魔王さんちの勇者さま (徳間デュアル文庫 は 2-1)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199051920

作品紹介・あらすじ

澄人は16歳になった瞬間にたたき起こされ、父親から「勇者となって世界を救え!」と言われる。まだ眠いので再びふとんにもぐりこみながら、てきとーな返事をして二度寝ときめこむ。目覚めたら、見慣れない世界にいた。そんな澄人の前にが現れた!「我の部下になるというのならば、その命助けてやってもよいぞ」その言葉を聞いて、「そっちでお願いします」と、いうわけで、勇者の澄人は魔王の手下になり、魔王の姫の付き人としての生活が始まった!徳間デュアル文庫特別賞受賞作品。

感想・レビュー・書評

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  • きれいにまとまったファンタジー
    『お隣の魔法使い』での「メルヘン」的なる
    全年齢向け的なふんいきを童話的と表現する
    また『BBB』のミミコと同じく「しなやか」属性の持ち主とは
    すなわち性能的に人間でありながら
    物語機能的に非人間的な行いをするさせられる対象を指す
    主人公とも英雄ヒーローヒロインとも勇者とも違うところ
    凡人であるかのように思えるのが得難い

  • 16歳になった夜中、父親からよく分からない説明をされ
    気が付いたら、目の前に『魔王』という男が。

    魔王と出会った瞬間のあれもそうですが
    前提的にゆるいです。
    RPGのよくある(?)選択に頷いた主人公。
    そこから始まる生活、という状態ですが
    人様の家庭事情やら、内政事情やら。

    基本的に、魔王の娘である姫様、との交流が
    話の大部分を占めています。
    その合間に、ちょこちょこと仕事している魔王様。
    なぜそこまで人間に敵視されているかというと…ですが
    災厄うけるのはそちらだけで、こちらは大丈夫なので
    放置してないだけありがたいと思え? という感じかと。

    ほんわかしているからこそ、フラグやら
    特殊設定の使い方が分かりやすいです。
    後は、それを実行する気持ち、です。

  • 何年か前に読了。この手の異世界ライトノベルは本書が初めてで、主人公が普通の男子高校生だというのもあんまり強くないのも不思議な気持ちで読んでいたが、魔法陣グルグルというマンガを思い出してからは頭の中で比較しながら読んだ記憶がある。

  • とにかくストレスフルな現実を抜け出して異世界に行こうと読み出したシリーズ3作品目
    ヨーロッパの英雄伝→中国唐の時代の仙人→ラノベの完全なファンタジーの世界と旅をしてきたけど
    ファンタジーいいね!!

    ほのぼのとして優しい優しい勇者の話
    魔王も優しくってみんな優しい
    コメディとしてはいまいちだけどほっこりする
    これからは澄人とサフラが恋に落ちるのかな~?
    でも澄人はにぶそ~w
    サフラ頑張って!!

  • このシリーズは1巻のみでよいかも

    続きは読まなくてもというか、読まない方が余韻も含めて良い出来です。

  • 本当に読みやすい物語です。
    スイスイいきます。
    そしてすぐ読み終わってしまいました。
    少し話が短くも感じましたが、綺麗にまとまっていて私は好きになりました。
    続巻も買っていこうと思います。

    ただこのタイプの主人公はあまり好みじゃないかな。
    軽いタッチの物語だとわかっているので大丈夫なのですが、
    主人公のかっこいい姿も見てみたくなりました。

  • こういう軽くて優しいノリ、好きなんです。
    多分色々ツッコミどころとかあると思うんですが、読み終わってほのぼのするというか。ほわっとすると言うか。よかったねーってなる。
    魔王と勇者って言う題材が好きなんですが、基本の設定上よく世界の破滅とかに繋がっちゃうので、暗くなっちゃう。
    でもこれはコメディでうまく可愛くまとまってて好きです。
    甘くていいじゃない。甘いの好きなんですよ。

  • 設定はすごくよかった。ストーリー展開も王道ながら面白かった。キャラクターにも好感が持てたし、魔王と勇者とファンタジーが好きな私にはとてもよい本だったのだろうと思う。

    でもやっぱり、すごくライトノベルって感じ。分厚いのに「ああこの本を読み終えた!」という充足感がない。盛り上がりが空々しい感じがして、あまり物語に入り込めなかった。
    あと、「~」がセリフの中に入っているとよっぽどうまい使い方がされていない限り萎えちゃうんだ。あくまで私の意見だけど。

  • スタンプ・デッドのときはまとまりの無い文章で何に重点を置きたいのかよく分からなかったけど、
    今回の魔王さんちの勇者さまはだいぶ読みやすくなってて面白いかな。

  • 軽く読めて、軽く感動できる内容でした。ライトノベル的。

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著者プロフィール

第30回ファンタジア大賞にて金賞を受賞作「お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか」にてデビュー。ファンタジア文庫では本作で3シリーズ目。

「2020年 『幼馴染をフッたら180度キャラがズレた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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