カムイの剣 The Vagabond 流浪者たちの肖像#1 (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2022年6月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (530ページ) / ISBN・EAN: 9784198947521

作品紹介・あらすじ

【人気声優、小林親弘さん絶賛】

自分にとって馴染みのある言葉が沢山出てきて
、ワクワクしながら読み進めました!
たまらないスピード感!!
是非お手に取って読んでみてください!


17世紀末、海賊王キャプテン・キッドが遺した
莫大な財宝──在り処を探る鍵はアイヌと和人
の間に生まれた孤児・次郎が握っていた。義母
殺しの汚名を着せられ、怪僧・天海の許、忍者
修行を積んだ次郎は、父の遺品カムイの剣を手
に、世界を股にかけた放浪の旅へ。刊行以来半
世紀、多くのエンタメ作品に影響を与えた伝説
の幕末冒険ロマンが令和に蘇る!

トクマの特選!
イラスト たけもとあかる

カムイの剣

解説 マライ・メントライン

みんなの感想まとめ

歴史ファンタジーの魅力が詰まった作品で、アイヌ文化や幕末の冒険が織り交ぜられたストーリーが新鮮な体験を提供します。主人公・次郎が抱える運命や、彼の成長を通じて描かれる人間ドラマに、多くの読者が共感を覚...

感想・レビュー・書評

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  • 冒険小説、そしてびビルドゥングスロマンの秀作。

    時は幕末から明治にかけて、題名からも分かるように蝦夷地を主要舞台にアメリカでも忍者同士の死闘が繰り広げられる。復讐劇、宝探し、国際謀略にラヴロマンスと、これでもかのてんこ盛り。

    歴史上名高い偉人も複数登場して楽しめます。

    宿敵天海との対決は、"おいおいホントかい"と思うところもあるが、敵としての強さが半端でない分次郎への肩入れの気持ちも強くなります。

    天海を倒してのちの展開がかなり弱いのが、本書の弱点であるように感じる。むしろ天海を倒すまでを少し端折って、その後の本書では描かれていない次郎の活躍を読みたかった。分量は2倍3倍になってもかまわないので。そこが少し残念。

  • 時は幕末。下北の寒村で、日本人とアイヌのハーフで、捨子として育てられてきた次郎は、ある日、母と姉が殺され、その犯人として濡れ衣を着せられ、終われ、忍者集団の首領天海に救われ、厳しい忍者修行を始めることになったが…というところからスタートする大冒険活劇。復讐が復讐を呼ぶ連鎖、忍者同士のバトル、アイヌと和人の関係、日本を狙う諸外国、幕府と諸藩の関係、そしてキャプテン・キッドの隠し財宝といった要素が投げ込まれ、自分のまわりと復讐の念だけの狭い世界にいた次郎を、外の世界へ、広い世界へと押し出していき、明治維新の影に次郎ありといった存在へ、と。財宝の伝説と次郎の成長譚と幕末の国際情勢がブレンドされて、スケールの大きな物語が描かれてると感じた。◆今となっては、手間ひまかけて次郎を忍者として育てて、父がつかんだ謎に気づくかだなんて賭けをするよりは、手広い自前の組織で調査したほうがよかったんじゃないですか天海とも思うが。◆安藤昌山の投げかけてきた、論語、孟子の教え。マーク・トウェインとの対話あたりが特によかったかな。◆子供のころに実家にあって読んだなあ、となつかしく手にとり。

  • 色々な視点で考えても面白かったです。
    歴史ファンタジーは大好きなカテゴリーですが、その中でも、今主流となっている日本の歴史に絡めて、アイヌの歴史文化などを垣間見ることができ、私の中では未知でありつつも興味のあったアイヌの方たちの歴史がとても新鮮でした。
    また、そこここに、私がこれまで感じていたことや信条にとても近い表現があり非常に共感できるセリフや言葉がありました。
    星5つにするか4つにするかで迷いましたが、後半、財宝を見つけて以降のお話がなんだかとても駆け足で、主人公含め登場人物の機微が感じにくかったことや、宿敵の動向がすっぽり抜けているように感じたことがあり、星4つとさせていただきました。

  • 懐かしの矢野徹。子供の頃理解出来なかったことが、こういうことだったかと感じた。キッドは唐突に思え、また話の回収が急ぎあしか。

  • 幕末 忍者 冒険 ワクワク ドキドキ ハラハラ40年ほど前に角川文庫で読んでから復刊を待ち望んでいた作品。カムイの世界観にも憧れ、青春18切符で北海道旭川まで勢いで行きました。

  • 前半の主人公に降りかかる不幸が読んでいて辛い。
    キャプテンキッドの隠した秘宝が割とあっさり見つかって拍子抜けしたが、道徳的思考を供えた若者が日本の未来を憂い・考える事が本著の主題なのかと思う。
    これが正統派のジュブナイル小説と言うものなのだろう。

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著者プロフィール

1925年、大分県杵築に生まれる。現在、北九州予備校講師。

「1996年 『こうやって解くセンター現代文』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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