カラッポの卵

  • 徳間書店 (2003年7月1日発売)
3.09
  • (2)
  • (6)
  • (21)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 57
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784199002748

みんなの感想まとめ

人間関係や自己表現の葛藤を描いた作品で、登場人物たちの成長や変化が魅力的に表現されています。主人公の弓川は、一流百貨店で働くフロアチーフとして充実した日々を送っているが、高校時代の憧れの同級生、石動が...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ★3.0。なんと潔い男前受か!カッチョイイ!奇しくも剛さんの『顔のない男』の後に読んだこの本。相手の望む自分を演じ、自分からは望まないカラッポのこの攻も『顔のない男』のようだった。攻の本心が最後まで見え難かったけど、意思を持った攻が意外と甘えたがりで独占欲が強いというオチに萌え。すっかり化けた攻との甘々後日談をもっと見たかった。モノローグを減らしてもっと二人の場面があれば、小気味よい会話がもっと拝めたのになあ。

  •  静かで、優しい話だったと思います。

     高校時代憧れていた人が、同僚として異動してきた……
     でも、その同僚は当時が別人のようにサボり魔になってしまっていて。
     理由を尋ねると、「俺には俺の役目があるから」と。

     どうやら、石動にはそうせざるを得ない理由があるようで……

     というような話。



    <ここから先、ややネタバレ含みます>

     石動がサボっていたのは「他人に望まれる通りに動く」という、彼の信念……じゃないや、考えがあったから、で。
     そういう風に考えるのは、彼なりに理由があったから、なんですが(この辺りは省略)。

     当初は、そう考えて動いてるんだ、と弓川は気付かなくて。
     一度は付き合い始めるんですが、彼の行動原理がそれだと気づいて、自分が望むから付き合ってくれてるんだ、と思って、別れちゃうんですよね。

     なんていうか、そのくだりがとても胸が痛くて、よかったと思いました。
     そこで「しょうがないや」って思っちゃうのは簡単だし、傍にいてあげればいいかって思うのも簡単だけど、そうしなかった弓川がすごい、と思いました。

     そこで自分が傍にいて! って思ってしまうのは簡単だけど、そうしなかった弓川の決断が好きだったなー……って。

     まぁ、それで現実が、全部うまくいくとは、思ってないんですけど……
     物語としては、とてもよかったです。個人的には好きです。

     この胸の中にある気持ちを、うまく言葉にできませんが……。

  • 弓川(受)が男らしくて素敵です。切なくて甘いお話

  • 一流百貨店に勤める弓川は、紳士用品売り場のフロアチーフ。仕事に燃える毎日だけどある日、高校時代憧れていた石動が、同僚として異動してきた!?凛々しくストイックな物腰で剣道の好敵手だったアイツ。ところが今や、接客も満足にしない超サボり魔になっていた!!「俺には俺の役目があるんだ」そう言って笑う石動。変貌の理由が気になって、石動の世話を焼く弓川だけど……!?

  • 一流百貨店に勤める弓川は、紳士用品売り場のフロアチーフ。仕事に燃える毎日だけどある日、高校時代憧れていた石動が、同僚として異動してきた!?凛々しくストイックな物腰で剣道の好敵手だったアイツ。ところが今や、接客も満足にしない超サボり魔になっていた!!「俺には俺の役目があるんだ」そう言って笑う石動。変貌の理由が気になって、石動の世話を焼く弓川だけど……!?

全5件中 1 - 5件を表示

火崎勇の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×