間の楔 1 (キャラ文庫 よ 1-4)

著者 :
  • 徳間書店
4.06
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本棚登録 : 279
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199005176

感想・レビュー・書評

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  • 1-6巻。キャラ文庫のイラストが美麗。

  • 独特な文体、
    二重螺旋の時もそうだったが慣れるまで少々時間がかかるが、慣れたらその先生特有の癖がすごく味が出てむしろ好きな方です
    1巻はまだプロローグ的な部分でしょうか。間の楔は完全なる初見で、世界観も背景など何の前知識もなかったから、理解するまでやや時間がかかりました。架空の都市かと思えば、宇宙レベルでかなり驚いた。
    都市名や人物名はカタカナ、しかも想像以上に登場人物が多くて覚えるのも時間がかかりました。
    みんな面白いというけどまさかのノットフォーミーかなと思ったが、
    100ページ目あたりから色々自分の中で掴めてきて一気に面白くなったし、なかなか読み進まないペースも一気に進んだ!
    これからの展開が楽しみです

  • ▼あらすじ
    歓楽都市ミダスの郊外、特別自治区ケレス──通称スラムで不良グループの頭を仕切るリキは、夜の街でカモを物色中、手痛いミスで捕まってしまう。捕らえたのは、中央都市タナグラを統べる究極のエリート人工体・金髪のイアソンだった!! 
    特権階級の頂点に立つブロンディーと、スラムの雑種──本来決して交わらないはずの二人の邂逅が、執着に歪んだ愛と宿業の輪廻を紡ぎはじめる…!!

    ***

    レビューは最終巻にまとめて記載↓
    https://booklog.jp/users/bara10g/archives/1/4199005560#comment

  • この巻のプロローグ部分(試し読み)とOVAプロモーションを見て一度逃げた受けをじっくりたっぷりいたぶりながら捕まえる攻めの話かと思ったら全く違ったという。

    この巻は言わばプロローグを抜けばほとんどが主人公リキ(受け)の立場、生い立ち、考え方、生き方の説明回。えろすなんか欠片も期待してはいけない巻。
    会話を挟んで(挟まなくても)ころころ地の文で視点が変わる(寸前にリキの行動が書いてあるのに次の瞬間別のキャラ感情が描かれるなど)神の視点の文は確かに読みづらいと思うし、好みではなかった。

    ついでに視点も変われば時間も変わる。リキの記憶がふと浮かび上がるように、イアソンとの出会いだったり、3年前のペットになる経緯だったり、逃がれた今になったり。とにかく今、どの時間だ?と頭がごっちゃになる。

    あと、お綺麗な言葉よりも下品で粗雑な言葉も多く、生ぬるいBLに慣れきっていると少し引いてしまうくらい過激な言葉も多々ある。

    それでも二巻も絶対に読みたいと思わせる終わり方、これがとてつもなく上手い。

    そして、この一巻をベース(布石)にして巻が進んでいく形となったことを最終巻まで読んで気付かされる。

    オリジナル単語ばかりで難しいし、エロスもない、決して読みやすいものではないが以降の物語とエロスに関して絶対に外せない話なので、合うか合わないかはとりあえず1巻・2巻を読んで決めてほしい。

  • なかなかに。読みづらいです。独特の文体が。
    六巻全部読めるかな?と不安にかられたものの。
    とはいえ。1巻を読み終えたら慣れてきたし、世界観やリキの過去や人間関係が見えてきて、続きが気になってきました!

  • 絶対的帝王(エリート)の悪食によるバッドエンド。受けの男前ぶり(半端ない個性)が光ってる

  • 近未来BLだお。男同士のあれこれがこの世界では当然のようになってるから心の葛藤自体は同性ってものについてはないんだけど生まれついての身分だとか環境だとかが葛藤になってるおね。名作だお。

  • SFで愛憎なBL。

  • 面白いっ!本当にこれは単なるBLでなく壮大な近未来ライトノベルですね!男同士パートナーになるのが当たり前の世界なんて…未来の話しだから妙に納得出来たりして。とにかく主人公二人が魅力的です!出会いからしてゾクゾクします。まだ始まったばかりなので、これからが楽しみです^_^

  • 全巻読了

    BLというよりもSF
    設定と、過去(回想)と
    現在が交錯しながら物語が進む

    本の内容の3分の1は、世界観や設定をダーッて書いてる感じなのに、正直長いのに、それでも面白く読める
    すばらしい
    設定自体が魅力的だからだと思う

    文章も往年のライトノベル!って感じで読みやすかった

    主人公の少年から青年への成長ぶりや、周りの人間の感情の動きや考えなど「人間」「感情」についてよく描かれていると思った

    ラストは涙なしには読めない!

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著者プロフィール

福岡県出身・在住。
「小説June」にてデビュー。
代表作に「間の楔」シリーズなど。
ドラマCDのシナリオも数多く手がける。

「2022年 『純銀のマテリアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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