異世界で保護竜カフェはじめました (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
3.56
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本棚登録 : 71
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199010149

作品紹介・あらすじ

迷い込んだ絵本の世界で、
竜を保護するカフェをオープン!?

空には竜が飛び交い、城にいる小鳥や猫の話す
言葉がわかる!? その上、この先の未来の
出来事までわかってしまう――
トラックに撥ねられた勇利が目覚めたのは、
幼い頃読んだ絵本の世界!! なぜか「神子」と
崇められ、王子の番にされてしまう。
大好きな絵本の王子様・ジュリアンは、
無口で堅物――けれど大の竜好き!!
「竜と会話できるなんて、素晴らしい能力だ」と
熱い眼差しを向けてきて!?

感想・レビュー・書評

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  • BL。タイトルにあるカフェを始めるのは結構後。竜は沢山出てくるけど、保護竜やカフェはメインではないかな。だからタイトルはある日の主人公の一行日記という感覚で読んでいけるといいと思います。タイトルにこだわらなければ良く練られた物語だと思います。
    ただかなりしょっぱなに、主人公にしてみたらまるで拉致されてレイプ。的な場面があるので、ちょっと手が止まりました。愛国心故の所業なんだけどね。説明なしだと犯罪臭がね…。

  • 第3王子のジュリアン×神子の勇利。
    最初勇利が異世界トリップして訳もわからず突然襲われて、目が覚めてからもパニックで逃げ出すところが読んでて辛かった。お相手のジュリアンも冷たい感じで。何より大神官が話が通じない感じで気持ち悪かった。勇利も自分の気持ちを伝えたら違ったかもしれないけど、無理でしょう。辛い気持ちを理解されなくて、レオニダスと話してホッと笑顔を見せるのにうるっとなってしまった。ジュリアンは無愛想だけど竜のことになると一途で、とても誠実で優しい。竜オタクでキラキラした表情で語るところはすごいギャップ萌え。勇利も少しずつ落ち着いて考えられるようになって、何ができるかと考えて行動するところが優しくていい子だなぁ。ふたりの少しずつ心を近づけていく様子はとてもよかったんだけど、大神官はともかく王様がああいう結論に至った経緯にモヤモヤしたし、あっさり収まったしでその辺は駆け足だったなという感じでした。カフェもちょろっと。

  • ファンタジー。めでたしめでたし

  • 辛い環境で暮らしていた勇利。絵本の世界に行ってしまってからも、歓迎されているようで、話を聞いてもらえないのが、読んでいて辛かった。勇利が人間として扱われていないような気がして。それでも、不器用ながらも歩み寄ろうとするジュリアンと、竜の話で盛り上がる勇利を見てホッとした。自分の「役割」に納得できなかったり、自分が間違ったことをしているようで不安になったりと、中々新しい世界で安心できない勇利。竜や動物たちと話せるのは、勇利にとって必要なものだったかも。必死に正しい方法を考えようとする勇利とジュリアン。2人一緒なら、きっと大丈夫。と思えて、嬉しくなった。

  • タイトルがちょっと…まあ確かにカフェも出てくるのですがそんなにメインではないというか…。
    なので、そういう話を求めて読むと少々肩透かしだと思われます。ちょっと詰め込みすぎた感があります。主人公と王子と竜以外がおざなりかな。一冊では足りないのかもしれません。

    本来のあらすじだと、交通事故により竜の卵から孵ってしまった主人公が神子として王子と無理矢理番わされ、その後竜と心を交わしながら、王子とハピエンになる話です。転生?転移?した途端いきなり卵の殻の中で目覚め、外に出たら何かを飲まされちゃって発情して、相手役として決められていた王子にやられちゃうという。

    この王子が美形な癖にくそ真面目な竜オタクで、そんな堅物がちょっとずつ甘くなっていく様がたまりませんでした。それに絆される主人公の気持ちや葛藤も楽しい。このあたりはさすがのかわい先生です。
    今まで読んだかわい先生の作品は3分の1くらいエロだったと思い込んでいたのですが、久々に読んだらエロ以外の話が面白くて大満足でした。

  • 良かった!とっても良かった!全体的にとっても好みで幸せでした!キャラも導入も設定も展開もオチも、全て良かった!
    惜しむらくは、場面転換が多く次々進むのは好ましい反面あっという間に進んでしまうので短い。大神官とか王とか、第二王子とか前護り手とのやり取りとか、結局星の塔は待ち伏せだったのか?とか、隣国はどうなったのかとか、竜の出番が少ないとか、、、細かい部分はいろいろ気になったけど、総じて短く収めた弊害な気もして、まぁやむを得ないのだろうなぁと。
    ノベルズで読みたかったなぁ。

  • ★3.6

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著者プロフィール

2014年デビュー。「溺愛竜神と輪廻の恋」執筆。

「2019年 『獣人王の愛妻オメガ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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