- 徳間書店 (2015年2月6日発売)
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感想 : 5件
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784199070259
作品紹介・あらすじ
佐藤優、渾身の国境問題最前線分析。収束しつつある中国との尖閣問題、韓国との竹島問題。その一方で接近し始めたロシアとの北方領土問題。また、同盟国・アメリカによるオスプレイ配置、普天間基地移設等の問題にゆれる沖縄。その元凶はどこにあるのかを外務省および政権中枢の極秘インテリジェンスを明かしつつ斬る。全国民必読の書!
みんなの感想まとめ
国境問題や国際情勢を深く掘り下げたエッセイ集で、特に2011年から2013年の日本の政局に焦点を当てています。著者は、外交に関する鋭い視点を持ちながらも、プライベートなエピソードを交えて読者を楽しませ...
感想・レビュー・書評
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元は2年前の本となります。
主な題材は2011年から2013年ころの、政局や国際情勢、
国内的には民主党崩壊と第2次安倍政権の始まり辺りまで。
インテリジェンス、対ロシア関係、沖縄問題、特亜関連、、
軸となる視座は他の著書とも相違なく。
知の巨人とも言われる事が増えてきた佐藤優さん、
この方の“考え”を俯瞰するのにちょうどいいかな、と思います。
興味深いのは、心情的に、現在よりも若干“安倍さんより”との点、
これは“時の政権”には常に批判的でいるという感じでしょうか。
それでいて、認めるところは認める、
知識人として、至極真っ当なスタンスかと。
批判的な意見がないとの状況、それは危険と思いますから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『アサヒ芸能』に連載中の佐藤優氏の時事エッセイ『ニッポン有事!』を書籍化第3弾です。国境問題。沖縄。外務省及び外務官僚。永田町。霞ヶ関。政治や外交をテーマに下世話な話も交えつつ鋭く切り込んでいきます。
週刊『アサヒ芸能』にて絶賛連載中の佐藤優氏の時事エッセイ、「ニッポン有事!」著作化第3弾です。相変わらず佐藤先生の筆は冴え渡っているなと再認識しました。
実を言うと僕はこの時事評論と西村賢太氏のエッセイのおかげでいまやアサヒ芸能の熱心な読者になってしまいました。こうなると日々『オッサン街道』を驀進していることにいやおうなく気づかされます。
やはり、掲載している雑誌の性質上、同じ時事を語るでもものすごく下品なテイストが満載で、その辺もまた、僕の好みに合致しております。
しかし、語られている事象の内容は他の掲載論文に比べても一切クオリティの劣化は認められず、その辺はさすがだなと思っております。
「3.11」以降、弱体化した日本の『国境』をめぐってロシアのメドヴェージェフ首相が北方領土に、韓国では竹島に李明博大統領(当時)が上陸したときの『裏事情』はこういう風になっているのかと思い、どこでこうした情報を取っているのかと、さらには佐藤氏の『分析力』が相変わらず冴え渡っていることを実感しました。
やはり、ここでの最大の『特色』は今や不倶戴天の敵同士となったかつての古巣であり、かつての同僚であった外務官僚の『実態』。特に下半身をめぐるスキャンダルの暴露はここでも開陳されており、外務省に一度も女性を知らないで入省したキャリア官僚がロシアで結婚した女性がこれまたとんでもない人間で…。
件のキャリア官僚がとった『規格外』の行動とそれを『表に出ない形』で「オネェ言葉」を話す公使と『解決』へと向かった話は思わず大笑いしてしまいました。
そんな話も交えつつ、沖縄の問題が以下に深刻化していることや、政権再交代の現況となったかつての民主党の閣僚、特に外務大臣であった玄葉光一郎氏に対する『筆誅』は人を散々にこき下ろすレトリックの豊富さに感心しつつ、当時の民主党政権の執り行っていた外交がどのような姿だったのかを詳細に解説していて、今読むとつくづく『なるほどなぁ』と感じ入ってしまうのでした。
雑誌で読むのは気が引けるという方は、単行本を是非、手にとっていただけたらなとそんなことを願ってやみません。
※追記
本書は2015年2月6日、徳間書店より『国境のインテリジェンス (徳間文庫カレッジ さ 1-1)』として文庫化されました。
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2021/03/12
外交を軸にしたエッセイ集だが、時事に関してはやはり時間が経過すると違和感を感じる部分もある。
外交が舞台ではあるが、やけにプライベートな部分も織り込まれていて面白いような余計なような…。 -
"2011年~2013年の民主党政権(野田首相)と自民党政権(阿部首相)時代の国事について佐藤優さんのコラムをまとめたもの。
外務省ロシア地域の個別人事案件や女性問題など三面記事的な内容も交えて読者を楽しませるサービス精神旺盛の内容。
著者の博識の高さに目を見張る。"
著者プロフィール
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