降格警視 (2) (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2022年6月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784198947460

作品紹介・あらすじ

警察庁の超エリート警視様が、がさつな下町の所轄に舞い降りた!?
エリート思考と庶民派人情のぶつかり合いが意外や意外、難事件を解決に導く異色警察小説!

古今東西のあらゆる犯罪に通じており、犯罪スーパーコンピュータと畏怖されエリートコース邁進だった錦戸准。いささか利己的だが愚直な正義感、いささか慎重だがいざとなったらイケイケの実行力…それが災いしたのか、あることでどん底への左遷とあいなった。飛ばされた先が墨井署生活安全課。都内でも有数のざっかけない超庶民的住人たちが日々楽しく暮らしている地域である。オールフォアワン・ワンフォアオール…つまり野次馬根性まる出しで黙って見過ごせない連中の真っただ中に放り込まれた警視サマ。中でも町一番のお騒がせ者と言っていい榊鋼太郎とその仲間たちに翻弄されながらも、ローカルな事件を次々と解決に導いてゆく。そのみちすじは少々珍なるものだが、結果オーライ。かくなる上はさらに実績を積み上げて本庁返り咲きだ! 泥田に舞い降りても鶴は鶴と腹をくくって所轄レベルの「つまらない」事件に日々向き合うのであった。しかし…こんな優秀な男がどうしたわけでこんなところに左遷されてきたのだろう? 鋼太郎たちのモヤモヤはなかなか晴れない…。

警官がモグリの副業で性風俗店を経営しているとのタレコミが。調べてみると本当だった。しかも大繁盛している。同僚が見て見ぬフリをしていて、それをいいことにかなりのサービスをやって評判だった……。その警官は、仕事は真面目で警察情報をヤクザに流している形跡はない。「本人にはやんわりと説得するから、事を荒立てないで欲しい」と錦戸は言われるが、彼は納得出来ない。しかし、そのその風俗店で、風俗嬢の殺人事件が発生。「ドイツで起きた『フリッツ・ホンカ事件』に似ている」と錦戸。彼の頭には世界中の猟奇殺人事件がデータベースのように入っている。超エリートらしく緻密に捜査方針をたてた錦戸だったが、またぞろ榊鋼太郎ら超庶民が一枚も二枚も噛んできて…。他、女子高生誘拐、ネット殺人、オレオレ詐欺を扱った全四編。エリート思考と庶民派人情のぶつかり合いが意外や意外、難事件を解決に導く異色警察小説第二弾!

みんなの感想まとめ

エリート警視が下町の所轄に左遷され、庶民的な人情と事件解決に奮闘する姿を描いた異色の警察小説。主人公の錦戸准警視は、犯罪に精通したエリートでありながら、周囲の人々と共にローカルな事件に向き合うことで成...

感想・レビュー・書評

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  • 安達瑶『降格警視2』徳間文庫。

    シリーズ第2弾。

    あらゆる犯罪に精通し、エリートコースを邁進していながら、とあることで左遷されるという憂き目にあった錦戸准警視と私人逮捕が趣味の榊鋼太郎とその仲間たちが繰り広げるコメディタッチの世相を反映した連作形式の警察小説。

    現役警察官が関わった犯罪や議員候補者の犯罪と隠蔽、セクハラのでっち上げやネット犯罪と現代の世相を反映しており、面白い。

    錦戸准警視の降格理由が明らかにされない以上は、まだシリーズは続くのかな。

    第一話は、現役警察官が経営する違法風俗店を巡る騒動。あくまでも愚直に正義を貫こうとする降格警視の錦戸准だったが警察組織の壁に阻まれる。事件は違法風俗店で働いていた女性の拉致監禁事件へと発展し、最後は何故かドタバタ劇。

    第二話では、ボロアパートを狙う空き巣事件と主婦がネットに書いた夫への不平不満罵詈雑言から依頼殺人への発展が危惧される事案が描かれる。殺人を止めるべく錦戸准と榊鋼太郎たちが動くが。

    第三話、榊鋼太郎とその仲間たちが応援していた区会議員候補者の藤沢祐輔が選挙で落選する。三位当選した『いけ好かないふっくらした女』が選挙が始まる直前に交通事故を起こしたというどこかで聞いたことのあるような展開に。

    第四話は、錦戸准や榊鋼太郎らが集う居酒屋クスノキでアルバイトをしている女子高生が誘拐される。誘拐を主導したのは旦那がネットゲームで女子高生と知り合い、付き合っていると誤解し、嫉妬に狂った妻だった。

    本体価格770円
    ★★★★

  • 警察庁の超エリート警視様が、がさつな下町の所轄に舞い降りた!?
    エリート思考と庶民派人情のぶつかり合いが意外や意外、難事件を解決に導く異色警察小説!

    古今東西のあらゆる犯罪に通じており、犯罪スーパーコンピュータと畏怖されエリートコース邁進だった錦戸准。いささか利己的だが愚直な正義感、いささか慎重だがいざとなったらイケイケの実行力…それが災いしたのか、あることでどん底への左遷とあいなった。飛ばされた先が墨井署生活安全課。都内でも有数のざっかけない超庶民的住人たちが日々楽しく暮らしている地域である。オールフォアワン・ワンフォアオール…つまり野次馬根性まる出しで黙って見過ごせない連中の真っただ中に放り込まれた警視サマ。中でも町一番のお騒がせ者と言っていい榊鋼太郎とその仲間たちに翻弄されながらも、ローカルな事件を次々と解決に導いてゆく。そのみちすじは少々珍なるものだが、結果オーライ。かくなる上はさらに実績を積み上げて本庁返り咲きだ! 泥田に舞い降りても鶴は鶴と腹をくくって所轄レベルの「つまらない」事件に日々向き合うのであった。しかし…こんな優秀な男がどうしたわけでこんなところに左遷されてきたのだろう? 鋼太郎たちのモヤモヤはなかなか晴れない…。

  • サクッと読むには良いシリーズ。緊張感のが薄い警察モノって少ないし、なかなかの盲点をついているように思う。社会風刺を忘れてないのは作者らしい。

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著者プロフィール

男女二人からなる合作作家。官能からサスペンス・警察小説・ノワールまで幅広いジャンルで活躍。著書多数。好評近著で「内閣裏官房」シリーズ、「悪漢記者」シリーズなどがある。

「2023年 『降格警視3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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