微睡みのセフィロト (徳間デュアル文庫 う 1-1)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199051043

感想・レビュー・書評

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  • 近未来、『感覚者』『感応者』と呼ばれる二つの人種の間でパット・ラシャヴォフスキーは世界政府準備委員会の捜査官として戦いの日々を送っていた……<br>
    心的外傷を抱えたまま戦うパットと少女ラファエルが凄く良い感じです。物語終盤に二回どんでん返しがあるのですが、二回目の方に泣きそうになりました。ただし話自体はかなり難解、と言いますか『専門用語』が多いです。言葉を共有できなければ全く面白くも何ともないかも知れません。キャラクターが魅力的なだけに惜しい。

  • 読み終わったあと興奮してぜひハリウッドで映画化…!とか思ったんだけどよく考えたらこんな小難しくて感覚の話に偏った設定映像にするの無理でした。中盤にあるカタルシスが圧倒的。

  • 超能力+SF要素を加味した未来もの。幻想的な雰囲気と、ハードボイルドの雰囲気が綺麗にかみ合っている。だが、作品全体設定が分かる様な分からない様なところが、ちと微妙。最後の方で設定資料があるのでそれをまず目を通した方がいい。さらに話の盛り上がるところが中途半端で、なんだか味気ない。サクサク読めるけど、敵のキャラクター性とか、インパクトがなんだか薄い。主人公などメインキャラクターは魅力的なんだけど、話が彼らを活かしきれる舞台ではなかった。半端さしか残らない。

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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