美しい義兄 (キャラ文庫)

  • 徳間書店 (2017年4月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (234ページ) / ISBN・EAN: 9784199008733

作品紹介・あらすじ

毎朝、定刻に出勤する後ろ姿を窓辺から見つめるだけ──。血の繋がらない弟に秘めた想いを抱く、老舗和菓子メーカーの若社長・司。義弟の冬至は同じ屋敷で育ちながら、父に疎まれ出世争いから遠ざけられていた。俺は嫌われて当然だ──。そんなある日、司の元恋人・堂本が本社に戻ってきた。冬至の優秀さを見抜いた堂本は、部下に引き抜き急接近!! 司は押し隠す激しい独占欲を煽られて…!?

感想・レビュー・書評

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  • フツーに面白かったのにどうして評価が低いのだろう、と思ったら、似てる作品があるとのこと、そちらは未読です。
    やっぱり遠野センセは文章がとても上手くて読みやすくストレスなく安心してサクサク読めます。遠野節、というのか、ハイソな受けの偉そうなセリフ回しも私は大好きなのでOKです。
    「美しい義兄」とのことで、義兄を恋慕するところから始まるのかと思ったら、あれ、義兄自身の視点からでしたね。視点は入れ替わってゆきます。

    以下ネタバレ。

    親の介護の話がちょっと……かな。実体験中なので、介護から逃げちゃう酷い嫁の気持ちもわかるので弁護もしたくなります(笑)。介護を担う後妻も辛すぎるし、自分たちが出て行ったら義兄に介護が重くのしかかるって絶対わかるはず、特に義兄のことが好きならなおさら、と思わないでもないが、まあ、それはそれでさらっと流します。ど真ん中にいるので語ってしまいましたが、ファン層で私と同年代て結構いそうなので、ムズムズする人もいるかも。
    一緒に住むことになった義兄弟が互いを思いあってるのにすれ違ってすれ違って、いいヤツなくっつけ役の当て馬もいて、最後の最後でハッピーエンド、というお話です。プラス契約結婚した妻や介護の必要な頑固な父親、こき使われるその後妻。
    実は少し前に読んで「あれどんな話だったっけ?」と思い出せず、読んだら面白い、でもやっぱり忘れちゃう感じではあります(汗)。こう書いてみるとこれで作品をきれいに仕上げちゃう遠野先生はやっぱりすごい。

  • プライド高くてつっけんどんで高慢な美人受けのお兄様、端から見ると冷たくて機嫌をすぐ損ねる壮絶に扱いにくい人だけど、内面は繊細で不器用で、うまく優しくできない、人間味のあるひとでした。それだけに、221Pを読んだときはひえー!かわいいー!!!と悲鳴を上げて崩れ落ちました。なんと愛しいことでしょう……!
    めちゃくちゃやっかいな美人だけど、攻めはそんなお兄様が大好きなので末永く幸せにおすごしいただきたいです。

  • 遠野さんの既刊『背徳は蜜のように』の焼き直しかと思ってしまいました。
    血の繋がりのない兄弟もの。
    性格よくて家事万能で有能と、とにかくよくできた弟で、人間性に難があってツンツンしてる(好きすぎて意識するあまり、わざと冷たく当たっちゃうって小学生ですか)義兄のどこがいいのか、顔以外でいいところ10個あげて教えていただきたいぐらい。当て馬までも「誤解されやすい人だから」と顔以外取り得がなさそうな義兄を擁護するのが、とにかく不可解でした。
    父親の介護問題は……どうなんでしょう。その決着方法でいいの?としか(義母さん可哀相過ぎる)。

    個人的には『背徳は蜜のように』のが好き。エロは回想のモブ義兄と、最後の最後に想いが通じ合ってからの……のみなので、期待しない方が賢明かと。

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著者プロフィール

貴族や名家の御曹司等、きらびやかな世界観を表現した作品が数多く、読者の支持を集めている。

「2017年 『なんでも屋花曜祐介の事件譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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