酒肴日和 「そうざい」エッセイ選集 (徳間文庫カレッジ)

  • 徳間書店 (2015年9月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784199070419

作品紹介・あらすじ

少年時代から相場で大金を稼ぎ、その資金を食道楽に捧げてきた作家・池波正太郎。そんな筋金入りの食通が数多の日記やエッセイに残したお惣菜のレシピを、イラスト付きで掲載。四季で区切った巻一と、明治時代のホテル・レストランレシピを再現した巻二が一冊に。白魚の椀盛り、秋鯖のレモン〆、むかしのにぎり鮨、味自慢のビフテキ……。50以上のレシピをイラストで楽しみながら、「食」をこよなく愛した池波正太郎の小気味よい筆致がよみがえる。

みんなの感想まとめ

食をテーマにしたこの作品は、著者の豊かな食体験を通じて、四季折々の素材を活かした酒の肴のレシピを楽しむことができます。特に一章から四章では、自宅での料理を楽しむ姿が描かれ、読者に心地よい感覚を与えてい...

感想・レビュー・書評

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  •  高丘卓さんによる、食がテーマの選集。七章以降はホテルや天ぷら屋さんなどの料理について語られているが、そういう場所では当然著者はお客さんとして出されたものを口にしている。それに対し、一章から四章まででは四季折々の素材をさてどのように酒の肴にしようか、と自宅で楽しんでいるのが伝わってきて、こちらの方が読んでて気持ちがいい。といっても「世帯をもってからは、ほとんど台所に入って包丁を取ったりはせぬ。ただし、くびは突っ込」(177p)むような食生活だったようで、結局料理を出される立場の人が書いたものではあるけれど。

  • 面白く、参考のため台所におく。時代ならではの女性差別オンパレード。いい本。

  • 池波正太郎氏の食にまつわるエッセイ集です。
    ”どこそこの店”とは記さず、食して旨いと思った料理を自身のイラストと共に紹介しています。

    それが全くワンパターンではなく、まるで鬼平か何かの小説を読んでいるかのような錯覚を与えてくれる一冊です。

  • 池波正太郎の、食にまつわるエッセイを、季節ごと、食べる時間帯などによって抜粋し、または、店やホテル、海外でのエピソード、対談などの項目を設けてまとめた本。
    矢吹申彦氏のイラストで、料理の見た目や作り方を分かりやすく解説。
    このイラストが、池波氏のエッセイの雰囲気によくマッチしている。
    時に、矢吹さん自身「こんな感じだろうか?」とイマイチ自信なさそうだったり、「私なら、そこに◯◯も加えたい」というコメントが書かれていたりする。

    池波氏は、1990年に亡くなっているので、この本のなかで「今では」「むかしは」と書かれているのも、更に昔のことである。
    「食卓の情景」「散歩のとき何か食べたくなって」「むかしの味」などは読んだことがあるので、時に内容を思い出し、懐かしかった。
    今では、料理に関する小説やハウツー本が怒涛のごとく出版され、池波氏が見たらさぞ驚く事だろう。
    池波氏は、その元祖というか、別格のように思われる。

    そのイメージは、編者の高丘氏が書かれているように、真の「大人」の風格だ。

  • 池波正太郎氏が綴った”食”のエッセイ。元は平凡社から刊行された「池波正太郎のそうざい料理帖」と「池波正太郎のそうざい料理帖巻二」を底本としたもの。
    池波氏の愛した本当に美味いものがイッパイ。

  • 過去にいろいろな本で読んだものが集められている。

  • いろいろな作品のつまみ食いなので読みにくい。編集はもうちょっとがんばりようがあったのではないか。
    相変わらず著者は偏屈ジジイだったのではないかと想像でき、運良く対面できていたら一触即発だったかもしれない。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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