気難しい王子に捧げる寓話 (キャラ文庫)

  • 徳間書店 (2022年2月25日発売)
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感想 : 10
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Amazon.co.jp ・本 (450ページ) / ISBN・EAN: 9784199010576

作品紹介・あらすじ

「薔薇の聖痕」を持つ王子は、伝説の英雄王の生まれ変わり──。国中の期待を背負って甘やかされ、すっかり我儘で怠惰な暴君に育ったエセル。王宮内で孤立する彼の唯一の味方は、かつての小姓で、若き子爵のオズワルドだけ。宰相の地位を狙う野心家は、政務の傍ら日参しては甘い言葉を囁いてくれる。そんな睦言にしか耳を貸さないエセルの前に、ある日預言者のような謎めいた老人が現れて!?

みんなの感想まとめ

わがままな王子が、謎の老人によって未来の悲惨さを見せられ、自らの行動を改めていく姿を描いた物語。主人公たちの性格やストーリーは、著者のこれまでの作品とは一線を画しながらも、ページをめくる手が止まらない...

感想・レビュー・書評

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  • 文句なしに★5。最早、神です!
    文庫で400p越えで大ボリュームでしたが、面白すぎて1日で読んでしまった。
    長く物語の世界に浸っていたいから、ゆっくり読むはずが続きが気になって仕方なくて一気読み
    特に攻めザマァの展開が、素晴らしすぎて……!
    手玉に取ってると思っていた相手に、逆に相手の掌の上で転がされて、気づいたら「あれ?あれ??」と受けに振り回されている攻めが、もう最高でした。
    最終的には「縋り付くのは俺の方だ…」なんて言っていて、本当に堪りません。
    「嫌いの対義語は無関心」なんて言いますが、それで言うならオズワルドがエセルへ向ける感情のなんと大きな事か。愛憎・嫉妬・羨望・執着・慈愛…って人間の持てる感情全てをエセルに向けていてクソデカ感情すぎるでしょ!!すごい(歓喜)

    ★紙書籍で購入しましたが、電子版には限定SSが付いてるとのことで電子でも再購入しました。
    限定SSはマルジン視点のお話で、マルジンのエセルへの想いが切なくもコミカルに描かれていて甘酸っぱい後日談でした♡

  •  わがまま癇癪持ち王太子が謎の人物(最後までわからない)によって悲惨な未来を見せられて改心するクリスマスキャロルのBL版なお話。攻めがまあまあ酷い人だけど、王太子を鬱陶しく思う気持ちもわかるし、完全に情を捨てて私欲に走れない人でもある。王太子が改心したことで攻めの態度も変わっていくけど、彼の本心を見てしまっている王太子がなかなか心を開けなくて、そのもどかしさがよかった。

  • 結構なボリュームだったけど、面白かったので一気読み。
    系統としては、人生やり直しものに近いかな。本作は時をさかのぼる訳では無いけど、過去現在未来を鏡を通して知り、変えようとする。変えようとしても最初は、もはや完全に追い込まれた状態で、一体どこから手をつけるんだろうと心配になるレベルだったので、そこからの逆転は面白かった。恋愛要素は少なかったので、その後の話を丸一冊とかで読ませてほしい。
    攻めのオズワルドが、ただのスパダリじゃなくて、裏もあるし口も悪いというのはだいぶ好みだった。

  • 2022年に読んだBLで1番好きだった

  • 小中さんにしては珍しくがっつり長編。主人公たちの性格もストーリーも、何もかもが小中さんの王道から外れた初めてづくしのお話だったにも関わらず、ただただページをめくる手が止まらなかった。
    屈折した愛情を抱えるオズワルドにキュンとしつつ、エセルの支えになるマルジンも良かった。エドワードやアンナの存在もエセルの救いになっていて、序盤の暗い流れに光が差し込んでいくことにホッとしながら読み進めていました。
    BL以前にお話としての完成度が高すぎて、いやもうずっとこの世界に浸っていたいと思ってしまいました。大好き。

  • 我欲にまみれた大人達の悪質な思惑により、学びを奪われ愛を知らず命をも脅かされながら気難しい我儘に成長したエセル
    不思議な老人との出会いで、故意に隠された真実を理解し、聡明さを取り戻し、自分と国を建て直すお話。読み応えありました!
    一番エセルの近くに居て、本来なら助けられる立場で、深層には恋心を持ちながらも野心によりエセルの本当の姿が理解できておらず、エセルの想いに胡座をかいていたため、マルジンにやり込められたり、「攻め様ザマァ」的な展開が気持ち良いw
    口が悪くて意地悪で態度も横柄だけど、エセルを溺愛しているオズワルドが、全く甘くない言葉でエセルに愛を伝えるシーンとか、悶えるほど好物です! 
    時を渡ってエセルの目を覚ます時でさえ辛辣なのホント好き!w愛があると全てが萌えです!

  • 面白かった!!

    満足!!

  • 面白かった!一気に読みました。

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著者プロフィール

小中大豆(こなかだいず)・作家・白泉社「指先がすれ違う」にてデビュー・現在、BL各レーベルで執筆中

「2022年 『王さまのがっこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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