欲情の極華

  • 徳間書店 (2010年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784199005800

感想・レビュー・書評

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  • ◎総合評価 3
    ◆ヒロイン? 3  ◆ヒーロー? 4
    ◆純愛 4     ◆情熱 4
    ◆さわやか 2   ◆セレブ 1
    ※最後までやきもきするような攻めの寡黙さがなかなか新鮮。受けの我儘ぶりも愛情ゆえと思えばギリギリ許容範囲かな。

  •  次期組長と目されながらも、内部抗争で組を追われた元極道の若頭――。
     重傷を負い、行き場を失くした男・海棠を秘書に拾ったのは、青年実業家の真柴だった。
     実は真柴は、海棠が若頭を務めていた組の組長の愛人として、生活していたことが一時期あった。
     そんな時も冷静に、日ごと真柴が淫らに抱かれるのを黙って見、そして後処理を厭うことなくしてくれたのが海棠だった。
     真柴は海棠には「きっと軽蔑されているに違いない」と思いながらも、組長から暇を告げられる際に、「いつか必ず海棠を手に入れる」と誓った気持ちのまま、海棠を自分に縛り付けていた。
     海棠は、「体の相手をしろ」という真柴の命にも、顔色一つ変えることなく、真柴を抱いてみせる。
     けれど、淡々と抱いているはずの海棠であたtが、なぜかその行為はいつも激しくて――

     という話。
     真柴は、元々組長の愛人として連れてこられ、いろいろなことを仕込まれたけど、最後には多額のお金と、月々与えられた手当を少しも使わずに残してあったために、それを元手に消費者金融を立ち上げる。
     それは順風満帆に進むのだが、海棠を追いやったはずの現在の組長・赤目が、思ったように組の再編がうまくいかずに再び海棠を取り戻そうとし始めたことから、崩れ始める。

     真柴は海棠を取られまいと、あちらこちら画策するけれど、最後には敵に捕まってしまって――とまぁ、そんな感じです。

     登場人物の人間関係はとってもよかったと思います。
     ただ、いかんせん、真柴が海棠を守るために立てた計画がお粗末過ぎる。
     何でこれでここまでうまくいくのかわからないけれど、最後の最後まで一応、まあまあまともに進んでたんだよね……?
     指切り落とされそうになったりしてるけど――

     こんな不確定要素の高い「計画」は、「計画」とは言わないような気がするんですけど――
     いささか、この消費者金融でちゃんと社長業やれてるのかどうか、真柴が不安になってきたよ……。

     まぁ、そんなことは気になりながらも。
     知ってて言わない海棠の意地の悪さもあったりで、なかなかに面白かったです――が。
     もうちょっと真柴は切れ者になるか、ちょっと抜けてる人になるのか、はっきりした方がよかったかなー……とちょっとだけ思います。

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著者プロフィール

貴族や名家の御曹司等、きらびやかな世界観を表現した作品が数多く、読者の支持を集めている。

「2017年 『なんでも屋花曜祐介の事件譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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