パリ。主人公の警部の役割も犯罪の取り締まりより、放蕩貴族の醜聞を握りつぶすという香しからざるもの。社会や体制は腐敗しまくり、登場人物は程度の差こそあれ悪人ばかり。それでも主人公にはそれなりに貫き通す義みたいなものがあって、そのせいか読後感は悪くない。

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著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『一九六一東京ハウス』『シェア』など多数。

「2023年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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