おやすみなさい、また明日 (キャラ文庫 な 2-3)

著者 :
  • 徳間書店
4.24
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本棚登録 : 890
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199007392

作品紹介・あらすじ

長年のパートナーから「子どもがほしいから別れてくれ」と、突然フラれてしまった
売れない小説家のつぐみ。新しく部屋を借りるにも、保証人もなく途方にくれていたところ、
なんでも屋をしている青年・朔太郎に出会い、彼の実家が営むアパートに入居することに!
おおらかで世話好きな朔太郎に、すぐに惹かれてゆくつぐみだけれど、朔太郎に
「恋人は作らない」と告げられて……!?

感想・レビュー・書評

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  • 本編でも涙腺やられ、SSにてトドメを刺され涙腺崩壊しました。

  • ゲイにあるまじき理由で振られた売れない作家のつぐみ。ひょんなことから「なんでも屋」の朔太郎と知り合い、彼が管理するアパートに住むことに。

    正しく圧倒的な恋愛小説。最初から最後まで「あなたを愛している」が詰まっていました。

    後日談の「スイート・リトル・ライフ」を書くにあたって担当さんと意見が違ってしまったということですが、担当さんは「恋愛」を、凪良さんは「愛」をテーマに置きたかったのかなと考えたり、普段こういった裏話を読むことがないので面白かったです。

    BLはコミカルな漫画を1、2作品しか読まないので(小説は25年ぐらい前に少し読みました)、昨今のBL小説事情はまったく知らずに読みましたが萩原朔太郎が引用されるとは。作中作の『朔太郎さんとのこと』も読んでみたかった。

    官能シーンは、普段、異性愛・同性愛どちらとも官能小説は読まないので「すごいなああああ?!?!?!」と官能的なシーンにも圧倒されました…。

    今回は『わたしの美しい庭』と併読しました。設定が似ているところがあり、対比して読むことができて楽しかったです。屋上庭園と地上の菜園、どちらの作品も映像化に向いてるなぁ。

    『わたしの美しい庭』
    https://booklog.jp/item/1/4591164853
    https://booklog.jp/users/kei1122/archives/1/4591164853

  • 読了。理不尽に別れを言い渡された作家と記憶障害の青年の少し切ないお話です。凪良ゆうさんが以前はBL小説書いていた事を知り、読んでみました。がっつり絡みもありますが良かったです。

  • どうにもならないことへの向き合い方を教えてくれる。
    生きるとは、誰かに迷惑をかけずにはいられないことで、でもそれは悪いことではなく、誰かにとって生きる理由にすらなり得るのだと思った。
    特に最後のSSは、朔太郎が心の底から幸せな人生だったと思っているのが伝わってきて、涙を流しつつも幸せな気持ちになった。

  • ひとりで生きていくって、すごく勇気がいる。ましてや望んでもできないというのは、さらに苦しい。お互い、一生のパートナーに出会えて本当に良かった。最後まで幸せな2人を書き切ってくれたことに感謝したい。

  • 記憶障害持ちの何でも屋年下×小説家年上
    人生をかけた純愛、2人の最期まで読める
    切ない

  • BLにしては珍しい感動作。
    泣けて仕方ないけど、幸福も感じさせてくれる一冊。

  • 凪良ゆうさんの描く小説が本当に好きです。
    なんてあたたかい世界なのだろうと涙しながら大量のティッシュと共に読み終えました。
    特に最後のSSが良かったです。人を想う気持ちをこんなにも繊細な言葉で表現できるなんて!何度も読みたい本のひとつになりました。

  • 凪良ゆうさんの世界観が好きで読んでみたけど、なんだかずっと切なかったな。
    2人にとって1番幸せな結末なんだと思うけど切ない。

  • 読了

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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