間の楔2 (キャラ文庫 よ 1-5)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 186
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199005237

感想・レビュー・書評

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  • ▼あらすじ
    服を着ることも許されず、自由と尊厳を奪われて、毎日主人に抱かれる屈辱──。
    絶対権力者イアソンのペットとして、淫らに調教された三年間。リキは、突然古巣のスラムに戻されても、快楽に喘いだ苦い記憶を忘れられない。そんな鬱屈を抱えるリキは、ある日かつての同棲相手のガイが、イアソンに拉致されたと知って!? 
    ペットリングは外れても、見えない執着の鎖がリキを縛る──。

    ***

    レビューは最終巻にまとめて記載↓
    https://booklog.jp/users/bara10g/archives/1/4199005560#comment

  • 1巻のごちゃごちゃしていた時間の中で掬い上げるように1巻の最後から始まり出したイアソンとの邂逅。その続き。

    1巻の最後がイアソンとの邂逅編ならば、2巻はリキの3年前のペット時代→逃れスラムに帰るもそれが偽りの息抜きだとその身に知らされるまでの話。

    1巻とは打って変わってエロスたっぷり。
    なのに厭きもせず、くどいとも思わず読み進めたいと思うのはその語彙の豊富さと目にありありと浮かび上がるような表現力、そして情感・情景の緻密さ。

    決して聞いたことのない言葉とか難しい言葉ではないのに、こんなにも上手く言葉を組み合わせ、的確に、無理なく情景を伝えてくる作者様が居たのだと知り、息を飲んだ。

    1巻では引くくらいの下品で粗暴な言葉達が今度はリキの嘘偽りない感情をこれ以上ないくらい正確に示しており、どんどん引き込まれていく。
    スラムへと逃げ帰ったとき1巻というベースがどれほど重要であったか気付かされる。

    イアソンの執着心がようやく垣間見えてきて、これがどこまで進むのか、どんな終わりを見せるのか、執着攻めを好むのならば見届けなければならない使命感を帯びてくる。

    あと個人的には大好きなシチュエーション(逃げた受けを捕まえるところからが執着攻めの本番)を2巻でようやく拝むことが出来たので大満足。

    とにもかくにもBL小説を読む人はその圧倒的な語彙力を読んで実感していただきたい。
    言葉でこんなにも生々しいエロスと感情、情景を描けるのかと目を見開いてしまうから。

  • 凄く引き込まれます。これが1986年に連載されていた作品なんて信じられません!今でも斬新さと驚きに満ちています。二人がついに再会しました!早く続き読みたい〜^_^

  • イアソン様に飼われたい。

  • イアソンのリキへの執着に萌えました

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著者プロフィール

福岡県出身・在住。
「小説June」にてデビュー。
代表作に「間の楔」シリーズなど。
ドラマCDのシナリオも数多く手がける。

「2022年 『純銀のマテリアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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