初恋の嵐 (キャラ文庫)

  • 徳間書店 (2015年11月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (338ページ) / ISBN・EAN: 9784199008214

作品紹介・あらすじ

「俺は将来、悪徳弁護士になって金を稼ぐんだ!!」大学生と偽って蜂谷の家庭教師に現れた同級生の入江。目的のためなら年齢詐称も厭わない現実主義者だ。有名ラーメン店の跡取りで、将来が決まっている蜂谷は、自分と正反対な入江に驚かされてばかり。共にゲイだと知っても「お互い範疇外だ」と言い続けていたけれど!? 築き上げた友情の壁は簡単には崩せない──こじらせまくった永い初恋v

みんなの感想まとめ

テーマは、幼馴染同士の両片思いを描いた心温まるBLで、登場人物たちの複雑な感情や成長が丁寧に描かれています。特に、主人公たちの鈍さや周囲からの視線に対するもどかしさが、読者に共感を呼び起こします。三部...

感想・レビュー・書評

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  • 同級生両片思いBL。

    泣ける度は…ほろっと涙が…ぐらい。お互いちょっと鈍いので周りがヤキモキするだろうし読者も「おいおーい、早く気づけー」と突っ込みたくなります。特に攻め。頭いいのに鈍すぎ。

    ちょこっとネタバレ。
    受け視点→攻め視点→受け視点の三部構成。特に攻め視点がツッコミどころ満載。作者本人もあとがきで「ツッコみながら書いてました」と証言。攻めは眼鏡くんです。メガネで受け以外にはクールで毒舌で頭脳明晰だけど受けだけには鈍感という、好きな人にはすごく刺さるタイプ。

    私は2人の友達の花沢良太郎が好きだなあ。ゲイというよりトランスジェンダーボーイだけれど、陸上に直向きなところ、友だち思いなところがかっこいいし可愛い。彼にも幸せになってほしいな。

    R18は2回あります。薄目でサラッと斜め読みでも話の筋には問題ないです。

    恋愛要素以外で言うと、いわゆる親ガチャとでも言うのか、家庭環境の格差のようなものを浮き彫りにしており、やるせない気持ちになります。でも露骨じゃないのでご安心ください!不憫な環境で育った受けくんも逞しいしね。

    以下、超絶蛇足です。
    彼ら、四年とか八年とか片思いしてるんですが…すごい忍耐だな。私は片思いは長くて一年保たないないので、そういう一途さって想像がつかない。心に侍を飼っているので「いざ!尋常に勝負!」とすぐ切り掛かってしまうんですよね…。いや、もはや道場破りに近いかもしれん。「頼もう!」って大声張り上げちゃう…。あ、個人的なことを失礼しました。

  • 蜂谷獅子(レオ)×入江孝之。
    幼馴染み…花沢良太郎。
    汁なしそば屋…松田ジュリアン。

    作家さんがノッて出来上がった作品というのは読んでいて楽しい。
    再読。内容をうっすらとしか覚えていなくってそれが逆に新鮮だった。

    凪良さんはあとがきで自分は「攻め萌え」で入江を書いている時に猛烈にうきうきしたと書かれていました。わたしは攻め萌えじゃないけれど、作家さんが楽しんで書いた熱気みたいなものを感じて、攻めの入江のセリフに痺れました。殺し文句がすんごくって入江みたいな男に「俺はおまえのものだ」なんて言われたら、レオレオは嬉しさのあまりクラクラしまうんじゃないか…と思いながら読了。最初から最後まで楽しく読むことが出来て満足した。

    イラストは私の好きな木下けい子さんで最高に素敵でした。

  • 【2025年81冊目】
    幼馴染である蜂谷と花沢は、高校生であり、共にゲイとオネエであるという秘密を抱えている。もっぱら好みの男について話すものの、二人揃って恋が成就する兆しは見えない。蜂谷はラーメン店の跡取りで、花沢は陸上選手として将来を期待されている。将来が決まっているとはいえ、蜂谷の成績は酷いもので、ついに家庭教師がつくことに。だがやって来たのは年齢と名前を詐称した同学年の入江だった。入江のスパルタのかいがあってか、蜂谷の成績も上がったのだが、花沢の一言でとんでもないことに気づいてしまう。入江が蜂谷の理想とする男にぴったり当てはまっているというのだ。その上、入江もゲイであることをカミングアウトしてきて――両片想いのもだもだBL!

