灰とラブストーリー (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 105
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199007705

作品紹介・あらすじ

大手広告代理店のクリエイティブ・ディレクターとして、社内でも出世頭だった久我山。
ところが社内スキャンダルに巻き込まれて、鹿児島の一営業所に左遷!? 仕事も土地も
ローカル一色でふてくされる久我山だけど、隣人で医者の中馬が、なぜか親切に世話を
焼いてくれて…!?

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌掲載時に読んで、穂波さんのイラストも相まって誉の嫌味な性格がかわいらしく読めました。
    その後のお話が気になって、文庫も買っちゃいました。
    鹿児島もどきから東京に戻るのか?と心配しましたが、ラブラブな二人でした。

  • 順風満帆で生きてきた大手広告代理店に勤める久我山が、あるトラブルのせいで鹿児島の支局に左遷されることから始まる活火山ラブ。
    久我山がとても口が悪くてハラハラさせられます。誰でも心に抱くような愚痴だけど、それを口にしてしまうことで久我山は悪く思われてしまう、損な性格です。
    口が災いしてバスの乗客の男とトラブルになる久我山に、おおいに心配させられてしまいました。

    根は優しくてお人よしなのに、毒舌のせいで失敗続き。そんな久我山にあれこれ構ってきて、なにかと面倒も見てくれる器の大きいお隣さんが、バスで最悪の出会いを果たした中馬です。
    意地を張って中馬には反発したり毒を吐く久我山も、さすがに自然の脅威にだけは勝てなかったのが面白かったです。で、仕方なく嫌いなお隣さんに頼ってしまって…という、このあたりの描き方がほんとに上手くて引きつけられました。
    イヤだと思っていた火山灰が、次第に自分にとって大切な意味あるものとなっていく経緯に、心がじんわりとします。桜島に対する思いが中馬に対する想いとオーバーラップしていて、感動的。

    中馬がとても寛容で魅力的な攻でした。単にやさしいのではなくて、ちょっとイジワルなところもぐっときました。
    オトナな中馬のせいで、いっそう久我山が子供っぽく見えてしまうのも面白かったです。中馬もまた完璧な男ではなく、言葉が過ぎる久我山とは対照的に、言葉が全然足りないんですよね。
    まあ、二人でちょうど良いバランスになるのかもしれません。
    エロ的にもすごくよかったです。あれです、鼻持ちならない受がベッドですっかりかわいく調教されてしまうギャップ萌えww
    砂原センセはこういうエロがものすごく上手くて、超好みです。

    お仕事ものとしても左遷で他所に来たという気持ちの強かった久我山が、ここに根を下ろして勝負をかける決意をするまでの様子が力強く迫ってきます。
    人助けで貧乏くじを引いてしまった久我山が幸せをつかむ姿に、心から良かったねと言いたくなります。
    頑張ったら必ずいいことがあるんだよ、って思えるやさしさあふれる恋物語でした。穂波ゆきねセンセのイラストもストーリーにぴったりでうっとりです!とても萌えました。

  • 鹿児島に左遷されてきた広告マンと(あまのじゃく・受)そのお隣さんの医者(結婚してると思いきや…ないい男)
    鹿児島民の桜島火山灰との日常的な戦いにへええ!てなる(一番の感想)。何故だろう、この方のお話読むと付属要素そんなにいらないなって思ってしまうこともしばしば…ノーマル同士の割にふつうにくっ付いたな?というのはどうしても気になってしまうの悪い癖かな…
    挿絵穂波さんはやっぱりとてもすき!

  • キター、だいすきお仕事BLのアタリ。
    都会育ちで鼻持ちならないイケメンで、
    一流広告会社のアートデレクターが、
    左遷先の鹿児島で人と仕事とホモセクシュアルと色々
    洗礼を受けての成長譚。
    イエスか半分かシリーズを彷彿とさせる性格悪いイケメン。
    チガウのはねこ被ってないところ。
    正直で言葉もきついけど裏表ない猛進型の若者らしさが
    時に苛であり、チャーミングでもある。
    指で馴らすシーンが延々とあるのが楽しめた。
    ブツ挿入より前戯に時間かけるの良し。
    降灰のPV作るまでの苦労エピソードや、アッと驚く
    支社長のネタバレまで楽しい。

    穂波さんのあっさりした絵柄の挿し絵も好ましい。

  • 医者×鹿児島に左遷のツンデレ

    いまいち攻めが受けに惚れる過程が良くわからなかった…。受けは公然で人をホモ呼ばわりするし、猪突猛進型とはいえ、社会人とは思えない立ち居振舞い。付き合い後も、Hのときしか可愛げがないのでウーーーンと思ったり…というか、受けが普通に浮気しようとしていたことにびっくり。

  • 鹿児島・桜島でローカルBL!火山圏の方は大変なんだなぁ~って、BL以外のところで感心してしまった。

  • 2015年読了

  • 隣に住む内科医・中馬✕口が災いして飛ばされたCD・久我山。読み始めた頃、久我山は口は悪いし自意識過剰な所も多々あって、このまんまだったら途中挫折するかもと思うような言動だったけど、ちゃんとやることやるし努力を惜しまない姿に救われたw 中馬は懐深い大人でちゃんと久我山を理解して受け止めていて良い男でした。ベッドでちょいS入ってねちっこいのもまた良し! 住んでる人達にとっては大変な事だと思うけど桜島の灰の事は興味深く面白かったです。

  • 口の悪いツンデレ受けが主人公ですが、
    対する攻めもわりと辛辣で、
    大人同士の言葉の応酬が読んでいて楽しかったです。

    口が悪いと言っても根はいい人なので、
    言い過ぎてる!と思いつつも口が止まらないのを
    自分でもハラハラしてる様子に共感できました。
    仕事を頑張ってるのも好印象だし、
    仕事内容も地域に絡めたもので興味深かったです。

    ノンケ×ノンケは説得力に欠けるものが多いですが、
    この作品は最初に攻めの事をゲイだと勘違いしたことで
    意識していったというところもあって、
    すんなり受け入れる事が出来ました。
    攻めにしても身近にゲイが実際にいたから
    踏み込みやすかったのかもしれませんね。

    あと、エッチが不潔感がない程度にじっくりねっとりで
    そこも結構好みでしたw
    ツンデレがベッドではメロメロになっちゃうのは
    定番だけど好きです。

  • ツン受が苦手なので評価が辛いです。にも関わらず、ノンケ同士がくっつくようになっていく過程が自然で、自分のような苦手意識を持ったタイプでも面白く読むことができました。鹿児島の描写がしっかりしていて、読んでいると一度行ってみたくなること必至。

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