憑き物ごと愛してよ (キャラ文庫)

  • 徳間書店 (2021年7月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (274ページ) / ISBN・EAN: 9784199010378

作品紹介・あらすじ

僕の中に巣喰う化け物を殺してくれ――
特殊な一族の青年と魔物退治を生業とする男の、
運命の恋!!

僕の身体に巣喰う、強大な憑き物を
祓ってほしい――18歳になったら憑き物の
花嫁として孕まされ、殺される運命を
背負う温(ゆたか)。並みの術師では太刀打ち
できず、一縷の望みで最後に縋ったのは、
最強の憑き物落とし・陸海(くがみ)。
「たとえ1億積まれても、俺は助けない」
冷たく拒絶する陸海の元に、諦めず
通い詰める日々。ついに根負けした陸海は、
「このままじゃ寝覚めが悪い」と
渋々引き受けてくれて!?

感想・レビュー・書評

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  • タイトルで結末のネタバレをしているパターンの作品。
    オカルトBLが好きなので最初はワクワクしましたが、祓い方が地味過ぎて何だかがっくり。クライマックス以外は全体的に盛り上がりに欠ける印象で、ちょっと思ってたのと違ったなぁと。
    私はオカルトBLならエロよりも怖さに重点を置いてほしいタイプの人間なので、どちらかと言えば前者寄りであるこの作品は残念ながらあんまりハマれなかったです(^^;)
    攻めの人間性もあまり好きになれず、うーん…って感じでした。 今まで読んできたオカルトBLのホラーレベルが高過ぎたのかも?(笑)

  • 憑き物落とし×憑き物の花嫁。そして、私の好きな渡海さんの感情を表さない受!
    だからこそ、話が進むに従って表れてくる受の感情の発露にじーんとしてしまったり。そんな可哀想でいじらしい受の気持ちに、攻もまた変化していくのが本当に良い。
    題材はおどろおどろしいけど、ホラーみはあまりないので苦手な人も安心。意外なラストまで手が止まらなかったお話です。

  • 最初は攻め視点からの受け視点、あと良きタイミングで交互という感じで大変読みやすくて面白かった。もちろん話の内容も。ただタイトルがネタバレすぎて途中からラストの展開を察してしまった。
    このタイトルじゃなければ、絶対ハラハラ出来たのに!

  • 悪霊とか祓い屋さんとか、苦手。と思いながら読んでたけど、面白かった!
    300年代々憑き物を利用して富を得てきた一族が、とうとう彼ら自身が喰われて当主一人を残して全滅。
    当主には数多の悪霊と強大なラスボス霊が取り憑いている。
    その当主が、自分に巣食う憑き物を祓ってくれと祓い屋陸海(くがみ)を訪ねてくる。
    その展開はふーん…って感じだったんだけど、とにかく憑き物の容れ物の当主(17歳)が、初めから「当主」であるために屋敷の一室に大切に囲われ長い期間同じ人物とふれあって情を感じないように、しかも金儲けの道具としてしか見られていないのでろくに教養もしつけもされず過ごしてきた人物で。なのに、ほんの少しの間与えられた愛情をまっすぐ受け止め、己の存在を恥とするような真っ当な優しい人間で。
    彼の健気さに涙が出る。

    初めは攻である祓い屋陸海さん視点。途中から時々当主温(ゆたか)視点混じり。

    憑き物つきで、身一つなのに何にも不自由ないように周りをねじ曲げて自殺すらできない飢えることもできない温の、悲壮さと、裏腹な物知らずで笑いを誘うアンバランス感。
    憑き物やそれを利用して私腹を肥やす人間を心底憎悪する陸海さんが少しずつその不器用で健気な温に絆されてくさま。
    ふたりの奇妙な同居生活がおかしい。

    結局、最後はどうなるんだろうってハラハラしながら読んでたけど、なるほどね。
    なんていうか、最初から最後まで、別に憑き物自体は喋ったりなんだりしないけど、邪悪なだけじゃなくて結構かわいいというか―――人間味ある存在だったんだなと。
    それ、に悪や負の力をつけさせたのは、結局、古久喜家やその力に阿る人々の欲望だったんじゃないかなと思ったりした。

    イラストレーターさんがミドリノエバ先生なのも、なんかさっぱりしててよかったかも。

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