恋愛前夜 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199006432

感想・レビュー・書評

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  • 『ダ・ヴィンチ』凪良ゆう特集、読者アンケート番外編!私の好きな凪良作品のこのフレーズ | ダ・ヴィンチニュース
    https://ddnavi.com/news/774346/a/

    恋愛前夜 | Charaの本棚
    https://bookshelf.chara-info.net/chara-books/2179/

  • ナツメは言葉ではトキオを振りつつも、トキオの上京前にあそこまでの行為を許しているのに、トキオはその勇気と覚悟を酌むこともなく離れて1年9ヶ月という短い期間の間に恋人を作っていたことに違和感。
    上京前に手酷く振られたのならばまだしも、ナツメが友人以上の事を許したことを深層心理だとは考えなかったのか?

    …再会までが1年9ヶ月なので、トキオとヤコ先生が付き合い始めたのは、トキオが上京して1年ちょっとの頃。
    結局、トキオの気持ちって、それだけだったのでは?と思ってしまった。

    仮に、ナツメを吹っ切るつもりで付き合う人を見つけたとしても、あれだけの長い年月をかけて好きでいて、あれだけ苦しんでいたのだから、1年ちょっとで変わってしまったトキオの気持ち(ヤコ先生のことも好きだという気持ち)やナツメへの態度にも違和感。

    ナツメ上京後のトキオの態度から見ても、
    ナツメには、トキオ以外の人と幸せになってほしかった。

    あと、ヤコ先生のキャラは苦手。
    トキオの相手がヤコ先生だったことでも☆数が減りました。

  • 設定説明文がない。素晴らしい。
    シーンで作品の世界や設定を説明する。
    小説とは行間にあるというけどまさにそれ。
    いかに設定を説明しないか。
    そうやって私も書いてみたい。

    そしてリアル。学生生活、作品自体に流れる空気、雰囲気、口調などが本当っぽい。成功ではなく挫折を大きく描いている点も作品のリアリティを高めている気がした。夢物語じゃない。

    2話収録なのだけれど、最初の話が表題作じゃなくて、話が盛り上がってきたところで、表題作のタイトルが目に飛び込んで来るのもニクい。目に飛びこんできた瞬間唸らされた。。!

    イラストも作品によく合っていて良い。

  • とにかくヤコ先生

  • 幼馴染もの。

  • 幼なじみと普通。
    あとがきに果たしてこれで楽しんでいただけるのかとあったけどいやもう十分に楽しめました♥
    きゅんでした♥
    安定の凪良ゆうです。
    続編の求愛前夜も今から読むー!

  • 凪良先生、漫画家モティーフ書いてたんだな…なるほど…
    このときも月9しながらもラブコメの文法に則った古き良きBLって感じだったんだな…なるほど…
    トキオが読んでるのはあれ山本文緒の「アカペラ」やんな??
    マジで好きなんだな、凪良先生…地獄オブ地獄…

  • 幼馴染のトキオとナツメのお話。
    トキオは漫画家をめざし、ナツメは陽キャグループで持てる男。
    隣同士、共に父子家庭・母子家庭で育った二人は
    高校時代家を出て電車にのるまでは一緒にすごしていたけど、
    電車にのったら別々にすごしていた。
    しかし、ナツメはそのグループ内で立場が逆転し陰湿ないじめを受けるようになっていた。
    しかし、恥ずかしくて言えない。
    それに気が付いたトキオが相手に暴力をふるい、学校を退学することとなった。
    漫画を書くのに学歴は必要ない。
    そのころ、トキオは幼い頃から、ナツメにもっていた秘めた想いをナツメに知られたため
    到底受け入れてもらえないつらさもあり上京することにした。
    最後の夜、二人はトキオの「最後に1回だけ」の願いをかなえることにして・・・・。

    1年少したって、ナツメは高校を卒業し、トキオのいる東京に向かう。
    トキオの想いに応えるために。
    だが、漫画家のアシスタントをしつつ漫画家としての道がひらけたトキオには・・・

    っていうお話です。

    なんかね~めっちゃ面白かったんだよね。
    読了後、ちょっと巻数多めで、あんまりエロシーンのないBL漫画を読んだ気分。

    もう一つ「求愛前夜」というのがあるんですが、
    この話の続編だと思ったら、そちらはスピンオフのようです。
    でも、この「恋愛前夜」にでてくる、あのキャラの濃ゆい人の!!
    次、それを読もう!

  • 小学生で出会って中学、高校と共に成長し、互いの気持ちに気がついていく過程が丁寧に描かれています。なにかとつっかかってくる秋元にはイライラ。でも、「隣の猫背」での展開があるからこそ「恋愛前夜」でのナツメの気持ちがとても切なく、展開が気になって一気に読み進めてしまいました。

  • 幼なじみでお互いのことをよく分かっているのにすれ違うナツメとトキオ。大切にしているからこそ、自分の気持ちを言うことが出来ない2人が悲しかった。だから離れたいと思ったトキオと、それでも一緒にいたいと思ったナツメ。正反対の結論だけど、両方とも理解できる。「友達」としての2人を見ても、お互いのことがなくてはならない存在だったのだろうな。と思った。

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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