僕が愛した逃亡者 (キャラ文庫)

  • 徳間書店 (2011年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784199006135

みんなの感想まとめ

主人公の朱砂は、過去の一瞬の出会いから始まる複雑な恋愛模様に翻弄されます。高校時代の電車内で出会った男が強盗犯と知り、彼を通報した朱砂は、その数年後に再び彼と遭遇します。彼が近所の木工所で働き始めたこ...

感想・レビュー・書評

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  • うーん、ちょっと微妙。悪くはないけど。
    高校生の時、電車内で近くに座った男。突然キスをしてきた一瞬の邂逅。
    電車を降りた朱砂は彼が強盗犯で指名手配されていることを知り、通報する。数年が過ぎ、あのときの彼が朱砂の前に現れる。
    通報した仕返しに来たのかと思ったが、稲月は朱砂の家の近所の木工所で働き出したのだという。
    病弱で主体性のない朱砂は特に友達もおらず、ニートで母親に世話をやかれてばかりだった。
    いつしか木工所に通い詰めるようになり・・・。

    なんか、子供の頃に思い込んだ恋情に引きずられて、そして元犯罪者の非現実的さに惑わされてんじゃないの?とゆーカンジも。
    世間知らずのお坊ちゃまの自分勝手な恋ってカンジかな。

  • 個人的にナナの由来が朱砂と関係あったらいいのにな。
    内容としてはすごい主人公にしっかりせい!と喝を入れたくなる人物。稲月の方も煮え切らない。
    前科持ちってのが新鮮な設定で面白い。

  •  最初に言っておくと、思い切り犯罪者×年下受け、なのでダメな人はダメなのかもしれない。

     朱砂は十五歳の時に、病院帰りの電車の中で、唇を奪われた。
     その朱砂の唇を奪った相手は、指名手配中の逃亡者だった――。
     片田舎のローカル線の車内で突然起こった出来事。
     それが、朱砂と稲月真男との出会いだった。
     その後、真男が指名手配犯であることに気が付いた朱砂の通報で真男は逮捕される。
     そして、七年後、二十二歳になった明日なの前に再び稲月が現れた。
     驚くと同時に、怯える朱砂をよそに、稲月は勤務先を告げただけ……。
     生まれつき身体も弱いことを理由に、高校を卒業してから、定職にも就かずふらふらとしている朱砂にとって七年前の稲月との出会いはとても印象深い出来事だった。
     朱砂は、そんな稲月に対して興味を抱き、距離を近づけようとし始める。

     という感じの話でした。
     病気がちで友達もいない朱砂にとって、稲垣との思い出が今までの人生で一番強烈に印象に残る出来事で、その思い出から出てきた稲月は強烈に朱砂の興味を誘って。
     朱砂はその気持ちに正直に、稲月に近づいていくけれど、犯罪者ではあるものの、しっかり地に足を着いて真面目に仕事をしている稲月に近づこうとすればするほど、朱砂は自分の心無い言動で稲月を傷つけたり、自分の至らなさを思い知ったりする……そうやって朱砂が少しずつ成長していく。

     なんだかとってもキレイな話でした。
     じんわりきました。
     これ、BLじゃなかったらドラマみたいな話だよなー……と、なんだかしんみりしてしまった。
     なんだかキレイな世界観で作りこんで、静かなドラマにしてほしいなー……とか思ったりするくらい、あったかくてゆっくりな話。

     扱うテーマが「犯罪を犯した人間」だっただけに、ちょっと重くないかな? とドキドキしながら読んだ部分もあったんですが、消化不良を起こすこともなく、重くも、軽くもなくちょうどいい加減でその過去も描いた話でした。
     静かでしっとりした小説がお好きな方にはオススメです。

  • 稲月は某俳優に似ていると騒がれた逃亡犯を思い起こさせますね。朱砂は虚弱な引きこもり…過保護なのは無理からぬ訳有り。 過激な事件はなく、世間知らずのお坊っちゃまのぐるぐると勘違いと…先の見えなさと…。 聚雨の中、想いだけがただよっている世界。

  • 帯や説明文を読むと超シリアスかな?と思いきや、ほのぼの…まではいきませんがのんびり本でした。後半はやや急展開ですが、全体的にのんびりしてるので(まあ内容は内容なんですがね(笑))じっくり二人の様子が見れてよかったかなと。
    私自身もっと山あり谷ありな本をいくつも読んでいるので、比較的なにもなくて平和だと思いつつ、ちょっと物足りなかったと思いました。
    でも全体的にはまとまっててよかった。

    葛西さんの挿絵も綺麗で、とてもよかった。流石です。



    しいて言うなら、最後猫のナナちゃんの様子が知りたかったかな(′・ω・`)
    (もし読み落としてたらすいません;;;)

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著者プロフィール

3月17日生まれ。千葉県在住。
1995年白泉社より『抱きしめたい』で単行本デビュー。
近著に『気に食わない友人』(徳間書店)『片思いドロップワート』(幻冬舎コミックス)などがある。

「2013年 『有閑御曹司と恋の事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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