海辺のリゾートで殺人を (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
3.94
  • (4)
  • (9)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 41
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199009914

作品紹介・あらすじ

豪華客船で無人島へ向かい、島の高級
リゾートホテルで優雅なバカンスを過ごす――
そんな夢のようなツアーに招待された10組20名の男女。
抽選に当たりツアーに参加した
地味なサラリーマン・瑞樹は心弾ませ船に乗ると、
他の乗客は大企業の御曹司や警察官僚に
裁判長など、クセ者揃いのセレブばかり。
最初からたじろぐ瑞樹だったが、
旅の取材で同行するフリーライター・阿久津と
知り合い、意気投合する。
無事に島に到着して、阿久津と楽しいランチを
過ごした直後、ツアー客の一人がプールで溺死!!
突然の出来事に呆然とする瑞樹だが、
この事故は他殺ではないかという疑惑が
出てきて――!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 極限の状態って、人間性が出るよね…。と、読みながら思ってしまった。怒ってもすぐに口に出すことが出来ない瑞樹が、イライラを募らせるくらいだから。そんな中、どんな状況でも態度を変えず、嫌な態度を取られても受け流す阿久津はすごい。隔離された場所での人の死。混乱する中で、瑞樹の近くに阿久津がいてくれて、本当によかった。
    大切な人を傷つけられた恨みはすぐには消せないと思うけれど、少しずつでも自分の今の生活に目を向けられるようになるといいな。と思った。

  • 面白かったんですが、途中まで嫌なヤツのオンパレードでちょっと辟易しちゃったので、☆4つ。

    まぁ、ストーリー的に嫌なヤツっぷりが必要なのもわかるのですが、根拠のない悪意っていうか、嫌みを言ったり、意地悪する根底にコンプレックスとか僻みとか、何かしらの理由みたいなのがないと、ちょっと読むの辛いかな。

  • 登場人物が胸糞ばかりで注意が必要。自分は苦手だったので中々進みませんでした。まあ推理が骨子なので仕方ないのですが。
    不安を感じさせていく展開から驚きの最後へ。ハッピーエンド主義者には嬉しいラスト。推理ものとしてまとまりすぎていて、Hのくだりを余計に感じるほどでした。
    楠田さん、意外にも引き出しの多い作家さんでびっくり。
    難しいシチュをちゃんと書ききる筆力もあるので、萌えが合うならおススメです。

  • BLでミステリー!ヒャッホーとよろこび勇んで読んだものの、まあまあだなって感想。期待値がでかすぎた。

    ミステリーとしては普通。2時間サスペンスな出来。ネタバレだけど、主人公を犯人にしたのは、他キャラを目立たせるより主人公を立てたかったのかなと思う。ある意味、受けが犯人、攻めが探偵という、おいしい組み合わせでもある。
    主人公が嫌なことをされてもなかなか言い返せないが、ちゃんと復讐果たすというのは傍から見たら十分やベエ奴だと思う。あんまし好きな性格のキャラじゃなかった。BLの文脈でミステリーやるとこうなるのかというのはわかっておもしろかった。

    BLとしては、ドキドキはあったものの、いちゃいちゃの部分が物足りない。この著者はこの作品が初めてなのでさじ加減はわからないが、他の著者の作品に比べて薄いとは思う。
    攻めが受けのことを前から気にしてグイグイきたのはいいけど、守るよ発言にはは?となってしまった。昔から気になってたし、動機もわかってるからとは承知しているものの、受けから見たら攻めは初対面なわけで、いきなり言われてもなという感触。それが醍醐味とは思えなくなってきてるこちらの問題だろうな。

    一人一人のキャラ描写は良かった。嫌なキャラが多いが、なんかやっぱ2時間サスペンスのようなキャラ立ち。最後、主人公のことが許されたのがみんないい人だな。ていうか、主人公が集めた人達以外の人が完全に巻き込まれで可哀想。もっと人数絞っても良かったんじゃ?

    ミステリーとしての伏線や、主人公の描写具合はちゃんと文法にならってたと思う。あとから読めばなるほどとなるし。主人公の能力の高さについては、話したことからしか推察できないので、ちょっとずるいなとは思う。思い付けるが可能かまでの証拠が弱い。ケチをつけるならそこかな。

    総じて、もっと面白く書けるだろうなとは思った。これからもミステリーBLが続いて欲しい。

  • "リゾート"とか"殺人"とかっていうタイトルと表紙イラストに心をわしづかみされて読み始めたけど、思った以上にメインが本格的なミステリーで面白かったです!
    BLも好きだけど、ミステリーも大好き~という、欲張りさんにはぜひおすすめ。
    自粛で外出もままならない今、腐女子にはうってつけの作品でした。

    船で12時間の美しい孤島にある豪華リゾートホテルで次々とおこる不可解な死亡事件、招待客は一癖あるセレブばかり…と冒頭から話に引き込まれる展開です。
    行動力バツグンで強靭な精神力の持ち主である旅行雑誌のフリーライター×内気で人見知りな会社員。
    豪華リゾートホテルで滞在するうちに徐々に親しくなっていく二人です。
    支配人の花井は、有能で好感が持てるキャラでしたが、後は全員セレブとは名ばかりのクズの集まりで…!
    しかも、全員きちんとキャラ立ちしていて、ぼやけた人物ゼロというのが素晴らしかったです。センセの作品は初読みだったと思うのですが、描写力、構成力の上手さに心惹かれました。

    あらすじは語れないけど、阿久津という男の魅力については語らせてほしいです!
    すごく強いとか、カッコいいとか、男の色気があるとか、そんなんじゃないけど彼の人間性がとにかく男前なのですよ。
    次々とおこる惨劇の中、君は俺が守るから、と何度も瑞樹に言いきかせる阿久津。
    阿久津の「天罰は下るのか?」という話は事件の核心を突いていて、深く考えさせられました…
    ミステリー好きなんですが、ストーリーの顛末にはなかなかのものがあり、救いもあってすごい…!ってなりました。
    読んだらほんとに悪いヤツをこの手で成敗したくなるはず。

    重いテーマでもあったけど、そこに甘いラブもしっかりあって癒されました。二人にはラブラブで幸せになってほしいです。

  • 緻密なミステリーで読み応えがすごかった!

  • そうきたかあ。

全7件中 1 - 7件を表示

楠田雅紀の作品

ツイートする
×