    もうね、本当にすごいと思う。最初の章は高校時代で、蜂谷(受け)目線で話が進むんですけど、まあ、青いなみたいな感じで斜に構えながら読んでたんですよ。連続で凪良ゆうさんのBL読んでますが、まあそんな毎作ヒットもホームランも打てんやろと。

    気づいたら泣いてたんですけど……。学生時代から大人になった、蜂谷、花沢、入江。それぞれの事情が丁寧に描かれている上に、緻密な心理描写。受けと攻めの両方の視点が書かれてていて、かつ第三者も入ってくるので、もうね、感情乱されっぱなし。

    花沢がランナーなので、絶対展開としてあるな、と身構えてたのに泣いてましたもん。想像を超える流れに白旗振るしかない。そして、入江の急なデレとそれに付随する発言に乱される蜂谷と私。めちゃくちゃニヤニヤしちゃった。良かった、家で読んでて。

    なんでこんなに上手いんですかね。このままでは三作連続凪良ゆうさんのBLを手に取ってしまう。いいか、取るか。

  • いや、中高生か!って言いたくなるくらいうぶで可愛い大学~社会人のえっちが見れました
    共感とかは出来ないけどとにかく初恋の嵐!
    大人な小説に疲れた方にもオススメです

  • ラーメンチェーン店の2代目ボンボン蜂谷君。
    貧乏で将来は悪徳弁護士を目指す入江君。
    そして、陸上選手として超有名だけど隠れおねぇの花沢君。

    蜂谷は勉強がからっきしのため、親が用意した家庭教師が大学生と偽ってバイトしていた同級生の入江だった。
    入江の教え方は効率よく、テストで親がひいてた無茶なボーダーラインを越えることができたためひきつづき家庭教師をすることになる。
    幼馴染の花沢がはいってきて、蜂谷の部屋で次のバイトまで仮眠していた入江と出くわし、事情を話す。花沢のかくれおねぇも、入江にばれ、
    実は蜂谷がゲイ(受)であることや、入江がゲイ(攻)であることもわかる。
    ただし、入江も蜂谷も「お互い範疇外だ」と言い、恋愛に発展することはなかった。

    大学、社会人・・と3人の関係は「友達」のまま続く。
    ただ、高校時代にすでに入江に対し恋愛感情をもってしまった蜂谷は、大学で2LDKを借りて、空いた部屋を入江がいつきて勉強したりとまったりしてもいいようにしていたし、入江もそれを甘んじてうけていた。
    きれいな顔の蜂谷が彼氏を作らないのはなぜだろう?きれいと思っているのは自分だけなのかな・・と、頭はいいのにちょっと抜けてるところのある入江。
    しかし、実は蜂谷は今までに何人も彼氏がいてそのすべてが数週間で分かれていたことが判明。入江は気が付かなかったことと、親友だと思っていたのに知らされてなかったことにショックをうける。
    が、そのショックが「親友だとおもっていた」だけではないことにも気が付く。
    自分の恋心に気が付いてしまったが、蜂谷に告げて「親友」の縁まで切れること考えるといえない。
    蜂谷も以前入江が「告白してきて振った相手と友達にも戻れない」ということを言っていたので告白できずにいた。
    そんなある日、二人は一線を越えてしまう。
    しかし、それでも「好き」と伝えてダメだったら「親友」ではなくなることを恐れて「忘れよう」ということになってしまった。

    社会人になり、蜂谷は親の会社に入社。平社員だが跡取りとしてがんばる。
    入江は弁護士一年目。
    二人の関係をつかず離れずみていた花沢は陸上選手として有望視されていたが2度のけがで失踪してしまった。
    あの日のことを言わず、蜂谷も入江も今まで通り親友としてつきあっていたし、蜂谷のマンションに入江は入りびたる生活をしていたが・・

    っていうお話です。
    めちゃくちゃ「初恋」で、一回やっちゃうけどびゅあっていうか、かわいいっていうか・・・。
    キュンキュンしちゃう~~~。

  • まさに初恋の嵐でした!
    登場人物全員のキャラが最高に良かった。
    特に良太郎のキャラ最高よ♥

  • ラブコメだー------------!!!!!!!!!!!!
    ラブ米が大豊作だー---------------!!!!!!!!!!!!!!

