顔のない男 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 201
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199002731

感想・レビュー・書評

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  • これ音から入ったというか、声が三木さん×じゅんじゅんってことで(笑)
    一応音を聞く前には読んだんだけど、いや~脳内でしゃべるしゃべるあの声で!
    大変楽しかった!

    あと内容もBL的な面白さももちろんだけど、ストーリー的にも面白かったなあ
    ラストにどうもっていくんだろうと…。

    ドラマCDは裸で食べさせあいっこするところがカットされててとってもとっても残念でしたー!と、小説貸してくれたこでまりさんが申しておりました(笑)

  • よかっっ…た…。どんな役にもなれる天才×売れない新人俳優。そんなふたりが役作りのために同居する話。役になりきって接するために攻めである飛滝の感情が見えづらいのがいい。
    それってほんと?それとも演技?ってはらはらしながら読んじゃった。受けである音彦は衒いがなくてわかりやすく、共感しやすい人間で好感が持てる。それに彼が飛滝を好きになるのも納得。あんなに甘々にされたらね…そりゃあね…。

    飛滝のほうはいつ音彦を好きになったのか?って明確にココ!って描写はないんだけど、やっぱり徐々に落ちていったんじゃないかなって考えてます。
    思ったことが素直に顔に出て演技があんまりうまくなくて意外と甘え上手な音彦に、なんでもできそうだけどこれまた意外と恋愛下手な飛滝が知らぬ間に落ちちゃったのかなって考えるとにっこりする。
    それにしても演技中とはいえ近親相姦してるの、近親BLが好きな自分にとってはサイコーってしか言いようがなかった。なんとなく演技中のふたりの性格って、ナイトヘッドの直人と直也を彷彿とさせる。実際の音彦は感情表現豊かでおしゃべりだし、飛滝はもっとぼんやりとした不思議ちゃんみたいな男なんだけどね。そういうギャップもよかった。

  •  まだまだ売れない俳優であった篁音彦の元に、大手映画会社から出演依頼が舞い込んだ。
     半ば、現実感のないまま、指定された場所に赴くとそこには有名な映画監督である桐生がいて、何の説明もなくラーメン屋に連れて行かれる。
     そこで働いていたのは、かの有名な俳優である「飛滝惣三郎」だった。
     飛滝は、一年前に桐生の作品に出てから姿を消し、それ以降どこにも姿を見せてなかった。
     そんな飛滝がラーメン屋になりきっている姿を見せた桐生は、突然、今日から飛滝と共に「兄弟」として生活するように言い渡される。
     当然、俳優とはいえ、ほとんど仕事のない音彦には選択権はない。
     桐生に用意された一室で、飛滝と二人っきりの行き過ぎた「兄弟」としての生活が始まってしまう。
     当初は、24時間演技するなんてとんでもない、と思っていた音彦だったけれど、徐々に飛滝の演技に引きずられていってしまう。
     しかし、ある日、演技としての一線を越えてしまった飛滝が音彦を抱いたことで、二人のバランスが崩れてしまう……

     という話でした。
     飛滝は、役になりきることでしか、自分を表現することのできない男で、音彦はまだまだ駆け出しの俳優。
     そんな飛滝に、「兄」として真綿でくるまれるように優しくされることで、徐々に音彦は飛滝に引かれていく。
     そしてまた、飛滝も音彦との偽者の日常の中で、演技にほころびを生じさせていく……という感じ物語は進んでいきます。
     音彦は、当然、「兄」を演じる飛滝ではなく、本当の飛滝を得たいと望むようになるけれど、そこは音彦も演技者の端くれ。いきなり告白して、映画のすべてを台無しにしてしまうことでなく、飛滝がすべてを演じきってからの素顔の飛滝を手に入れることを選ぶ……。
     けれど、飛滝の演技者としての魅力に執着する桐生は、映画の撮影を通じて、飛滝を壊そうとしているようにしか思えなくて、音彦はすべてを演じきった後の飛滝を、無事に「飛滝」へと戻すことができるのか……という話でした。

     なんとなく、読んでいて「演じる」ということに対する業の深さを感じさせられる作品でした。
     もちろん、私は演じる人でも何でもないので、本当にこんなことがありえるのかどうかなんてわからないんですけど、自分とそうじゃないものの境界線って実はとっても曖昧なんだろうな……って思ってしまいました。
     全体的に閉塞感があって、役柄上とはいえ、「近親相姦」的な禁忌の匂いも漂っていてとても淫靡な作品だな……と思いました。
     静かでねっとりとした作品が好きな人にはオススメできると思います。

  • ★3.0。シリーズ1。ふわふわと謎めいた話で、結末が気になって面白く読めました。しかし話の八割が演技中の攻、あまりにも掴み所なさすぎて、萌えは不完全燃焼かな。あの役者状態でいつ・なぜ受に惚れたのか、どこからどこまで素か、それは本心だと信じて良いのか、不安感が拭えぬまま終わってしまった。もっと素の状態での二人の絡みを見たかったけど、続刊で見れるのかな。風呂場でシャンプーしながらぶっかける攻には萌えつつ笑った(笑)

  • 再読。大好きなシリーズ。続きでないかな。ずっと待ってます。

  • 飛滝さんはBL界の北島マヤ!
    『スキップ・ビート』(仲村佳樹著)でもそうだけれど、役者ものは演技と素のあいだでキャラクターのジタバタするのが楽しい。

    お祭りからお風呂のくだりが大変萌え。裸で食べさせあいっこは萌えというよりなんだか笑ってしまった……!

    試写会での衆人前キッスは少女漫画ちっくでとってもよかった。

  • 顔のない男シリーズ第1弾

     2人の出会いを綴ったプロローグ的な1冊ですかね
    いまひとつぱっとしない若手俳優の主人公と、大物俳優。
    2人の出会いから、どうして恋人になったのかまでが書かれています。俳優さんの話なので、もちろん演技をしている訳ですが・・・大物俳優側の特殊事情で24時間演技をしなければならない主人公。
     時間が経つにつれ演技をしている感覚が薄れ、役が自分になって行くところも読み処でしょうね。
    とにかく本当にこんな生き方してたら大変そうな大物俳優と若手俳優の静かな心の交流が穏やかで好きです。

  • 前半は展開が読めなくてワクワクしながら読んでたけど、飛滝さんの気持ちが分かりにくかったせいか…後半からラストまで、音彦が開き直るたびに何度もバッドエンドを勘ぐってしまって、なんだかハラハラしながら読んでしまった。
    音彦くんの謎の自信と勢いはなんだか見ていて心配になってしまう。最後に飛滝さん視点の短い話とか見てみたかった。
    二人の今後が想像できないけど、どうなるんだろうなあ。

  • じんわり残る感じだった。独特の空気が好きです。演技なのか本音なのか分からない、展開もミステリアスで不気味なまでの掴めないもどかしさが、エロくて切ない。それなりに話しは終わっているけど、もっとのめり込んで読みたくなる感じ。タイトルぴったり。

  • 多分しいら作品中では一番すき。たまにはこういうの書けばいいのに、と思う。
    歪な関係にゾクゾクした。

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