- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199008368
作品紹介・あらすじ
金銀の竜が空を飛び、呪術師が跋扈する世界──幼い頃の記憶を失くし、
老錬金術師の助手として育てられたユウト。ところが17歳のとき、
病に倒れた師匠の命令で、師匠の弟子・アダルバートの元に修業に出されることに!!
町で工房を営むアダルバードは、黒髪の美しい男だが、大の人間嫌い。
なんとか助手として置いてもらうことに成功するけれど……!?
感想・レビュー・書評
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読みたかった本だったので楽しみにしてたけど、ちょっと思っていた方向とは違った。
異世界もの、パラレルワールドだけど、現代を絡ませなくてもよかったのでは?とも。どうなんでしょ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「中からじーさんが出てくるのに会うと、その夜は腹を下すっていう呪い」
リクトとアビーの会話が楽しかった。
リクトに、錬金術や竜、エリオット王子とかと関係なく、楽しく過ごせる友人が出来て良かった。
アダルバートやエレズが教えてくれなかった常識っぽいことを、これからアビーに教わるのではないでしょうか。
異世界が舞台のファンタジーかと思って読んでいたら、ビルとかテレビとかの単語が出てきて、読み進めるほど謎が深まっていきました。
電子で読んだのではっきり分かりませんが、ボリュームを感じました。 -
自分が何者か分からない上に、居場所までなくしてしまったリクト。不安になって当然な状況だけど、浮世離れしたリクトはそこまで不安に思っていなさそうで不思議。もちろん、何とかしなきゃ。とは思っているんだろうけど。そんなリクトの生活能力のないアダルバートとの生活は、最初は難しいかと思ったけれど2人とも楽しそうでずっと見ていたくなる。アダルバートの不摂生はリクトが、リクトの天然さはアダルバートがカバーできていてぴったりな2人に見えた。リクトの正体が分かっても分からなくても、アダルバートは変わらなかったかも。
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物語は冒頭からゆったりとしていて、特に大きな事件も起きず、どこかとぼけた少年と錬金術師(どちらも美形)が一緒に同居するゆるいファンタジーといった感じ。良い意味でのweb小説を彷彿させる流れが心地良い。だが後半、少年の素性が明らかになるにつれ急展開…のはずだったが、ただただこうでしたという説明が続いて終わってしまった。練って作った設定を、並べただけみたいな。運命の恋人というならそのカタルシスを味わう劇的な展開が欲しかった。
キャラクターは良かったので残念。 -
リクトのおとぼけっぷりが面白い。★3.5
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★3.5
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ああああ、素敵なファンタジーだった。素敵と言っちゃエリオット王子の身の上が可哀想過ぎるけれど、生まれ変わって2人の記憶が曖昧なままの再会シーン“鼻唄混じりの三つ編み”の『会えた、会えた』に、あ、涙腺が…。リクトの生真面目に方向違いな思考回路と会話が笑えました。こんな可笑し味の向こう側にあった悲劇を和らげてくれています。リクトとにかく素直で可愛いし。ホント良かった。
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シリアスなファンタジーでした。錬金術師とか竜とか!オリジナルの世界設定になじむのに時間がかかったけど、どんどんハマっていきました。そして今回も美形がいっぱい・・・。BLとしては後半にちょこっと、でしたが、お話が面白かったので問題なし!それより、かわい子ちゃんが3人(リクト・アビー・カトル)集まっての食堂女子トークが面白すぎました。カトルかわいいよ!過去は悲しいばかりで腹立たしくもありましたが、現在を幸せに過ごしてくれそうなので★×5です。