3月22日、花束を捧げよ (下) (キャラ文庫)

  • 徳間書店 (2024年8月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (466ページ) / ISBN・EAN: 9784199011405

作品紹介・あらすじ

「このまま何もしなければ、いずれ光一(こういち)君は死にます」──一人だけ時を巻き戻り、衝撃の未来予知で蓮(れん)を仲間に引き込んだ海路(かいろ)。明るく陽キャな蓮は、洞察力も観察眼もある頼もしい味方だ。けれど、友人になれたのに、海路は冷たかった蓮の面影を追ってしまう。なぜかつての蓮は、頑なに協力を拒んだのか、理不尽な行動に何を隠していたのか──全ての謎が明かされるタイムリープラブ完結編!!

みんなの感想まとめ

テーマは友情と愛情が交錯するタイムリープで、登場人物たちの思いが深く描かれています。海路は、友人の光一を救うために奮闘し、明るく協力的な蓮と共に作戦を練りますが、過去の蓮の冷たさに疑問を抱きます。彼ら...

感想・レビュー・書評

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  • やっぱこういうのは上下巻続けて読まなきゃ。

    一抜けするつもりが今度は海路だけがタイムリープ。
    開き直った海路は記憶のない連を巻き込む事に
    今回の連はタイムリープする前の連で明るいキャラ、
    全てを打ち明ける事になったが
    ちゃんと話を聞いて協力してくれる。
    どうやら今回は「ゼロ回目」の世界。
    もう失敗は出来ないしこれが最後のチャンス
    連と協力し光一とも仲良くなって
    甘酸っぱい青春を楽しむと共に
    連続して起こる事故にも前もって対応。

    なぜ光一は毎回死ななければならないのか?


    上手に話まとめたなぁ〜
    読み応えあって面白かった。

    BL作品だけどSF小説の感覚で読んでたわ、笑

  •  何度もタイムリープする理由がずっと気になっていたけど、なるほどそういうことでしたか。
     蓮も海路も、強い使命感を持って運命に抗おうとするのに、何度も壁に阻まれる。光一を守ることに費やす時間よりも無駄に消費する時間のほうが多く、気持ちが疲弊しきっていく様子にすごくリアリティがあった。何度も死ななければいけない光一のことを思うと気が重くなる。最後は梃子でも諦めない二人に死神が根負けしたのかな。

  •  上下巻まとめての感想。
     何度巻き戻っても上手くいかなくて、ページを捲る手が止まらなかった。彼らが巻き戻るたびに死ななければいけない光一が可哀相。
     最後は懸命に運命の死を回避しようとする二人に絆されたのか、光一の命を狙う死神も諦めてくれてよかった。これだけの長編を飽きることなく読み進めさせる筆力は圧巻。

  • 最初に出てきた雨月物語がメインの下敷きだと思って読んでいたので、最後まで読んでも本当にハッピーエンド…なのか…?という気持ち。最後の最後で光一が意外にも肉食系であることが明かされたことも合わせて、蓮達の預かり知らぬ所で光一は誰かの恨みを買っていたから死の運命から逃れられなかったのでは…雨月物語をなぞるなら、朝だと思ったら夜だった、実は3月22日は終わりではないのでは…とかずっと考えていました。

  • 長かった。面白かった。
    相変わらずの深刻な設定に、結構しんどい思いもしたが。
    それでもやっぱり面白く、この設定、展開、オチを創作する小中先生はやっぱりすごいね!

  • まず本の厚さに驚きました(笑)

    上のラストで自分だけがタイムスリープしてしまいホワイト蓮に話し共に光一を死なせない為にと作戦を練る海路の前向きな姿勢が凄いと思いました。
    蓮もブラック蓮とは違いとても協力的で海路に対しても優しくて。
    だから何故ブラック蓮はあそこまで海路に冷たく辛くあたっていたのかが謎で。
    光一と3人で過ごすようになり光一の苦悩等を知りに海路の気持ちが好きな人の好きな人を死なせたくないから大切な親友を死なせたくないに変化していく過程は良かった。
    そんな中で蓮に好きだと言われ、でも蓮は海路がブラック蓮を好きだと思っていてどちらも好きになっている自分に戸惑うのは切なさがありました。
    3人で協力し、光一の死ぬのを止める事が出来たのけれどタイムスリープの理由と結末を知りブラック蓮が現れホワイト蓮と融合しその後2人の取った行動がハラハラドキドキでした。
    その時に恋人らしいことをしたいと言う海路が可愛く、蓮の海路を想う気持ちが堪りませんでした。
    もうダメだ、となった時に咄嗟に取ったお互いの行動によりようやく死から回避されたのにはもう涙が止まらず。

    ラストはとても穏やかに、楽しくイチャイチャな2人が愛おしかったです。

    光一の死を巡る内容が凄く凝っていて、しかも海路、蓮、光一それぞれに色々と思いがありただBL小説を読むだけではなかった作品、中々巡り合えないので今回私の中で忘れられない作品となりました。

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著者プロフィール

小中大豆(こなかだいず)・作家・白泉社「指先がすれ違う」にてデビュー・現在、BL各レーベルで執筆中

「2022年 『王さまのがっこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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