- Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199501463
感想・レビュー・書評
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「プラネテス」「MOONLIGHT MILE」「宇宙兄弟」等々、最近の燃えるリアル宇宙開発ものに対して、作者独特の切り口で新たな味わい。
解説はまんがサイエンスで、斜なスタンスはこれまでの作風どおり。
あからさまに伏線がちりばめられており、これからが楽しみ。
打ち切られず、投げ出さず、ちゃんと完結して欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
つまらないとは思わなかったが、昔のマンガっぽい。次巻は読まないと思う。
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あさりよしとおを知らないライトな人になら、『なつのロケット』かこちらを薦めたい。
宇宙と、それにまつわる滑稽なお話。
あさりよしとお独特の毒は薄めで軽く楽しめます。 -
あさり氏のサイエンス漫画2作品でも“水の循環”の話は取り上げられていたけれど、この本でもご多分に漏れず入っている。
他の作品よりなぜかここでの解説での方が分かりやすかった気がしてしまった。 -
地味なようでなかなかハードなSF 作品。
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宇宙がちょっとだけ身近なものになった近未来を舞台とした作品。
登場人物は皆、他の宇宙開発ものに登場するような、能力や頭脳に恵まれた宇宙飛行士やBSでも、天才的な科学者でもない。普通の商社マンや会社員、あるいは「そこ」で暮らす普通の人間。
しかしまだ宇宙は「普通に」生活できる場所ではなく、様々な問題や危険・不便と隣り合わせ。現在分かっている宇宙の状況や現在の科学技術に「ちょっとだけ上乗せ」したテクノロジーで折り合いを付けながらの生活をリアルに描く、この絶妙なスタンスが面白い。
これはあさりよしとおの科学知識と咀嚼力がなければ描けない漫画。
かといって、同様の知識があれば描けるというものではなく、やはりこの味わいと絶妙なブラックさはこの人でなければ出せない。
是非是非、多少スローペースでもいいので丁寧に仕上げて欲しい。 -
いかにも「あさりよしとお」です。
とりあえずSF者なら読んでおけな感じで。 -
ああY T
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「アステロイド・マイナーズ 1」は、無頼のロケット好きとしても有名なあさりよしとおによる宇宙開発漫画。
月刊COMICリュウに連載されている漫画なわけですが、この巻では3つの話が収録されています。
一つ目は「宇宙のプロレタリア」。月基地にたった一人で送り込まれた男の話。
二つ目は「軌道上教習」。軌道ステーションを管理する民間会社に就職し、軌道ステーションで働く男と、そのチームの話。
三つ目は「ゆうれいシリンダー」。地球から離れた小惑星内のコロニーに住む少年達の話。
どの話にも、それぞれ宇宙で起こるであろう問題や、宇宙についての知識の解説が話と合わせて分かり易く説明されていて、漫画としても、宇宙開発の勉強書としても面白い作品です。
私も宇宙開発物の話は大好きなので、こういう漫画は凄く楽しく読めます。あさりよしとお氏が無頼のロケット・SF好きということもあり、ストーリーも良くできている。
宇宙開発とか、物理について詳しくない人にはちょっと取っつきにくいかもしれませんが、興味があれば是非読んで欲しい作品です。 -
あさり よしとうの本格SF。
「まんがサイエンス」という名作もあって、あれのちょっと長いストーリー版という感じです。
ギャグマンガではないです。
ギャグでは、けっこうキャラクターにたよっていた感じがあるのですが、この物語は、1話ごとに主人公が変わっていくので、強烈なキャラクターというのは、今のところいない感じです。
良質な、宇宙生活入門だと思います。