隠密鑑定秘禄一 退き口 (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2022年4月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784198947316

作品紹介・あらすじ

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大名の人事考課表をつくれ!

将軍直属の隠密として
恐るべき密命を下された
小人目付の運命は!?

新シリーズ、堂々開幕!!
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十一代、家斉の治世。
将軍のみが入ることが許される
「御用の間」の書棚に、
家斉は奇妙な書を発見する。
全四十三巻からなる「土芥寇讎記」。
中を開いた家斉は驚愕した。

水戸光圀公は女にだらしなく酒乱…?

二百数十名人以上もの大名が
事細かに調べられている。
何者かによる調査文のあとに、綱吉公の筆跡で評価が書き加えられていた。
これは……。
綱吉公は、大名の「人事考課表」を作り、
世に出ていない者を発掘登用して、
盤石の政治体制を築こうとしたのでないか。
家斉はそう推測し、綱吉に倣おうと決意する。

調査役として白羽の矢が立てられたのが、
各所探索経験のある小人目付、
射貫大伍(いぬきだいご)。

重大な隠密作業ゆえに、
実力を測る必要がある。
かくして大伍は、
命がけの適正試練を与えられた!

みんなの感想まとめ

隠密探索をテーマにしたこの物語は、将軍家斉が発見した「土芥寇讎記」を基に、大名の人事考課表を作成するという重要な任務を小人目付の射貫大伍に託すところから始まります。大伍は、歴史的な背景を持つこの任務を...

感想・レビュー・書評

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  • 新シリーズ。以前から持っていた「土芥寇讎記」という本を改めて確認して書き始めたとのこと。
    部下が調べた大名の個人情報を時の将軍が個人見解を追加した記録だそうだが、それの本物をもとに復刻版が市販されているそう。捜せばあるものですね。この記録を家斉が、大名や腹心探しに利用しようと隠密調査ができる部下として小人目付から抜擢したもの。一作目なので作者も主人公もまだまだ手探り状態。実際の役職は次回になる模様。

  • しがない小人目付大吾が、将軍家斉の命を受け、隠密探索を始める話
    15才の家斉が老中松平定信対策として、自分の地位を揺るがないものとするための優秀な人材を探すことに。そこに243名の大名辞典が登場するのだけど、そんなものがあったんですね~

  • 久しぶりに上田秀人氏の本を手にした。

    今回は、徳川11代将軍 家斉が見つけた土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)に記述された人事考課表。
    腹心に抜擢したい人物は、小人目付射貫大伍。

    先ずは、誰にも知られずに、御用部屋への侵入!
    退き口なる所が、何処か!!!
    伊賀者の目をも、ごまかして、山里曲輪口に近づけるのだろうか?と、ハラハラする。

    しかし、歴史に沿っての小説だから、相当の資料で、小説を書かれて居るのだろう。

    表面の歴史しか、学ばなかったが、将軍の葬儀、増上寺、寛永寺においても、布施や寄進の扱いが、雲泥の差になる事も、なるほど!と、読んで理解した。

    歴史に疎いが、小説の面白さから、色々学ぶ点が良い。

    作者の深い知識が、詰め込まれているし、読みやすさで、本から目が離せないで、読み終えた。
    次の続編を捜しに行こうと思う。

  • 2023.11.10

  • 1年の充電期間を経て上田秀人先生の新作です

  • 新しいシリーズの主役は、小役人ですね。
    御目見以下なのに、直接将軍様に使われるなんて。

  • 2022.09.19.読了

    久しぶりの上田秀人さん。
    新しいシリーズ 隠密鑑定秘録

    本当に存在した 土芥コウシュ記(漢字が難しすぎて出てこない) という綱吉の頃に作成されたと思われる資料から考えられた小説だそうです。
    またまた、今回の主人公の射貫大伍(イヌキダイゴ)も無理難題を押し付けられ苦労しそう。
    この頃、無茶振りがすぎる小説は鬱陶しくなるから、このまま続けて読むかはちょっと考えようっと。

    11代将軍家斉の頃は松平定信やら田沼意次やら騒がしくて、やはり小説にしやすいのかな。
    私はあまり好きな人たちではないのだな。

  • 新シリーズ開始

  • 下級武士の哀切さが、読み取れるようになっただけようやく大人になりつつあるのかもしれないと自問自答する。

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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