高倉健と任俠映画 (徳間文庫カレッジ)

  • 徳間書店 (2015年2月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784199070280

感想・レビュー・書評

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  • 任侠映画が好きです。
    リアルタイムで観ていたわけではありませんが、
    いまでも充分楽しめるジャンルだと思います。
    本のタイトルに高倉健さんの名前がありますが、
    健さんのことだけが書かれているわけではありません。
    当時映画に関わったプロデューサー、監督、
    脚本化をはじめとするスタッフの人たちや
    往年の銀幕スター、
    脇を固めた名優たちのことが綴られています。
    任侠映画が人気を博したのは、
    1960年代から70年代にかけて、
    約10年間ほどだったそうです。
    折しも日本が高度経済成長期に突入し、
    学生運動がピークを迎えたころのことでした。
    本書からは時代の空気感も伝わってきて、
    とても興味深い内容でした。
    そもそも任侠とは、
    仁義を重んじ、弱きを助け、強きを挫く、
    そのためには体を張って己を犠牲にする、
    そういった人の性質を指す言葉なのだそうです。
    義理と人情のはざまで耐えて忍んで我慢して、
    最後の最後に己の義を通す。
    そうしたストーリー展開が
    日本人の心情にピタッとはまるのでしょう。
    赤穂浪士や安倍一族のようなお話に、
    通じるところがあるように思えます。
    武士道と任侠道は同列のもので、
    大和心が武士に顕れれば武士道、
    町人に顕れれば侠客道だと
    何かで読んだ記憶があります。
    任侠映画がこれほど民衆の心をつかみ、
    いま観ても心惹かれるのは、
    きっと、大和心の琴線に
    触れるものがあるからでしょうね。





    べそかきアルルカンの詩的日常
    http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
    http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
    http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

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著者プロフィール

1953年山形県生まれ。法政大学卒業後、フリーライターとして活躍。ベストセラーとなった「ヤクザに学ぶ」シリーズほか著書は多数にのぼり、「愚連隊列伝 モロッコの辰」など映像化された作品も多い。近著に『山口組のキッシンジャーと呼ばれた男 黒澤明 その激動の生涯』『私が出会った究極の俠たち 泣いて笑ってヤクザ取材45年』(徳間書店)、『本牧ルードボーイ CHIBOW 永遠の叛逆』(さくら舎)、『東映任俠映画とその時代』(清談社Publico)などがある。

「2026年 『げってん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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