臆病者が夢をみる (キャラ文庫)

  • 徳間書店 (2006年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784199003899

感想・レビュー・書評

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  •  ある日、官能マンガ家の昂の元に、大手出版社から月刊の少年誌にマンガを描かないか? という執筆依頼がやってくる。当初、あまり乗り気ではなく、少し渋った昂だったが、アシスタントに背中を押されて、一度メールをくれた編集者と会うことになる。
     その昂の担当になった編集者は、学術書から異動してきた一つ年下のエリート編集者・真行寺。真行寺は新作のネタ打ち合わせにはとても熱心だけど、セックスの描写の話になると、なぜか話題をそらしてばかりいた。
     それを不審に思っていた昂だったが、ある夜、「あなたは経験豊富なんでしょうね」と真行寺に不意打ちでキスされてしまう。
     戸惑う昂に真行寺は「つき合ってくれ」と告白してくる。
     仕事相手とそんな関係になることに躊躇いを覚えた昂はその話を保留にしてしまうが、そんな時、昂の初体験の相手・上総と再会する。
     再会した上総は、「この再会は運命かもしれない」と言い、「もう一度付き合わないか?」と昂に伝えてくる。
     昂は、上総に懐かしさを覚えて流されそうになるものの、イマイチ一歩踏み込めなくて……

     結局、どちらともから告白された昂は、悩んだ挙句に真行寺と付き合うことにするんです。
     上総の執着は、昂には過去を懐かしむだけのようにしか、思えなくて。
     まぁ、妥当な選択だとは思います。上総の気持ちはやっぱり、昂の立場だったら、昂のようにしか感じられないと思うし。
     ただ、どちらかというと、話の比重的に、上総との関係に重点が行き過ぎてたような気はしてならない。意外と、真行寺の存在がかすんでたように思います。
     まぁ、基本的に、この話のメインが、二人の男から告白された優柔不断な男の苦悩って感じのテーマだと思うし、いかに過去に蹴りをつけて、新しい恋に向き合うかっていうのが重要になってくると思うので。
     過去をふっ切るために、過去の話の方が比重が大きくなりがちなのかなぁ……と思います。
     もっとも、過去の男もまだ、完全にあきらめたわけじゃないようだし、今の男になった男も、なかなかに独裁的っぽい尻尾がひらひらと見えてるので、やっぱり昂は苦労しそうだな……と、思います。

  • あれ?タイトルが(仮)のままだ!発売されたタイトルは『臆病者が夢をみる』(明森びびか)でした!「丹精な美貌のエリート編集者・真行寺に、ひと目で惹かれた昴。けれど仕事相手と恋愛をする勇気が無くて・・・!?」編集Xマンガ家。というと某リコちゃんのシリーズを思い出す。世話好きな攻め様がイイ!

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