年下の彼氏 (キャラ文庫 ひ 2-7)

著者 :
  • 徳間書店
3.72
  • (32)
  • (35)
  • (47)
  • (10)
  • (0)
本棚登録 : 250
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199004827

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 攻がまぶしすぎてもう…

  • 室長が素敵なおじさまでした(˘ω˘)

  • カバー絵の印象がぴったりです。
    柔らかい雰囲気で進む年下攻の話。

    実った恋の中の不安。

  • 落ち着いた受けは可愛いし、攻めも年下らしくてとてもよかったです。お互い想い合ってるふんわりとした感じがよかったです。

  • 【再読】先生の新刊発売記念に再読。すごく久しぶりに読んだけど、すごく面白かった。受けも攻めもキャラが立ってて、攻めが学生だけど、するりと設定が受け入れられるというか…確かに攻めは学生にしてはしっかりしすぎかも知らんけど… 新刊は挿絵が穂波先生だったけど、まさかの辻さん救済か何かかな?!全然調べてない!(笑)辻さんやや強引だけどいい男なのにあまりにいいとこなかったから、辻ストーリーも読んでみたいわい。

  •  塾講師の石田楓は、幼い頃に両親を亡くし、育ててくれた祖父母は他界し、唯一の肉親である妹は外国へ嫁いでしまっていて、広い自宅に一人暮らしをしていた。
     そんな楓が唯一楽しみにしているものは、七つ年下の大学生、同じ塾にバイトで入っていて、今はカナダに留学している鴻島涼平からのメール。
     カナダから送られてくる写真付きのメールは、楓の心を和ませてくれていた。

     そんな涼平が留学してから一年。
     予告もなく、涼平が帰って来た。
     急に自宅を訪ねてきた涼平に、楓は戸惑いながらも嬉しく思っていた。
     けれど、決して自分の気持ちを知られまいと考えている楓は、涼平に自分の気持ちを打ち明けずにいた。

     そんな時、楓の元彼が楓の元を尋ねてきた。
     そのことをきっかけに楓は涼平に「俺の彼氏になってください」と告白される。
     楓は、告白されたことに喜びを感じるけれど、幼い頃に両親を失った経験を持つ楓は、「始まったものには、いつか必ず終わりがくる」とかたくなに信じていて、恋人同士になった喜びよりも終わりの予感に怯えていて――

     という話でした。
     万事において控えめな楓は、自分よりも他人の幸福を望んで生きてきた。
     そして、一番の生きがいだった妹の結婚を期に、このままゆっくり閉じた世界で終わっていくのだと考えていた。
     そんな楓が唯一自分から「ほしい」と「好きだ」と望んだ相手が涼平だった。
     けれど、自分から望んでしまったが故に、不安ばかりが募る――という感じで。
     ある意味、閉じた世界にいた楓が、開いた世界へ一歩踏み出す話でした。
     愛することしか知らなかった楓が「愛されること」を知る話。

     切なくて、胸がぎゅっとしますが、出てくる人みんながとっても優しいので、読み終わった後、とてもあったかい気持ちになれました。
     優しい話です。

     ただ、思ったよりも一冊が長いので注意してください。

  • ★5.0。BLというより恋愛小説を読んでいる感覚になる、しっとりしたお話でした。本来は恋人になるまでの過程をじっくり読みたいタイプなんですが、このお話は二人の愛が深まって行く過程が初々しくてキュンキュン。ベッドシーンも即Hではなく、本当にゆっくりと時間をかけて思いやりながら段階を踏んで、やっと一つになって…。ヘタレじゃなくて芯の強い包容力タイプの年下わんこ攻も大好きです。受の卑屈さにちょっと挫折しかけたけど、攻の真っ直ぐさと強さでしっかりフォローされていて安心出来ました。辻先輩も良かったなあ。

  • れんあいだけじゃなくていろんなあいのおはなし、と思いました。

  • なんかもう、バレバレですが、最近年下攻めが好きです。そんな中でもなぜだかこれは定期的に読みなおしてしまう。主人公の塾講師があまりにかわいそうな身の上なのと、攻めの大学生があまりに天真爛漫で自由で、強くて、一途で、そういうところがすごくほっとする1冊。思わず、主人公さん、幸せになって!って応援しちゃう話です。

  • ゆっくりってそっちか!ゆっくり愛を育むか!と読み終わってから気づきましたw 主人公がたまのイン/アウトラインをウロウロしてて、危なかったですw 主人公の妹の菜桜が怒るのはもっともだと思う。
    全体的にストーリーの流れも丁寧でゆっくり。はっとさせられる部分もあったりして面白かったです。なんか時々言葉が堅かったり、古さを感じるところがあったりしてなんとなくひっかかる部分があったりしましたけど、面白かった。
    楓は27にしては老けすぎだなとw まあそれは過去の経験があって、自分で決めた枠を抜け出せなかったからだというのはわかるんですけど。という意味で、鴻島みたいな人に会えてよかったね!と思います。鴻島はなんかちょっとむずがゆくなりつつも一生懸命でかわいいなーと。辻先輩は最初から最後まで当て馬キャラである意味かわいそうでしたけどねw

全28件中 1 - 10件を表示

菱沢九月の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×