愛を乞う (キャラ文庫 や 1-7)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 237
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199005473

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  • 【あらすじより】
    「これから6年間、息子の性欲処理の相手をしなさい」。両親の借金の形に、13歳で大富豪・綿貫家に売られた氷野春也。同い年の一輝は、人に命令し慣れた態度で春也を物扱い。口と手で一方的に行為を強要してくる。ところが、全寮制の高校で同室になって以来、なぜか春也にキスや愛撫をするように…。一輝の態度が変わったのは一体なぜ?理由がわからないまま、契約終了を告げる卒業の日が迫り―。




    【感想】
    一輝が父親に似なくてよかった・・。

  • 話の設定は重いのに、なにか惹かれるストーリーでした。中学生~社会人までの二人の積み重ねていくところがよかった。最後の母親とのやりとりが後味を悪くしているので、ラストにもう一度幸せエピソードがほしかったというのが欲張りな感想かなと思う。

  • 13歳から大人になるまでの話でなかなかよかった~。ちょっと挿絵がイマイチだったんだけど・・・
    金持ちの息子の性欲処理の相手として買われた春也。
    最初は恐いばかりだった一輝に身の危険を救われ、一緒の全寮制の高校に通い、だんだん二人の関係に変化が・・・
    ジワジワと変わる気持ちと純愛っぷりがいいですね!
    とにかく父親がサイアクなんだけど、それをコドモの二人がどうにかして乗り越えて、大人になって精神的にも乗り越えていくというのが良い。二人だから。ってところがまたいいのかな!

  • 借金のカタに変態(失礼/笑)金持ちに売られてしまった少年と、その家の一人息子の物語です。

    息子が遺産目当ての女に誘惑されないように、分別がつく高校卒業までの処理を手伝え…
    そういって引き合わされた2人の13歳から25歳までの物語なんですが、

    もう、18歳の後半辺りからずっと号泣(ノд<。)゜。

    前半は不器用ながらに距離を縮める2人の姿にきゅんきゅんなのですが、お互いにこの関係は高校卒業までという事に囚われ、すれ違っていく18歳以降はすごく切ない…

    ここまで感情を揺さ振られる物語はなかなか無いと思います。切ない系がお好きな方にはかなりオススメ!


    脇役がまた良い味出してます。綿貫は本当変態だし(笑)吉島さんは良い親代わりです。

  • 雰囲気暗い。ちょっと守備範囲から外れてるのかな?残念

  • エロ切なくて良かった。前半トンデモ親父と冷めた中に純粋さを失ってない攻めの展開に食い付けたけど、最後の方は割りと普通だったなぁと。
    変態な親のせいで監禁されてるわけでもないのに牢獄にいるような閉塞感がうまかったです。守ろうとしている攻めもいい感じだったし。春也も囚われていたけど、息子である一輝はそれ以上に囚われててそれでも足掻いてたんじゃないかと切なかった。便○は…言葉のダメージを改めて感じた。

  • 両親の借金の形に大富豪の家に売られて…みたいな古風で王道な導入部分で不安になり、「息子の便器になりなさい」という台詞で、痛い話だといやだなあ…と心配に。
    やたらダークなお話かと思いましたが、かなり序盤から流れはまったく異なった方向に。
    恋あり悩みあり、思春期の少年達のスクールライフが中心です。全寮制の男子校の雰囲気が初々しくて読み手を飽きさせません。仲間たちとの生き生きとした会話も楽しいし、ラブホのエピもよかった。

    売られた春也は、素直で可愛くて健気。相手を思いやるいい子です。対する大富豪の息子一輝は不器用でエロいことばっかり考えてるヤツですが、男らしいし、いざとなると大事な春也を守ることができる頼りになる攻。
    この二人が、たどたどしく体を繋ぎ心を寄せ合っていく過程は、もう甘酸っぱすぎてたまりませんでした。
    さらに「こいつは俺のなんだから」っていう、一輝の台詞に一発KO。嫉妬や独占欲がいっぱいで、ドキドキした。しかも、その後がファーストキスって。
    体から始まった関係だけど、二人の気持ちはどこまでも純愛です。

    そういうのって、ほんとに萌えの極致!すごく愛し合っているのに、恋人同士になれない現実や心の壁があって、二人は10年以上かけてその障害を乗り越えていきます。泣かずに読め、という方が間違ってるくらい。涙腺にきましたよ。
    10数年の間に、相手を思いやり好きな人のために人間として成長していく姿も感動的でした。特に一輝は、アブノーマルな父親に似ることなく安堵。春也を守りきっていて、清々しいです。

    好き、と言う簡単な言葉をもらうことにこだわり続けた春也と、言うことができなかった一輝の心情は本当にピュアで、泣けました。
    夜光花センセ流のひとくせある、王道ものです。
    一読をオススメします。

  • 挿絵は、、、だったけど中身は愛に溢れていてよかった。

  • ひでぇ話だけど、愛だな。☆5-マイナスけど、愛だな

  • 受けが(だって俺…便器じゃん…)と卑屈。でもそういう子好き。
    少しづつ段階をふんでく体の関係もよかった。

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