蒼煌 (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2025年3月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784198950149

作品紹介・あらすじ

「日本芸術院会員」――美術界で功成り名を遂げるには是が非でも手に入れなければならない肩書きなのだ。その地位と権力を渇望する日本画家・室生晃人は、斯界を裏も表も知り尽くした京都老舗画廊の会長を選挙参謀に迎え、対するライバル稲山健児を蹴落とすべく猛烈な票取り運動を繰り広げる。商品券、現ナマ、高価な茶道具……億単位の金が動く会員選考の選挙を制するのは誰なのか!? 金と欲にまみれた美術界の闇を描いた直木賞作家の圧巻意欲作!

感想・レビュー・書評

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  • 今年の読み納め作品。
    日本芸術院会員選挙をめぐる話だけど、単純に選挙だけの内容ではなく、そこから政治家との絡みが出て来ることによってより奥深さが増している。
    完全に金に塗れた世界でかなりえげつないんだけど、語り口が軽妙なのであまり心がどんよりする感じはしなかった。

    日本画壇の構造を知る機会なんて全くなかったけど会員にならないとほぼ文化功労賞や文化勲章を受賞できないし、作品が優秀なだけで手に入れることはできず、手練手管を弄する妖怪しか登り詰められないのではと感じた。

    今度美術館に行った時に自分がどういう視点で見るのかが楽しみ。

  • 今までと違う切口でなかなか難解でした

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著者プロフィール

黒川博行
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学彫刻科卒業後、会社員、府立高校の美術教師として勤務するが、83年「二度のお別れ」でサントリミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同作でデビュー。86年「キャッツアイころがった」でサントリーミステリー大賞を受賞、96年『カウント・プラン』で推理作家協会賞を、2014年『破門』で直木賞、20年ミステリー文学大賞を受賞した。

「2022年 『連鎖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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