深淵を歩くもの (徳間デュアル文庫)

著者 :
制作 : 伊藤 郁子 
  • 徳間書店
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本棚登録 : 19
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199050480

感想・レビュー・書評

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  • ウルトラマンティガのスピンオフ小説2編を目当てに読んだけど、それ以外の映像作家ならではのネタのホラー小説がなかなか良かった。
    ただショートショートはいまいちだったかな。

  • ホラー、特撮、アニメと多彩なジャンルの作品で魅力的なエピソードを生み出している脚本家・小中千昭の作品集。小中氏が参加した「ウルトラマンティガ」の最終話とキリエル人のサイドストーリー、ラヴクラフトの「インスマスの影」を脚色化したドラマのノベライゼーション、井上雅彦監修の書き下ろしホラー・アンソロジー「異形コレクョン」に捧げた数々の短編と多彩な短編集となっている。ただ幻燈館の章の掌編には魅力的な作品が少なかった為評価は4にした。しかし、幻想と怪奇がお好きな方は充分に楽しめる魅力的な数々の世界が構築されている。

  • 「ウルトラマンティガ」等の特撮作品で脚本を担当し、「異形コレクション」等にはホラー短編を寄せていた著者の初の短編集。
    最初は映像ディレクターとしてスタートしたということもあって、映像畑での活躍が長いことは今回の個々の作品にも反映されているように思えた。
    「異形~」に収録されたものや、クトゥルー神話などバラエティに富んでいる。中でもオススメは冒頭の書き下ろし作品「Read Me!」。アパートの前の住人が、次に来る住人に対して宛てた手紙、という形式で書かれた作品だが、最後まで背筋にチリチリと厭な感覚が残る1本。

    但し、これは作品内容とは関係ないんだが……なぜこのレーベル(徳間デュアル文庫)から発刊されたんだろう?ラノベのレーベルで版型が普通の文庫より一回り大きいし、おまけに表紙は可愛いイラストで、書店じゃジュニア向けの書棚にあるし……。

著者プロフィール

1961年東京都出身。成城大学(映画記号学専攻)在学中より特殊映像専門のライターとして活躍。卒業後、映像ディレクターを経て『邪願霊』(88年)で脚本家としてデビュー。以来、ホラー/SF/ファンタジー系の脚本家として幅広く活動。幼少期から特撮作品に親しんでいたこともあり、『ウルトラマンティガ』など、特撮作品にも数多く携わる。代表作に『くまちゃん』(93年)、『エコエコアザラク』(97年)、『THEビックオー』(99年)、『ウルトラマンマックス』(05年)など。また近著に「恐怖の作法:ホラー映画の技術」(2014年/河出書房新社刊)、「光を継ぐために ウルトラマンティガ」(2015年/洋泉社刊)などがある。
アマチュア・ベーシストの一面を持ち、高校~大学時代はクロスオーバーなどのコピーに勤しんだ。NHKの『BABYMETAL現象〜世界が熱狂する理由〜』(2014)を見て、2015年よりブログ『BABYMETAL試論』の執筆を開始、彼女たちの活動を追い続けている。

「2016年 『BABYMETAL試論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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