さよならの夏 南アルプス山岳救助隊Kー9 (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2023年9月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784198948900

作品紹介・あらすじ

続々重版!
山岳救助隊と救助犬の活躍を描く
好評シリーズ最新刊!!

君を助けるため、僕はここに来た――。

南アルプス・北岳で発見された記憶喪失の男性。
被害者が両眼を刺し貫かれた連続殺人事件。
山岳救助隊員&救助犬が事件の謎に迫る!


北岳で救助活動の帰路、南アルプス山岳救助隊員の星野夏実と相棒の救助犬メイは、
岩場にたたずむ若い男性を発見する。意識ははっきりしていたが、名前も住所もわからず、
ザックの中の免許証から水越和志という名前が判明した。
翌日、夏実は和志を甲府市内の実家まで送る。妹の真穂は会社の同僚からの電話で、
和志が登山のため休暇を取っていたが、下山予定日を過ぎても出社してこないこと、
しかも北岳ではなく別の山に登る予定だったことを知る。なぜ彼は北岳にいたのか?
一方、甲府では連続殺人事件が起きていた。
被害者はいずれも若い女性で、両眼を鋭い凶器で刺し貫かれていた。
真穂は大学の山岳部に所属しており、友人と北岳への登山を計画していた。
すると和志も同伴するといい……。

好評山岳ミステリー最新刊!

みんなの感想まとめ

記憶喪失の青年と連続猟奇殺人事件が交錯するミステリーが展開され、緊迫感あふれるストーリーが魅力を放っています。北岳で救助活動を行う星野夏実と相棒の救助犬メイが、意識はあるものの記憶を失った若者を発見す...

感想・レビュー・書評

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  • 樋口明雄『南アルプス山岳救助隊K-9 さよならの夏』徳間文庫。

    安定の面白さ。毎回、手を変え、品を変えて楽しませてくれるシリーズなのだが、今回はシリーズのどの作品とも違う展開とまさかの結末が待ち受ける。何とシリーズ初の連続猟奇殺人事件が描かれるのだ。そればかりか記憶障害で北岳で発見された男が物語の重要な鍵を握るという全く先の読めないストーリー。

    果たして、記憶障害で北岳で発見された男と連続猟奇殺人事件がどのように結び付いていくのだろうか。


    北岳で登山者の女性を救助した星野夏実が相棒の救助犬メイと帰路に着くと夜空にオーロラのような不思議な光を目撃する。その直後、岩場に佇む若い男性を発見する。男性は怪我も無く、意識もはっきりしていたが、記憶障害があるのか自分の名前も住所も判らず、ザックの中の運転免許証から水越和志という人物であることが判明する。

    翌日、夏実は和志を甲府市の実家に送り届ける。和志の妹の真穂は、和志の会社からの電話で、和志は登山のために3日間の休暇を取得していたが、下山予定日の翌日になっても出社して来ないこと、夏実に発見された北岳ではなく赤石岳に登る予定だったことを知る。何故、和志は北岳に登っていたのか。

    そんな中、甲府市で連続猟奇殺人事件が発生する。被害者はいずれも若い女性で、両目を鋭利な凶器で刺し貫かれていた。

    大学の山岳部に所属していた真穂は友人と北岳の登山を計画しており、その打合せの帰りに殺人鬼の姿を目撃してしまう。静かに真穂の背後に忍び寄る殺人鬼の影。

    しばらく会社を休むと言って実家に留まる和志は何故か真穂たちの北岳登山に同行すると言い出す。


    結末には愕然。そういうことだったのかと納得しつつ、ほろりとしてしまう。夏実が見たオーロラのような不思議な光の正体は……

    本体価格840円
    ★★★★★

  • お久し振りに<南アルプス山岳救助隊K-9>シリーズの11冊目。

    夏実が北岳で記憶喪失の男性と発見するところから始まった話は、その男性・水越和志とその妹・真穂の日常に、甲府市内で起きた連続殺人事件の捜査が絡み、加えて折々に北岳での山岳救助隊の様子が描かれていく。
    巻頭に北岳周辺の地図は載っているが、今回もまた、甲府市内での事件が話の中心で、途中の北岳の場面は無くても話はつながるし、このシリーズ、最近はだんだん山岳救助隊の話から離れてきているのが残念。
    捜査の話自体は面白くないことはなかったが、なんだかオカルトめいた話は分かったような分からないような結末だった。

