身勝手な狩人 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199003004

感想・レビュー・書評

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  • なんとも予想通りの話の展開。
    あまりにベタすぎてむしろ素晴らしいと思ったw

  • 商社新入社員 X 先輩社員 同級生&再会 すれ違い

    一流商社に勤める高瀬智嗣(たかせさとし)の秘密――それは高校時代に、好奇心から親友とセックスしていたこと。ところが、六年間音信不通だったその親友・岩崎開(いわさきかい)が新入社員として配属されてきた!! その上、以前よりずっと大人びた開に「またセックスしよう」と誘われてしまう。なぜ開は僕を抱くんだろう――。開の意図がつかめないまま、繰り返し求められ、快楽に溺れてゆく智嗣だったが…!?


    高校生の時関係があった2人が再会。
    智嗣は思い出したくない思い出、だけど再会しちゃったらやっぱり好きで。
    カイのほうは何事もマイペースだけど、社会人になって表裏を使い分けれるようになってて。
    どっちも勘違いと言うか思い込みって言うか。。。
    ケビンが登場しなかったら、この2人はどうなってたんだろう~

  • ★4.0。実は受も攻にとって身勝手な狩人だった、というお話(笑)お互いに恋心を隠して体だけの関係と割り切ったフリをしながらも、照れたり嫉妬したり攻の好意は意外とわかり易く、むしろ受の方がぼんやりと攻を振り回している感じが愉快でした。一番萌えたのは高校時代のアレコレの回想!当時受がモテなかったのは実は攻が睨みをきかせてたからという種明かしも良かったです。ただ攻がわざわざ商社に入ったのはてっきり受を追って来たんだと思ってたけど、結局なぜ商社かという言及はなかったなあ…。

  •  一流の商社に勤める高瀬智嗣の秘密――それは高校時代に、好奇心から親友と身体をつなげたことがあることだった。
     それから六年――。
     当時の彼のことも思い出さなくなってきた頃、その親友――岩崎開が、新入社員として智嗣の勤める会社に配属されてきたのだった。
     六年間も音信不通であったのにも関わらず、開は何食わぬ顔で智嗣を自宅へと誘い、そのまま「セックスしよう」と言ってくる。
     そんな開に智嗣は戸惑いを覚えるけれど、口づけられたことでそのまま流されてしまう。
     そして再び身体をつなげる日々が始まった。
     智嗣は「なぜ開は僕を抱くんだろう?」そんな疑問を抱きながらも、それを開にぶつけることもせず、求められるがままに、快楽に溺れていく。

     ところが、そんな智嗣の前に取引先のVIPが現れたことで二人の関係に変化が訪れる。

     彼は智嗣に対して「好きだ」と言うけれど、そんなことよりも智嗣にとって「お見合いをした」という開がどうして自分を抱くのか……ということの方が気になって――

     という話でした。
     軽いノリで「さわりっこ」を初めてしまった二人が、月日をかけて再会して、やっぱりちゃんとした言葉のないままに再び関係を始めてしまったから。
     どっちも相手の考えていることがよくわからなくて、疑心暗鬼になって。
     でも身体だけは繋がっているから、なんとも言えないまま二人の関係が続いていて。
     けど、どっちもそろそろ限界で。
    「どうして自分を抱くのか」
    「どうして自分に抱かれるのか」
     聞きたくても聞けないそんなもどかしい関係の話でした。

     聞きたくても聞けないもどかしさはとってもよくわかって、ちょっと切ない気持ちになりました。
     それにしても、迫ってくるVIPにちっとも気持ちが向かなかった智嗣は逆にすごいなー……とちょっとだけ思いました。

     腐れ縁のリーマンBLお好きな方はぜひどうぞ。

  • 高校時代に身体の関係のあった開とは、開が女の子に告白されて応えたのを盗みみてから付き合いを辞めた。その開が高瀬の商社に院卒で1年遅れで入社。また身体の関係を再開してしまう。開のことが好きな高瀬はだがしかし、開が自分をどういう気持ちで抱くのか分からず、自分の気持ちを伝えることで関係が悪くなることを考えるとそれも出来ず…。アメリカから取引先の重役(ゲイ)が来てそのアテンドをするうちに…。

    高瀬のもんもんとするところがいい。
    二人は言葉が少なすぎる。

    CDもあって、開@高橋広樹×高瀬@神谷弘史 どちらも美声で聴かせます。BGMもなかなかいいです。アメリカ人に一条和也。あて馬にはもったいない美声。

  • この方のお話は安心して楽しめますね♪イラスト綺麗!

  • 二人が幸せになるためだけに登場したケビンさんがなんだか気の毒です。

  • ダンボールの中@未読

  • 同僚同士(そしてかつての同級生)リーマンモノ。
    来るものは拒まず、去るものは追わずな攻めに対して割り切れない思いを抱き続ける受け。意外と純粋な二人に胸キュンです。

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著者プロフィール

12月20日生まれ、射手座、B型。2002年、『罪なくちづけ』でデビュー。BLや女性向け小説など幅広く執筆し、「たくらみ」シリーズ、『忘れない男』に始まる「警視庁特殊能力係」シリーズなど、人気シリーズを多数持つ。

「2023年 『先輩と僕 総務部社内公安課 FILE 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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