予言者は眠らない (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 105
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199007552

作品紹介・あらすじ

大切な人や、好きな人の夢を見ると、それが現実になってしまう──。
幼い頃、父が交通事故に遭う夢を見て以来、予知夢に怯えるようになった大学生の浩也。
バイト先のファミレスで、年下の同僚の高校生・高取に密かに恋しているけれど、
仲良くなったら夢を見てしまう、とわざとそっけない態度をとる毎日。
ところがある日、高取が浩也に「好きです」と告白する夢を見てしまい…!?

感想・レビュー・書評

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  • もっとファンタジー的な展開を想像してたら違ったわ。

    ぐるぐるネガティブな上に鈍すぎる(無自覚)な浩也は
    高取くんがいう通りだいぶ面倒くさい人でした。
    あとがきで樋口先生自身が『天然か』って書いちゃってるのには噴いた。
    で、高取くんの態度にはたまに
    「ホントに浩也のこと好きなのかなぁ」と思える部分があったんだけど
    なんだかんだで浩也本人よりも浩也のことを理解していて
    いろいろ超越しちゃってるなぁと感じました。
    このふたりは絶対に離れることはないだろうけど
    倉橋くんを交えて何度も揉め事を繰り返すんだろうなぁ...
    その景色が目に浮かぶ(笑)。
    倉橋くんに関しては、高取くんや読者には浩也に恋愛感情抱いてるって丸わかりなのに
    当の浩也が微塵も気付かず友達友達言っててぶっちゃけ気の毒(爆)。
    救済してあげてほしいけどそれは倉橋くんの本意ではなさそうだし
    そもそも彼が浩也以外に心を移す様が想像つかないし。
    まぁ永遠に3人で犬も食わない揉め事起こし続けてくれることを願って止みません(笑)。

    樋口美沙緒先生のお話はたまに耐え難いほど痛い展開が潜んでるので身構えていたのですが
    今回はさほどでもなかったのでちょっとホッとしてます。
    とはいえ浩也のお父さんが亡くなったときに
    お母さんが言った言葉はあんまりだとは思いましたが。
    まぁでも言っちゃうんだよねぇ動転してると。
    私自身も身内に似たようなこと言われたことあるからわからないでもない。
    言った本人は忘れてたりするんですよね。
    言われた方にしてみればトラウマ級にダメージ喰らってるんだけどね。

  • きらいな攻めキャラは「あんた」呼びデフォと
    「煽るな」言うやつ。これは・・年下オカン系高校生
    だけど、ふたつともやってた。
    受けの予知夢ちゃんは、父親を自分の願望が歪んで
    殺してしまったのでは、と責め続けている対人恐怖症。
    攻めのハイパー高校生・高取くんは善良だけど臆病で愛らしい浩也をロックオン。
    高取くんがいやったらしい俺さまに見えないのは
    小さい兄弟を仕切ってる長男だから、という設定の
    うまさ。幼い弟妹の描写も愛らしかった。
    高取がアパートまでついてくると、浩也が
    「抱いてもらえる」って期待するのが女くさ・・。
    予知夢がまるっと正解だと信じ込んで怯えてた
    浩也だけど、ホントのところは部分的な
    繋ぎ合わせにすぎなかったというネタバラシは
    すっきりした。
    あ、浩也の母親はひどい。配偶者をなくした責を息子に
    ぶつけるか・・?。いちばん許せないのはこの母。

  • ぐるぐるネガティヴ思考のあまり周りを振り回してしまう受けに年下攻め。ぐるぐるがすごいので、人によってはイライラしてしまうかも。個人的には年下攻めかつ当て馬を使った嫉妬のはなしもあり萌えが詰め込まれてたなってかんじ。樋口美沙緒とわたしの性癖本当に一致してるわ

  • バイト先で出会った高校生・高取✕大学生・浩也。予知夢を見る事ができる浩也、夢に怯え家族とも誰とも関わらず今まで一人いた気持ちを思うと切なく胸が痛くなった。でも当て馬の幼馴染みが登場してくる後半、浩也のグルグルぶりには若干イラッとさせられたわ。対人スキルがゼロと言っていい浩也だから仕方ないって思うけど、これは高取も当て馬くんも可哀想だったかもw 攻は高校生にしては大人でしたが後半は子供っぽい焼き餅や独占欲が見れたのは良かったかな。しっかしこの攻、ベッドでの言葉攻めがすんごいこなれていて、初めての時のお仕置きシーンなんてお前マジで高校生か!って思ったわ…

  • 久々にちょっとダメかも・・・って思ってしまった。
    予言者っていうタイトルだからもっとファンタジーっぽいのかと思いきや、結構ふつう。
    恋愛のじれじれとかは好きな人は好きなんだろうけど、主人公の(不幸な背景はともかく)ウジウジぶりがすごくて(あそこまでいくと天然とは呼べないのでは?)ついていけなくて全然萌えなかった・・・
    本当に久々に★2つけてしまいました^^;

  • あら?評価いまいちですね^^;(現在)

    ネガティブキャンペーンのような(笑)ウジウジ受けと「あんた」呼びの上から目線の年下高校生攻め。でも攻めの好き好きアピールが砂はくほど甘い///受けをイイ子イイ子撫でるところとか異常にツボりまして…。
    どちらも父無しで苦労青少年。攻めの一番下の弟が何気に恋のキューピッドで可愛いw
    そしてベッドでのソフトSが…言葉責めが…ホントに高校生か?もう少し最初は童貞臭くてもよかった(笑)

  • 年下高校生(しっかり者)×天然(鈍感)予知夢できるゆえにコミュ障な大学生

    天然も度が過ぎるとイライラしてしまいます!
    という訳で★度は低めです。

    お話は自分の予知夢には未来を捻じ曲げる力があるから
    親しい人の夢を見たくない、ゆえに人間関係を断ち切りながら生きてきた子のお話です。
    ファンタジーな設定ですが内容はほぼ日常系&お仕事系に近いかな?というかんじでした。

  • とてつもなく面倒くさいネガティブくんでした。(褒めてる)夢っていろんな解釈が出来るから面白い。思いもしない時に予知夢が現実になるから、浩也はヒヤヒヤでも読者は、おっ来たきた!って感じ。
    美沙緒先生の文章は好みで読み易かった!

  • うじうじが半端ない!でしたね。 ラストの天然ぷりは可愛かったけれど、攻も友人である倉橋もとっても気の毒ではありましたね。 設定というか予知夢を見る♪となんとも素敵なお話じゃないか~とあらすじみて思ったんだけれど、 お話的にはそれがかなりマイナス方向に向かってしまって、ちょっと残念

  • 雑誌掲載時読みました。年下の攻めが好き。

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