バーテンダーはマティーニがお嫌い? (キャラ文庫)

  • 徳間書店 (2021年12月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (314ページ) / ISBN・EAN: 9784199010521

作品紹介・あらすじ

道一本隔てた向かいがゲイタウンなんて
うんざりだ──。高校時代、親友への恋心を
否定して一方的に関係を断って以来、一般客を
相手にバーテンダーとして働く戸原。
ところがなりゆきから、毛嫌いしていた
真向かいのゲイバーで短期アルバイトをすることに!!
しかも面接に現れたオーナーは、くだんの親友・
杜野だった──!? 動揺して気まずい戸原に、
なぜか杜野は「おまえなら採用だ」と言い渡し!?

みんなの感想まとめ

テーマは自己探索と恋愛の葛藤で、主人公の戸原が自身の本質に気づき、成長していく姿が描かれています。彼は親友への恋心を否定し、一般客を相手にバーテンダーとして働いていましたが、思いがけずゲイバーでの短期...

感想・レビュー・書評

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  •  表紙のオシャレさに惹かれて購入した作品。腕のいいバーテンダーで見た目もいい主役を中心に、キラキラしたカクテルがたくさん登場する作品の世界観と、イラストがとても合っていて、読みながら自分まで少しオシャレになった気分でした。もちろん気分だけなんですが、そんな錯覚を味わえる読書もまた楽しかったです。
     でもどんなきらびやかな仕事でも、どんな見た目の人でも、結局悩むことは似たようなもんなんですね。恋愛を拗らせたり、自分のアイデンティティに悩んだり、勘違いしやすかったり、登場人物たちの中身は人間らしい。みんな完璧ではなくて、脇役の浅井さんも手島さんも、アカネさんも、みんなどこかいびつで可愛げがあって、微笑ましかったです。
     主役の2人は、戸原くんの拗らせっぷりが可哀想でしたが理解できる範疇かなと思って読んでました。拙いながら、一生懸命杜野くんに手を伸ばそうとする姿はいじらしかった。杜野くんには、長年の思いが実ってよかったねと言いたくなりました。
     ☆は、杜野くんが戸原くんを好きになった理由がイマイチわからなくて、そこをもう少し描いてほしかったなと思ったのと、何度も強く拒絶する戸原くんを口説く杜野くんに「そんなにグイグイ口説ける?」ってちょっと疑問に思ったので、-2に。杜野くん側の事情をもう少し知りたかったなと思いました。
     でも主役2人は格好いいし、周りのキャラも素敵。仕事の描写も細かくて大人も読みやすい。特にお酒が好きな人や、不器用だけど健気な受けが好きな方は、より楽しめる作品かなと思います。

  • 戸原の自分自身の本質がわからなくて、拗れて迷走して、はっきり自覚ができてからの箍が外れる感じがリアル。
    経験が乏しくて初心な戸原と、スマートなようでいて独占欲が強い杜野は王道な恋愛小説。
    バーテンダーの話は惹かれるものがあって、バーの薄暗い感じとカクテルがとても好きなのを再確認。(下戸なのに。)
    著者のお酒・カクテルへの造詣の深さが窺えて、もうちょっと長編だったらお仕事小説。そこも楽しめた。

  • むずキュン。末永くお幸せに。

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