    以下、どうでもよいこと。。
    谷口は、宝石店強盗事件で北岳に入り高山病にかかったとあるので、きっと「白い標的」に出ていたのだろうが、名前を覚えていなかった。
    ニック・ハロウェイが何者だったのかを知りたい。
    夏実と深町のメロドラマみたいな場面が、なんか、なあ。

  • 南アルプス山岳救助隊シリーズ第12作。両眼を鋭い凶器で刺し貫かれるという猟奇的連続殺人事件発生。ラストで唐突に犯人が判明する。犯行動悸の描写が不十分。当初犯人と思われた男は幽霊だったのか。ホラー落ちでした。

  • 南アルプス山岳救助隊K-9シリーズ。
    北岳で星野夏実は、記憶を喪失している青年を救助する。赤石岳に登っていたはずだと証言する彼を、甲府の実家へ届ける。
    その頃、甲府では猟奇的な連続女性殺人事件が発生。
    犯人は誰なのか?記憶喪失の彼と、殺人事件は関係あるのか?
    彼に疑惑が深まる中、彼の妹と彼女の友達たちが北岳山行を計画する。彼女の危険を予感する彼が強引に同行し、そして・・・
    殺人事件の犯人は?というミステリーに、山での超常現象を絡ませているが、多少消化不良の感がなきにしもあらずというところ。
    確かに、山で不可思議な現象や怪異譚がみられることがあるだろうが、少なくとも小説上では殺人事件のリアルさとは相容れないのではないかと思うが。
    しかし、このシリーズはもともと、星野夏実が持つ超能力(人に色が見える)がベースになっているのだから、今回のケースも許されるか。
    1年に1冊のペースで刊行されるこのシリーズ、次回作の刊行も待たれる。

  • 大好きな南アルプス山岳救助隊シリーズが、やっと回ってきました
    今作では、山岳救助隊も出てきますが、どちらかというと連続殺人事件のパートが多く、甲府署や山梨県警の警察官が活躍(かな?)します。

    以前にも出てきた人たちなのに、読んでから時間が経って、あまり覚えていない…残念。
    もっと山岳救助隊、そして救助犬メイが沢山活躍してほしい~。

    シリーズものは段々とマンネリ化しがちなので、今作のように、捻ってきますね。
    お気に入りシリーズは、それもまた楽しめます。

  • うーん、正直訳分からん。
    大好きな天空の犬シリーズ、今回も楽しみにしていた。

    冒頭少し気になるエピソードが挟まれてはいたが、いつもの夏実とボーダーコリーのメイ。
    2人の話題を中心とする山岳警備隊の活躍を、いつものように楽しんでいた。
    それが、驚きのラストにつながるとは....
    武装酒場の樋口明雄氏の作品ではある。
    だが、天空の犬にぶっ飛びの結末が用意されているとは....
    面白いと言えば面白いが、ファンとして好きか嫌いかと言えば、評価は分かれるかもしれない。
    でも、安定して楽しませてくれる作家さんではある。

  • ついにホラー警察小説になってしまった(/・ω・)/

  • 全体的にハートウォーミングなシリーズだけど、ドンパチだったりカーチェイスだったり、ハードアクションな話のときもある。
    毎回 2/3 まで進んだころに、この残りで収まるのかー?と思いながら読む。
    今回は猟奇連続殺人!
    の割には、犯人が薄かった。
    過去の事件で関わった人物が出てくるが、新キャラ(これも謎)も登場。
    最後は山の怪異でまとまる→一応ハートウォーミング

  • 記録

  • R5/12/18

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著者プロフィール

1960年山口県生まれ。明治学院大学卒業。雑誌記者を経て、87年に小説家デビュー。2008年『約束の地』で、第27回日本冒険小説協会大賞、第12回大藪春彦賞をダブル受賞。2013年刊行には『ミッドナイト・ラン!』で第2回エキナカ大賞を受賞。山岳救助犬の活躍を描く「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズの他、『狼は瞑らない』『光の山脈』『酔いどれ犬』『還らざる聖地』、エッセイ『北岳山小屋物語』『田舎暮らし毒本』などの著作がある。有害鳥獣対策犬ハンドラー資格取得。山梨県自然監視員。

「2022年 『南アルプス山岳救助隊K-9 それぞれの山』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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