イノセンス After The Long Goodbye (デュアル文庫)

著者 :
制作 : 新間 大悟  佐伯 経多 
  • 徳間書店
3.34
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本棚登録 : 205
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199051548

作品紹介・あらすじ

素子がいない。そして愛犬ガブも消えてしまった…?喪われたパートナー、書き換えられた記憶。たったひとつ残された大切な存在の行方を求め、バトーはひとり夜の電脳都市を彷徨う。ガブが消えた交差点に突如現れる謎の戦車。公安九課でさえ正体を掴めないテロリストの影。そして、犬の魂を感じることができる不思議な少女…。バトーは、もう一度愛しい者の姿を見いだすことができるのか。日本を代表するSF作家と押井守監督の魂の交歓が生み出した、映画『イノセンス』前夜の物語。

感想・レビュー・書評

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  • かなりハードボイルド、バトーが渋いおっさんになっている。攻殻機動隊のタグをつけたが実際はまったく別のものとして捉えたほうがよいだろう。何しろ、トグサがちょこっと出てくるだけどほかには攻殻機動隊に出てきたキャラクターは出てこない。小道具として「電脳」や、「公安9課」「義体」は出てくるものの、そこまで重要なものとしては出てこない。
    しかし、バトーというキャラクターを掘り下げるにあたりこのような見方もできるという視点を与えてくれるものではある。
    雰囲気も映画版、SACどちらとも違うより退廃的な空気が漂っている。

  • 退屈だ/ 押井守は大好きだが押井守が大好きな山田正紀はなにが良いのか理解できない/ 文章は無味無臭、筋に山もない/ 本当にイノセンスは見たのだろうかと思う/ 神狩り同様だ/ あえて評価するとしたら、一番最後の三頁/ 

  • 2013/04/12読了

    押井守監督「イノセンス」より三日前の、バトーの愛犬ガブが失踪した話を描く。
    攻殻機動隊の中で、バトーが犬好きという描写はなく、ポッと出で(というよりも、スカイ・クロラなどにもあるように押井氏の趣味領域になるのだが)
    それも含め、イノセンス本編を観る前の予備知識として読むのが良いかと。
    文章は詳細であり、時代背景、人体やシステムのメカニズムを事細かに書いてあるのだが、個人的にはあまりにも詳細すぎて、かえってそれが作品をつまらなくさせているのが否めない。

    本編や攻殻機動隊で取り沙汰される概念"ゴースト" を、似た概念として"魂-ソウル-" として表現しているのには、同じものではあるが、義態、サイボーグとしてのそれと、生命体としての包括的なそれとしてを分けるような意味の違いがあるのでは。

  • 存外普通だったなぁ。悪くないけど。

  • 序盤ちょっとだらけかけましたが、それをこえるとぐいぐい。おもしろかった〜!

  • 映画を観てしまった後に読むと物足りなさが…。

  • 映画『イノセンス』とはちょっとだけ違ったストーリー。
    もうひとつのイノセンスとして読めます。
    映画と同じく、バトーさん視点。

  • あ、バトーさんだ!と絵で気付いたので、読んでみたよ。
    士郎正宗原作の攻殻機動隊の登場人物、
    バトーが主人公。士郎さんの原作は読んだ事がなく
    私が知っているバトーは、押井守さんの映画版バトーと
    神山健治さんのTVシリーズ版のバトーなの。
    どちらのバトーも同じ人物だけれども、監督が変われば
    人物像も捉え方も少し変わる。渋いのなら押井さん、
    人間味に溢れているのなら神山さんのバトーという感じに。
    それでも、全編通してバトーは、無口で頭の中で考えて
    心で読み取ろうとする人である。そんなバトーさんを通した
    お話。バトーさんの心に沿って物語が展開されていく。
    イノセンスは押井さんの映画と同じタイトルなのだけれど、
    また別のお話で、イノセンスの直前にあたる物語だそう。
    バトーさんの想いを文章という形に変えただけに近く
    私は、バトーさんはこんな人なのだろうと思っていたので
    違和感なく読めたのだけど、人によっては、ものすごく
    いろんな想いにアンテナを張るんだなと思う人もいるかも。
    私が思っていたのは、無口な分、心の中ではお喋りで
    あらゆるいくつもの感情を手にして、どうするべきなのかと
    天を仰いでいるのじゃないかと。読んでみると、会話らしき
    文章は、しれているのに。心の中の声は無数に飛び交う。
    それら心の声を文章にする形式になっており、文章は
    物語のほとんどの場所を占める。そして、すごく多い。
    心の中でお喋りなのは良いのだけど、まわりくどい。
    これが難点で、それらが文章になった時の読み方や、
    捉え方などにバトーさんから、いちいち訂正が入る。
    この表現方法の為にページが増えてるよと思う程、多い。
    途中、それで読むのを止めた。読みたいのにと思えば
    バトーさん、まわりくどいもんな〜と反射的に考える。
    キャラクターとしてのバトーさんをよく捉えているし
    面白いお話だったのに、この表現方法をするが為に
    文章とページ数が間延びして、損をしていると思う。
    バトーさんらしいといえば、らしいけれど、それにより
    私はテンポ良く読めなくて、少々手こずってしまったよ。

  • 8/25/01/09

    わたしの知っているバトーじゃない。

  • 映画「イノセンス」のアナザーストーリーです。映画では「身体」がテーマだったように思うのですが、こちらは「魂」がテーマです。まぁ、「魂」があろうがなかろうがどうでもいいって人もいらっしゃるとは思いますが、でも何かと「つながる」ためには、やはり「魂」が必要なのではないでしょうか。他者を自己に取り込むには。他者を自己よりも大切に思うには。

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著者プロフィール

山田正紀(やまだ・まさき)
1974年、『神狩り』(早川書房)でデビュー、同作は第6回星雲賞日本短編部門を受賞した。『最後の敵』(徳間書店)で第3回日本SF大賞を受賞、『ミステリ・オペラ』(早川書房)で第2回本格ミステリ大賞と第55回日本推理作家協会賞を受賞。「神獣聖戦シリーズ」「五感推理シリーズ」など、多数の著作がある。

「2019年 『大江戸ミッション・インポッシブル 幽霊船を奪え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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