火星人先史 (徳間デュアル文庫)

  • 徳間書店 (2000年12月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784199050268

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

魅惑的な火星を舞台に、テラフォーミングされた未来の世界が描かれています。過去の火星の姿を思わせる荒野の中で、改造生物が真の火星人として成長していく様子は、独創的な設定とともに読者を引き込みます。特に、...

感想・レビュー・書評

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  • 火星……この魅惑的な惑星は、30年代スペオペ黄金期は勿論、現在に至るまでSF作家を魅了し続けている。
    それというのも、大気が存在し、かつては水があったという痕跡があり、もしかしたら生命の痕跡があるかもしれないという期待がかけられ、かつては「運河がある」ゆえに知性体が存在するのではないかと思われていた……そういうところだからだ。
    近年は、火星をテラフォーミングした場合、という前提がしばしば用いられる。
    本作も、テラフォーミングされた火星が舞台だ。
    とはいえ、完璧なテラフォーミングとはいえず、かろうじて酸素マスクがなくても歩く事ができる荒野が広がっている、そんな世界だ。つまり、昔、火星はこんなところだろう……と思われていたような状態が作られている(うまい!)。
    その舞台で、とある改造生物が活躍し、真の火星人たるべき存在になっていくのだが……。
    使用された生物にまず意表を突かれる。また、火星人の存在形態も凝っている。
    しかし、後半には幾つかの疑問が残る。
    たとえば、あまりにも火星を制圧しようとしている地球の軍人が、ステレオタイプに過ぎないだろうか。感情的な反応を示す指揮官がいてもいいが、皆が皆そうでは、面白味を欠くと思う。
    また、ラストについては、こうする必要があったのかと首をひねる。
    火星がテーマであり、火星を舞台に展開してきたものが、いきなりこうなってしまっては、唐突という感じは免れない。

  • <poka>
    読み終わったあと、力や勇気をもらったような気がしました。こんなところが川又さんのすごいところでしょうね。
    火星3部作は全部読んでみます。

    <だいこんまる>
    pokaさんは火星モノがすきですね。神林さんの3部作を思い出しました。

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著者プロフィール

1948年生まれ。SF作家、評論家。代表作に1984年に日本SF大賞を受賞した『幻詩狩り』があるほか、同作を含み7回にわたり星雲賞を受賞。SF以外にも架空戦記を数多く執筆。淑徳大学や池袋コミュニティ・カレッジにて、小説についての講義も行っている。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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