片づけられない王様 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199006791

感想・レビュー・書評

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  • とにかく受けがいじましい!健気!最初はすごい態度の受けだ…好きになれるだろうか…とすら思っていたけれど、徐々に動いていく心情や寄り添っていくさまを見ていくうち、なんと健気なんだろうと感情移入して涙ぐみながら読み進めていった。どんどん立ち直り前を向く受けと、留まりつづける攻め。課長のくだりではどうしようかと思ったけど、ずっとずっと攻めのことを待ち続けた受けに涙。
    人を選ぶ内容だし、しんどい話なんですが、私自身はこういう話大好き。

  • 一般受けはしないんだろうな。
    でも私は大好き。
    一風変った、でも寂しさを抱えた弱くて人間臭い登場人物による恋愛模様が
    ものすっごく心に響いた。心に沁みた。
    しっかし、さらりとスルーされるものだとばかり思っていた課長の存在が、後半
    受の存在感消すほどまでに大きくなるとは予想もしなくて、本当にびっくりした。
    てか豹変ぶりが、マジで怖かった。

    しかしまあ、このお話に登場する人たちの、なんて気が長いこと。のんびりしすぎだろ(笑)。
    受と攻との恋愛の温度差もそうだけど、
    愛することを知らずにいた攻が受を心から欲し求めるようになるまで
    回り道のようで、必要な時間だったのかなあと思う。課長のことも含めて。
    つくづく王様の気が長くてよかったね(笑)。

    課長のその後が知りたいんだけど
    ますます地味な話になりそうだから、やっぱり実現不可能ですかね。
    上手く行って欲しいなー。
    レストランでの別れの課長がいじましくて、読んでる私でもぐっときた。

  • 公務員×ゴミ屋敷の主(笑)

    えっ、と思った出会いでしたが、前半で人の感情の機敏が綴られています。
    攻め視点で進んでいきますが、性格のせいか淡々としています。
    それが段々変わっていくことといい、ゴミ屋敷の主のびっくりするぐらいの自堕落っぷりから立ち直っていくさまといい、丁寧に書かれているので納得の展開。

    くっついたのもつかの間、後半は怒涛の展開ですが、前半で丁寧に書かれていたので、つい感情移入してハラハラドキドキしてしまいました。
    つらいことがあったりして遠回りしたものの、ちゃんとハッピーエンドに終わってよかったです。

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