サブカル・スーパースター鬱伝 (徳間文庫カレッジ よ 1-1)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199070181

作品紹介・あらすじ

文化系男子は40歳で鬱になるって本当!?真相に迫る!ユースケ・サンタマリアに新規取材を敢行!名言多出、話題書籍を増補版として文庫化!!

感想・レビュー・書評

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  • 個々人の体験にすぎず、精神病は一般化できないな。

  • 「サブカルは40越えると鬱になる」がテーマのインタビュー集です。自意識が過剰な人は生きづらい。香山リカの去勢不安は良い指摘で、サブカルは男らしくない生き方って意識がどこかにあるのかもですね。

  • サブカル憧れ人間からすると、色々と違う世界の人たちの話だから客観的に興味深く読んだ。身近な人が近い年齢だったりして少し心配になったり。

  • リリーフランキー 四十にして惑わず 孔子 性犯罪も増える ボキッっと折れる ダウナー気味 アッパーな部分 人身御供ひとみごくう 周りには鬱とゲイしかいない 終点から逆算 ブレーク・オン・ジ・アザーサイド 沖雅也 これは中年の思春期なんだから 鬱は大人の嗜みですよ
    大槻ケンヂ タイでマジックマッシュルームを食べたら強烈なバッドトリップに陥った 結局、アスリート化するしかないですもんね。結局、鬱になるのは運動してないからって、よくいわれるじゃないですか。 空手で鍛えたその体、そんなにヤワではないはずだ! 鬱のときは太陽の光を浴びて運動するといいって言われますけど 森田療法 「不安葛藤はあるがままに、目的本意に人生を送る」 秋山準 「絶望のなかにも焼けつくように強烈な快感がある」「忍者スタイルで逃げろ」山城新伍 ジョニー大倉 ノイローゼ
    川勝正幸 花粉症 ナルコレプシー 異人たちとの夏 中年の危機 だいたい鬱のサイトをやってるのは製薬会社だから ぐるりのこと ノンケムービー ゲイムービー 健康じゃないと不健康なものは創れない 村上春樹スタイル ピーター・キャット デヴィッド・リンチ ブルー・ベルベット
    杉作J太郎 L.L.COOL J太郎 『ガンダムSEED』のモノマネ 綾波レイ 火の鳥 FMW ざっくり言えばとりあえず何かに熱中できればいい
    菊地成孔なるよし 中南米の音楽家が夜通し演奏とセックスする理由がかなりリアルに分かりました オルガスムス やっぱり運動してない時間の虚を突いてくるんですよね フェティッシュ イニシエーションなき時代のイニシエーション 書名と齟齬があり エクスキューズ 抑鬱神経症と不安神経症を、表裏関係に見えるが実のところ一体、とする判断もあると思いますが、「鬱病は死にたく成り、パニックは死にそうに成る病気」とも言い、ワタシには表裏一体であるという実感がありません。
    みうらじゅん 杉作さんは特に何もないでしょ(笑)。あったっけ?いや、ないだろ、べつに。睡眠をとるのは重要 水木しげる先生の名言 『Dr.スランプ』以来、スランプって言葉使ってないから忘れてるけど、時代遅れのスランプってヤツなんじゃないかな? 身を切ることがマイブーム TPO 年とると楽になりますよ。どうでもいいんだもん、だって死ぬんだから。今までまさか死ぬとは思ってなかったしね。サブカル日陰 辻仁成 南果歩 中山美穂 セルフポートレート そう見せないようにしてきたことに、やっぱり僕らみたいなヤツがグッときたことで。ナイーブな売りにするとつまんないですからね。
    ECD 光束夜 レスザンの谷口順 YOUTHEROCK★ ターニングポイント 冬眠 狂気に近づけるためだ ハローワーク通い 躁状態 何も感じなくなってたかも 食玩しょくがん シド・バレット 日本舞踊 ごちそうさま 陰険な世界 車谷長吉 破綻 自分の中にそういう指向性があるんだったら言っちゃうしかないですよ
    松尾スズキ 匙加減 躓きの原点 迂闊 気持ちが凄い沸騰 自分の人格と乖離したナレーション 腱鞘炎気味
    枡野浩一 町山智浩 便乗 二丁目のハッテン場 石川啄木 違うパラダイムに行きたかった ガーリー=少女的蔑称 自虐的に自称 腐女子にシンクロできる 擁護士
    唐沢俊一 気圧の影響が如実で だから兎に角自分を躁に追い込んで体を虐めて仕事していた 権威との対立 既成の価値観への反逆 自分にそのうちはもうないんだなと気付く 無常観 慰留 潮目が変わる瞬間 落日あたりまで看取ってやれ 訴えたら絶対勝てるレベル 小劇団の価値観 和気藹々 パトロン モチベーション作り 新天地を開拓 ハイマートロス(故郷喪失者)
    香山リカ グレイトフルデッドにマーケティングを学ぶ 連合赤軍 宮﨑勤 大塚英志 私の内なる誰々 去勢不安 フロイト
    ユースケ・サンタマリア 抗鬱剤 時間差できた 弱っているときにアイドルにハマりやすい 竹脇無我 プラセボ効果 傷の舐め合い 鬱々としてる状態のときは仕事してた方がいいみたい 悪循環 霊的なもののせいにしがち 絶対どっかでドーンとくる 実際、加藤和彦さんも、「今日は死ぬにはいい日だ」って凄く冷静に自殺してるんですよね。あと野沢尚さんっていう脚本家、一緒に仕事すること多かったんですけど、すごい冷静な遺書を書いて自殺しちゃったとかね。 そこで何かを好きになるエネルギーのある人は、まだ鬱じゃないと思いますよ。 ここまで落ちる前の防衛本能 センシティブ代表 超タフガイ なんだよ鬱っぽいとかアバウトなこと言いやがって シガーバー 世の中に余裕があるときにしか成立しないようなジャンル いま、モラトリアムなサブカルというジャンルでさえ「白か黒か」をハッキリ問われる時代 「鬱」という重いテーマを如何に笑い飛ばすか

