おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)

  • 徳間書店
4.05
  • (158)
  • (163)
  • (112)
  • (11)
  • (1)
本棚登録 : 1157
レビュー : 108
  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199500770

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ありきたりなテーマで面白みは感じなかったけれど、雰囲気の見せ方が自分的には高得点。

  • ベストSFヒロイン。

  • どこにも着地点がないような、不思議な感覚。 話の中心にいるエマノンがにもかかわらず話の外にいるよう。

  • もう、組み合わせが奇跡。これに尽きます。
    エマノンを鶴田謙二が描くと言うだけで、もう僥倖の一言。

    読んでいて、もうゾクゾクが止まりませんでした。
    鶴田謙二氏の才能を、次々に見せてもらい続けた気分。
    表情、仕草、風景、間合い。
    もう、本当に巧すぎて、言葉になりません。
    なんというか、「究極の写実」だと思います。
    その風景を、空気感まで含めて、切り取ったかのような。

    Storyの秀逸さを、ここまで際立たせたのは本当に素晴らしいです。
    絵柄が原作を「喰う」のではなく、勿論「喰われて」もいない。
    お互いがお互いの良いところを引き出し合った、そんな最高の相性です。
    どこを探しても、悪いところが全く見当たらない、そんな作品でした。
    どちらのファンにとっても、本作は充分に満足のいく作品でしょう。
    そして双方のファンにとって、本作は至高であり家宝になると思います。

    まさに、入魂という言葉が似合う、そんな逸品だと思います。
    ずっと手元に置いて、時々読み返したい、そんな作品です。
    エマノンは、チャイナさんを越えたなー。

  • これは文句なしのロマンチックな名作だねえ。続編あるのか。

  • 女系継承で引き継がれる「生命30億年の記憶」を持つエマノン。
    何故、「エマノン」は男系継承ではなく女系継承なのか。
    それは原始生物はx遺伝子であり、子孫を産めるのは女性だから…であろうか。

  • 子々孫々で記憶を引き継ぐ不思議な女性の話。話としてはまったりしてて、気がつけば終わってた、という感じ。絵が好き。

  • 「冒険エレキテ島」がよかったので、同著者の代表作である本書を読んでみた。数十億年の記憶を持つさすらいの少女エマノン(ノンネームの逆)を主人公とするシリーズの一編を漫画化したもの(筒井康隆の七瀬シリーズみたいなものか・・)。原作も傑作だが、本書もよい。原作の持つ切なさをうまく伝えている。それにしても、鶴田謙二の書く少女は、長くてしなる胴体に色気があって、不思議である。スゴ本ブログ推奨。

  • 生命が発生してからの全ての記憶を持っている、と自称する少女・エマノン。

    その記憶は日本に限られるのか?知りえた範囲の世界中の記憶を蓄積しているのか?
    漫画一冊だけでは完結しない深い設定だなぁと思いましたが、記憶を持っているという設定でどんな話がシリーズになるほど展開するのか、全然想像がつきません。
    小説が気になるところですが、なんだか男性の理想とする女性像の押し付け感が気になり気が進みません。。

  • 鶴田氏の絵がやはり素晴らしい。
    「Spirit of Wonder」に続き触れたのは二作目だが、
    絵の巧みさだけでなく「構図の取り方」がびっくりするほど秀逸。
    ころころ変わるエマノンの表情を追いかけるだけでも楽しい。

    梶尾氏は、映画化された「黄泉がえり」の印象で、若い作家なのかと思っていたが、
    それなりに高齢でとてもキャリアの長い作家さんだと、今回知った。
    いつまでも年をとらず生きる少女、という幻想は多くの人が持つものだろうと思うが、
    それを無理のないかたちにまとめ、記憶という観点から見つめなおして、さわやかな印象を残す。
    原作小説の文体も想像できるくらいだ。

    十三年後に邂逅したエマノンの言う、

    数時間一緒にいても
    数十年間一緒にいても
    好きだったという
    思い出は
    私にとっては
    同じことなんだもの

    という台詞は美しく、作品の根幹にかかわっているすばらしい台詞だった。

全108件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

鶴田謙二(つるた けんじ)
1961年静岡県生まれ。1986年に『広くて素敵な宇宙じゃないか』が「週刊コミックモーニング」に掲載されデビュー。代表作に『The Sprit of Wonder』『Forget-me-not』がある。
イラストレーターとしても活躍しており、2000年、2001年、2013年に星雲賞のアート部門を受賞、2000年にはSFマガジン読者賞を受賞している。現在は漫画作品『モモ艦長の秘密基地』を手がけている。

「2020年 『チャイナさんの憂鬱 <漫画原稿再生叢書>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鶴田謙二の作品

おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)を本棚に登録しているひと

ツイートする