ここで待ってる (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
4.15
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本棚登録 : 183
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199008047

作品紹介・あらすじ

小悪魔ビッチ好きという嗜好のせいで、なかなか恋人に恵まれない成田。
ある夜、ゲイバーで一目ボレした美人の飴屋といい雰囲気になるけれど、
すんでのところで逃げられてしまう。ところが数日後、成田が師範代を務める
空手道場に、飴屋が子連れで現れた!? 小学一年生の論が空手を習いたいと
言うのだ。好みど真ん中だけど妻子持ち──以来、飴屋と子供を挟んでの微妙な
付き合いが始まって……!?

感想・レビュー・書評

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  • 二度と会えないと思っていた相手に再会できた成田。恋人じゃなくて友達でも。と、飴屋と論の側にいようとする。みんなでワイワイしているのは楽しそうだけど、成田を見ていると、自分の想いを伝えればいいのに。と言いたくなる。成田にとっては周りのことを優先するのは自然なのかもしれないけれど、今後は少しずつでも自分の気持ちを口に出せるようになれるといいな。

  • 成田と飴屋、そして論とお爺ちゃんとのばら、5人の家族の物語。
    全員が前向きに一生懸命真面目に生きていて
    そしてみんな優しい。
    読み終わってほぉ、っと息をつくような素敵なストーリーでした。

  • 今までツンデレ受は好みじゃないと思ってたけど、決してそうではなく、むしろ好きなんだと自覚したのがこのお話。受の芯の強いところ、突っ張っていながらそれを周囲に悟らせずにちゃんと父親しているところなど、ビッチ受でもなお余りある魅力的な受でした(それに言うほどビッチでもない)。そんな受を絆していくのが包容というかオカン攻。期待しないようにしながらも、つい受のためにまめまめしくしてしまう男前なんて素敵すぎて、心から応援したい二人でした。
    子供とじいじの描写も心温まる。恋愛もだけど家族愛もあって読み終えてしまうのが本当に惜しい本でした。

  • 積本崩し。小悪魔系ビッチが好きな空手の師範代・成田×ビッチな元ヤンで大工・飴屋。最初はどうしようもないビッチ受に攻が振り回されるお話なのかと思っていたら、そんな簡単な話じゃなかったのはさすが凪良さん。一番の良い男はおじいちゃんでしたが、みんなそれぞれが一生懸命で素敵なんですよね。ただ、のばらの母親の件だけが心配です… あの様子じゃなかなか諦めなさそう。あと成田の母親も嫌いでした!

  • 情緒も何もない言い方だけど小説として面白かった。小さい範囲で完結しない関係性とか、いろんな人の人生を感じ取れる話だった。

  • 家族愛!のお話でした。攻めも受けも思いやりにあふれてて、ほっこりあったかくなるお話。BL的に色っぽいとこが少なめですが・・・。

  • うーん…「父親」するなら、息子に恥じないような慎みを持って欲しい。セフレどころじゃないし…。
    テーマがテーマだけに、貞操観念が低いとなんだかアンバランスさを感じてしまう…。

    攻めがビッチ好き、という感覚が分からないので、受けのどこに惚れたのか分からない…見た目?性欲?貞操観念どっちも低い。。攻めは仮にも空手の「先生」だし、受けは「父親」なんですから…。
    そもそも高校生で妊娠とか、ちょっと地雷。産まないという選択肢も、よく考えても良かったんじゃないかな…。もちろん考えた末なら産んで良かったし堕胎なんて可哀そうだけど、今回は特殊な子になってしまう本人のことも考えてあげないと…。

  • 単純に子連れBLが好きなので凪良さんの子連れBLだワーイ\(^-^)/などと軽い気持ちで手を出して驚きました。
    勿論イケメン二人が出会って恋に落ちてお付き合いするようになるのですが、BLらしさはない。
    一般書籍ではないけれど、BLとしての萌えに重きを置いていないような印象を受けました。
    飴屋の家族と成田の家族の物語だと思います。
    読了後には成田と飴屋の恋より、飴屋家族の真相とお互いを思いやる深くて不器用な愛が頭に残っていました。
    設定が現実では有り得ないのに、何故だかとてもリアリティーを感じてしまい、解決しない問題もあるのに
    「まあまあ、現実はそんなになんでも片付いたりはしないよね」なんて自然と考えていた自分がいたり(笑)
    ただイケメンが二人イチャイチャしていれば良い!という方には向かないと思いますが、重めの家族愛の物語が好きな方には読んで損のない作品ではないでしょうか。

  • センセ初の子連れもの。今まで子連れものって無かったのが不思議なくらい板についた話で、ほのぼのさせられました。
    胸が痛くなったり切なくなったりする場面もありましたが、なんででしょうね…おじいちゃんと子供が登場するだけで、微笑ましくて和みます。

    人妻ホイホイと呼ばれてるけど実はガチゲイの空手道場の若先生×元ヤンで実は妻子持ちのびっちゲイ。
    というcpの、いろいろなしがらみに縛られた恋模様…のはずなんだけど、どう見ても
    「成田家×飴屋家の人情ファミリーもの」
    でした!!
    もちろん、成田と飴屋の好きでも一線を超えるわけにはいかない事情というのが切なくて、二人が結局どういう関係に落ち着くのか最後まで焦れ焦れさせられました。
    …でも、それよりもおじいちゃんと論の相思相愛ぶりが微笑ましくて…!
    ○子ちゃんと友蔵に負けてないですww
    二人の交流のほうが成田と飴屋より真っ直ぐでラブラブで上手くいってて、主役を食ってましたね~

    そんな祖父と小さな子供のおかげで、成田と飴屋も幸せをつかみとることができたんですよね。
    皮肉だけど、本当の家族よりも擬似家族の愛に恵まれたところに胸が熱くなります…

    飴屋が過去の恋から踏み出せなかった一歩を、成田だけじゃなくおじいちゃんや論そしてのばらまでも後押ししてあげたところがよかったです。
    成田もずっと周りを大切にして、優等生でお人よしで自分の自我を押さえつけて生きてきたからこそ、こうして理想の相手を手に入れることができたんじゃないかとつくづく思います。

    エロ的にもすごく萌えました。Hシーンの描き方がやっぱり上手いです。
    おじいちゃんのおいしそうな手作りごはんとか、のばらの残念なごはんとか、そういう場面もよかったです!

  • 凪良さんはなんでかうるうるする。いいわあ。末長くお幸せに。

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著者プロフィール

凪良ゆう(なぎら ゆう)
小説「花丸」冬の号『恋するエゴイスト』(白泉社)でデビュー。『雨降りvega』(イラスト:麻々原 絵里依)、『365+1』(イラスト:湖水 きよ)などの作品を手がける。主にボーイズラブ系で活動。
作品多数。主な作品に、『積木の恋』『未完成』『美しい彼』『ショートケーキの苺にはさわらないで』『おやすみなさい、また明日』『2119 9 29』『雨降りvega』など。
『悩ましい彼 美しい彼3』がBLアワード2020 BEST小説部門第1位を獲得。

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