  • ユースケさんのは重いよな…

  • 色んな人が赤裸々に自らの症状を語ってたけど、そこ(のピーク)を通過したからかかなり冷静に原因分析してたのが印象的。
    深刻な内容も面白くきこえがちになってたのは吉田豪さんというフィルターがかかってたからかな…。
    どん底の時があっても、遅かれ早かれそれを振り返る余裕が生まれるんだなと思わせてくれる一冊。
    ユースケ・サンタマリアのインタビューは、ご本人が前のめりでイキイキと話してる雰囲気がすごくでていた気が。サシでのインタビューの臨場感がすこく伝わってきた。

  • 文化系男子は40歳で鬱になる。リリー・フランキー、松尾スズキ、みうらじゅんなどサブカル系表現者が経験した鬱の世界。なぜ彼らは鬱となったのか?吉田のインタビューでその真実を語る。鬱克服後の客観性さえ表現のように思える因果。

  • 2014/12/4 Amazonより届く。
    2016/3/1〜3/4

    5年ぶりの豪ちゃんの本。サブカル40歳鬱病説にのっとり、サブカルスター達にインタビュー。プロインタビュアー、吉田豪の真骨頂。豪ちゃんは人のフトコロに入るのが本当にうまいなあ。

  • 一気に最後まで読んでしまったけど最後にユースケさんのがあるので余計にテーマの一貫性が見れて、菊地さんは確かに鬱じゃないのだけど皆さん赤裸々に自身の仕事や恋愛とか家庭のことを話されていてタフでありつつもセンシティブでその濃紺の幅があるし、体力と仕事についての四十に入ることや本来の居場所ではない所で仕事何なりをするとやはり人は不安になるしきついのだなと。でも、そういう年上の人の体験談を読んでおくのはこれからその年代を迎えていく世代のひとつ処方箋にはなるよなって思う。あと町山さんの言われたらしい売れるまで支えてくれた女性を捨てて他の女性に走るとか、これってミュージシャンにもよくあるとは思うけど女性問題がどデカいよね、男はと思う。

  • ダハハハハ、というインタビュアーの方の表記が、なんだかちょっとイラついた。
    まあでも、これを読んで、少し気が楽になる人もいるのではないかな。
    運動しよう!と思わせてくれる一冊でした。

  • 《――じゃあ精神的に鬱々とした時期を抜けるためのアドバイスみたいなのは、ベつにないですか?
    リリー ないけど、四〇歳になってもそれぐらいの感受性は持ってようよって言いたいよね。だってそれは大人の論理で生きていくか、感受性で生きてくかの問題なんだもん。これは中年の思春期なんだから。》(p.31)

    《菊地 ある意味、神経症は、イニシエーションなき時代のイニシエーションみたいなもので、特に三九歳から四〇歳にかけて普通にきたら皮むけたぐらいの感じで気楽に考えたほうがいいんじゃないですかね(笑)。「一時期、俺も荒れてた時期があってさ」とか、ああいうような通過するものだってイメージ持ってるとだいぶ楽になるし。
    ――まだ体力あるうちにやっておいたほうがいいんでしょうねと。
    菊地 パニックと鬱は体力あるうちにやらないとキツいですよ(笑)。》(p.130)

  • 40歳として読みました

  • サブカルの40代で鬱になった人をあつめたインタビュー集。面白い人たちの話で軽妙なのだけれども、それなりにしんどくもなる。

  • 大人の思春期としての40歳前後の鬱。
    それを経験してきた人々へのインタビュー。

  • ふむ

  • サブカル者は40代になると鬱になるという仮説検証のインタビュー。1人の分量が多くないので読みやすい。

    鬱の気がある者として参考になる部分があった。

    運動しよう。

  • 他人事じゃなくてビクビクしながら読んだ

  • 結構前から気になっていたもののここにきて読了。
    インタビュアーの吉田豪が、鬱とその類似体験を経たサブカル人達にしたインタビュー。
    鬱がなくても魅力的なラインナップの面々。
    鬱経験を語ることで、普段見せて楽しませてもらう仕事面の、その人たちのその横にあった日々を知れた感じ。
    気になっていたユースケサンタマリアの段で、両人の出会いがテレビと知り、その本も読むことに。
    →オトナの!格言集

  • うーんわかる、わかるぞ。
    最後の香山リカの分析もわかるぞ

  • 杉Jさんまで…

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著者プロフィール

吉田豪(よしだ・ごう)
1970年、東京都生まれ。プロインタビュアー/プロ書評家/コラムニスト。編集プロダクションを経て『紙のプロレス』編集部に参加。そこでのインタビュー記事などが評判となり多方面で執筆を開始する。現在、雑誌・新聞に多数の連載を抱えるほか、テレビ・ラジオ・ネットなど様々なメディアにでも活躍中。今までに格闘家、プロレスラー、アイドル、芸能人、政治家と、その取材対象は多岐にわたる。著書に『人間コク宝』シリーズ(コアマガジン)『聞き出す力』『続 聞き出す力』(日本文芸社)『吉田豪の空手☆バカ一代』『吉田豪の“最狂”全女伝説』『吉田豪のレジェンド漫画家列伝』『吉田豪と15人の女たち』『吉田豪の部屋の本──@猫舌SHOWROOM──』(白夜書房)などがある。

「2021年 『証言モーヲタ ~彼らが熱く狂っていた時代~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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