宿神 第三巻 (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2022年2月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784198947224

作品紹介・あらすじ

朝廷、藤原家、源平
  ――混迷の大乱、勃発!
その時、西行は、清盛は……。

理趣経を唱える声に、
嗚咽が混ざった。
鰍(かじか)よ、わたしだ、西行だ。
わたしはやってきたよ――

清盛は言う。――西行よ、おれがこれからゆく道
は、修羅の道じゃ。その覚悟をした。ぬしにはこ
の清盛が為すことの、良きことも悪しきことも見
届けてもらいたい。西行は言う。――おれには、
荷の重い話じゃ。おれはおれのことで手いっぱい
じゃ。心が定まらずおろおろとしている。ただ
……そのおろおろの最中に、歌が生まれる。歌
が今のおれの居場所じゃ。歌があるから、おれ
がいるのじゃ。

みんなの感想まとめ

歴史の混沌とした時代を背景に、西行と平清盛の関係を描いた物語が展開されます。第三巻では、平時の恋愛模様から一転し、保元の乱を通じて権力争いや策略が繰り広げられ、登場人物たちの運命が交錯します。特に、密...

感想・レビュー・書評

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  • 夢枕獏『宿神 第三巻』徳間文庫。

    全四巻から成る大河歴史伝奇小説の第三巻。

    第三巻は、第二巻までの西行の色恋沙汰など平時としか見えぬ程に状況が一変する。大昔に読んだ平家物語の粗筋を思い出すような展開が続く。夢枕獏は残り一巻で何を見せてくれるのか。

    密かに西行を思い続けていた鰍の命が尽き、それを切っ掛けにしたかのように世の中は混迷を極める。朝廷、源氏と平家が相い乱れての大乱。

    権力や地位を巡り、争いや策略は何時の時代も変わらぬようだ。権力と地位を手にいれようと修羅と化した平清盛。そういう俗世からいち早く離脱した西行は最後に何を見るのか。

    本体価格780円
    ★★★★★

  • 歴史って怖いなあ、、、保元の乱、、、。

  • 鰍…西行さんにお教をあげてもらってよかったね。
    保元の乱って こういう事だったんですね なんとなくわかりました。
    しかし…
    信西さんはしつこいね そんなにたくさん人を殺さなくても! それとも返り討ちが怖いからしっかりいなくなってほしいのかな?怖いね
    為朝さんはハリー・ポッターのハグリッドみたいなんだね 清盛さんが言うように 殺さずに見ていたいって わかる気がするけど そこは信西さん酷いことするね。

  • 西行法師と平清盛が同僚で親交があったということで進んでいくお話。
    この巻では保元の乱が起っていました。

    視点を変えるだけで歴史って全然違うものになっていくのだな。
    平家物語だけではわからない時代を読むことができて楽しいし、夢枕さんの文章は読みやすいのでサクサク読了しました。

  • 鰍の死。
    保元の乱。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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