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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784199070280
感想・レビュー・書評
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任侠映画が好きです。
リアルタイムで観ていたわけではありませんが、
いまでも充分楽しめるジャンルだと思います。
本のタイトルに高倉健さんの名前がありますが、
健さんのことだけが書かれているわけではありません。
当時映画に関わったプロデューサー、監督、
脚本化をはじめとするスタッフの人たちや
往年の銀幕スター、
脇を固めた名優たちのことが綴られています。
任侠映画が人気を博したのは、
1960年代から70年代にかけて、
約10年間ほどだったそうです。
折しも日本が高度経済成長期に突入し、
学生運動がピークを迎えたころのことでした。
本書からは時代の空気感も伝わってきて、
とても興味深い内容でした。
そもそも任侠とは、
仁義を重んじ、弱きを助け、強きを挫く、
そのためには体を張って己を犠牲にする、
そういった人の性質を指す言葉なのだそうです。
義理と人情のはざまで耐えて忍んで我慢して、
最後の最後に己の義を通す。
そうしたストーリー展開が
日本人の心情にピタッとはまるのでしょう。
赤穂浪士や安倍一族のようなお話に、
通じるところがあるように思えます。
武士道と任侠道は同列のもので、
大和心が武士に顕れれば武士道、
町人に顕れれば侠客道だと
何かで読んだ記憶があります。
任侠映画がこれほど民衆の心をつかみ、
いま観ても心惹かれるのは、
きっと、大和心の琴線に
触れるものがあるからでしょうね。
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