    と叫びたくなるくらいラブコメディ
    エッ凪良先生で…!!???と思うくらいラブコメディ

  • 凪良先生のラブコメにハズレなし!です。
    なかなか両想いにならない二人の焦ったさが良かったです。
    木下先生がコミカライズしている「そろそろ、どうですか?」をセットで読むと、更に幸せな気持ちになれます!^_^

  • 究極の両片思いでしたー
    分かってるのにキュンキュンした

  • 2017/04/20
    かわいいー
    実はお互い好きなのに、今の関係を壊したくないから友達で…と、4年!いや、4年以上かな?
    ずっと気持ち押しとどめたままの2人。

    しかも、入江は頭良いのに
    恋には鈍感すぎる。
    もうちょい、勇気出してよー!!と
    途中何回か思うところはあるものの
    最後は幸せな2人が読めて良かった☆

  • 大好き・木下けい子センセの挿し絵。このまま
    まんが化してほしいほどハマるお話のかわいらしさ。
    同じ高校にイケてる容姿でgayの男のコが3人て・・。
    性格の悪い守銭奴メガネのキャラが、ギド先生の
    「悪人を泣かせる方法」鷹尾みたい・・。
    どっちも好きだけど。
    ラーメン屋の話とか、花沢の性同一性障害の話や
    サブストーリーが魅力的。
    凪良先生のこういう軽いコメディタッチの話は
    ほんとすき。
    1冊でふたりの高校時代から25歳まで
    じっくり読めて大満足。

  • 入江が……、とにかくおもしろかった。
    「美しい彼」の平良とは完全逆バージョンの俺さま攻めで、入江……いいなぁ。

  • 攻のキャラがたっていて面白かった。いじめられっ子への復讐計画など、発想が突飛で楽しく関係のないところで感心。焦らされつつも、二人が互いに好意を寄せていく二話までは最高に楽しかった。
    ただ、一番ページをとっていた収束のエピは親友や他キャラもからんでドタバタの要素が強く、8年のもだもだを経てこれでくっつきました!といわれても。期待とはちょっと違った。

  • 凄く可愛らしい話でした。
    精神状態停滞気味なので、重めの話は読みたくないと思い手に取ったのですが、痛い描写もせつない描写もほぼなく、両片想いのすれ違いっぷりが、絶妙なバランスで書かれています。
    ハングリー精神抜群の貧乏攻と、素直な金持ちボンボン受というありがち設定でありながら、それを最高の位置まで活かした話はテンポよく、時折くすっと笑いながら一気読みしました。
    攻の毒舌っぷりと長台詞がおかしくてスカっとして、夫婦漫才のような受とのやり取りに元気を貰えます。
    割れ鍋に綴じ蓋とは、本当にこの2人のような関係だなと思いつつ、お互いを支え合う想いの深さに胸が温かくなりました。

    脇キャラの存在感もたっぷりで、悪い人がひとりも出てこないのが良かったです。
    受の幼馴染みのオネエ花沢と、松田のコンビも最高でした。
    このふたりのフラグもばっちり立っているので、ぜひスピンオフに期待したい……。
    本編CPよりも、こっちの2人の方に萌えました。
    充実した内容で後味も良く、最後まで楽しく読めました。

    惜しいのは挿絵。文章では夜なのに真っ昼間な窓の外や、ラグの上に押し倒してるはずなのに、なぜか直のフローリングだったりと、気が削がれてしまう場面がいくつか……。
    こういうのを見つけてしまうと非常に残念な気持ちになってしまう。

  • 入江の思考が面白い。兄妹のたくましさ!
    なかなか自覚しない恋心にきゅんきゅんしました。

  • 泣ける凪良さんではない方。でも、とても満足。
    主人公、その他友人等皆さんゲイ設定。設定は萌え特化なので軽い印象ですが、すれ違いもキャラ立ちも面白かったので、元気が出るビタミンBLでした。
    DTとSJを貫いた攻め受けに拍手したい(笑)

  • memo: コミコミ特典イラストカード

  • 丁々発止の罵倒が小気味よしw

  • めっちゃきゅんきゅんしたー!うるってきたー。じれじれのやきもき。ハッピーエンドでよかった。松田や花沢の話も読みたいな。

  • もだもだ感がたまらない。友人からの恋愛関係構築は学生BLの醍醐味…!

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著者プロフィール

京都市在住。2007年に初著書が刊行され本格的にデビュー。BLジャンルでの代表作に『美しい彼』シリーズなど多数。2017年に『神さまのビオトープ』を刊行し高い支持を得る。
2020年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞。『滅びの前のシャングリラ』で2年連続「本屋大賞」ノミネート。
「直木賞」候補、「吉川英治文学新人賞」候補などに選ばれた『汝、星のごとく』にて、2023年に自身二度目となる「本屋大賞」を受賞する。続編『星を編む』も大きな話題となった。

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