あの日、あの場所、あの時間へ! (キャラ文庫 く 1-9)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 45
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199009457

作品紹介・あらすじ

名門大学バレー部に所属する、湊が乗ったバスが事故で大破!! 湊を庇ったエースで親友の健太郎が、再起不能のケガを負い選手生命を絶たれてしまう!! 病室で長年の想いを告げる健太郎を、湊は罪悪感から拒めない。次第に激しくなる親友の独占欲と執着に追い詰められていき!? 時を遡れるなら、事故の直前にまで戻りたい――不運のループに逆らい、何度でもリトライする運命のタイムリープ!!

感想・レビュー・書評

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  • 序盤、この束縛彼氏こえーよ! どうやって更正させるんだ? と思ったら、そもそも彼氏じゃなかった件…。いや、本来のカプの方が好みだったので問題なかったんだけど(笑)。

  • タイムリープもの。
    途中「あんたが攻なのか」と驚くこと請け合い。
    何度も変化するのに良くならない未来がハラハラするしとても面白かった。

    …ただ、終盤くっさいセリフ(?)が出てきたのだけはいただけない。
    あれさえなければ読後感最高だったのに…とすごく惜しい。

  • 『海辺のリゾートで殺人を』が面白く、同著者の『あの日、あの場所、あの時間へ! 』を。
    タイムリープものなのですが、その構造が面白く、「知恵をつけて少し巻き戻ったぐらいじゃ(決定を変えられるほど)人の心は変えられないよ」と言っているようです。
    出会った時期を変えて、出来事も精神も関係も変わっていく。
    ビターな内容も含みますが、最後まで突き抜ける元気さがあります。依存と執着、友情と恋情。もどかしいけれどひたむきなかれらに幸いあれ、と思いました。

  • 小説キャラで、この作品が面白かった!と仰ってた先生がいらしたので興味をもって購入。いやー、意外な展開が面白かった。
    とにかく、「健気攻」!独りで孤独に何年も、やり直してやり直して、えらい(>ω<。)がんばった!健太郎くんの執着はその後どうなったのかなぁ。他に好きな人ができたのかなぁ。
    人生は選択の連続。もし、最初のまま進んでても、湊くんと健太郎くんが立ち直ってやり直す未来もあったのかなぁ?とか。健太郎くんが立ち直って、それでもふたり別々の道を歩む未来とか、色んな「if」が考えられるかなぁと。
    それはともかく後輩拓歩くんです。健気。泣ける。

  • タイムリープものは苦手だけど、感想が良さげで気になり。とてもよかったです。
    1回目も3回目も健太郎の執着が強くなるのがぞっとしました。湊と恋人という組み合わせがダメなんですかね。4回目に来て拓歩が静かに孤独に頑張ってるのを思うとグッときました。湊の心中から変えようとする姿がすごく胸にきました。拓歩の頑張りも知ってもらえてよかった。ほろり。

  • 攻めになるだろう人物が二人出てきて最終的に一人を選んでいるけど、個人的には選ばれなかった方と一緒になった場合の結末を読んで見たかった。他の人の感想を読んでいると選ばれた方と一緒になって良かったという感想が多いから一般的な感想ではないと思うけど。サマミヤアカザさんのイラストが綺麗で見た目の好みもあるからその影響もあるかも。
    幼馴染み・親友・執着という好きなキーワード、好みのキャラデザであり最初その人物とばかり接触あるからそちらの方に感情移入してしまいました…。やっぱり少数派かな、同じような方いませんか?展開は好みではないけど最後まで読めるくらいには面白かったです。

  • 意外な展開にときめくよりもドキドキさせられた。
    やり直してもなお、湊を縛ろうとする健太郎の強い執着に、この攻やめた方がいいんじゃ…と思う頃にやっと真打登場!
    それからは展開が面白すぎて、ページをめくる手が止まりませんでした。
    タイムリープもので、可哀想な受のために頑張る攻という、珍しい設定。ラストまで飽きさせず走り切ったのは見事。
    ただ、攻が魅力的な分、受がかすんでしまったような。
    ノンケだっただろう男二人を強く執着させる役どころだったので、そこだけが少し物足りなかったかな。

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