西村ツチカ作品集なかよし団の冒険 (リュウコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199502149

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。ぐねぐねしている。

    『かわいそうな真弓さん』の極まっている感じからすると、短編毎に絵柄も物語の語り口もがらりと変わり、色々と試作中な感じがある。物語の落とし所というか、終わり方を迷っていたのかなと(わかんないけど)思った。おとなしめな作風が多かった印象。

    この道を通ったあとで『かわいそうな真弓さん』に行きついたのだなーと思うとウフウフしながら読める。

    『窓』という短編が、便秘の女の子がトイレでうんうん唸ってるのをファンタジーとして描いただけなのにすごい面白い。

  • コマ割り・構成がしっかりしているので独特の世界観が読者に受け入れやすい形になっていると思います。特に状況を説明するコマが過不足なく組み込まれているので自然に読みやすいです。

    また丁寧な作画が、ほどよく想像の余地を与え、わくわくやどきどきの感情を湧きたてます。読み返すたびに抱く感情は変わっていくでしょう。

    半年後、また読んでみたい作品です。

  • なかなか面白い。たわいない話だが読ませるチカラがあるのは、やはり絵のうまさだろう。爺さん世代としては、ちよっと高野文子のコマ割りのテイストを感じる。

  • ゆるい不条理系。

  • 女の子かわいい、トーン、絵うまい、不思議な話好き、おんがえしの夜、勘違い、君はヒラリ、軽い、ヒロジが泣いても笑っても、ピューリッツァー賞、黒岩さん、サロンの彼氏ができました

  • 作品集だから絵柄にバラつきはあるけど、不思議面白いね。

  • ブクログフリー投票で入賞していたのか~。表紙買いだったけど、絵が本当にうまいし、漫画を描くことがうまい!毒ありな内容もまた良し。
    この漫画でデビューのようだけど、次回は是非連載を読みたい。

  • 絵がすごいねえ~~
    おんがえしの夜・ピューリッツァー賞・黒岩さんがおもしろかった

  • これは…絵が凄い!
    立体感があるというのかしら…アングルや遠近が多彩で美しい。
    あとがきが秀逸。
    可愛くて残酷な世界と付き合う方法があとがきに集約されてる。

  • 視点が動く、動き回る、などなど考える。

    こういう漫画を読むといつも思うのだけれど、漫画の、コマ割りという文法(もしくは空間構成の手法)って、すげえなあ、と。

    そしてその文法を使って読むものの視点をぐりぐり動かすような漫画をさらっと(いや、ちゃんと悩みに悩んだりしてるんだろうけど)描いてしまうような若い人が、いるんだなあ、と。

    あとは女の子がかわいい。

著者プロフィール

1984年生まれ。兵庫県出身。2010年、『なかよし団の冒険』でデビュー。同作で第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。その他の作品に『かわいそうな真弓さん』(徳間書店)、『さよーならみなさん』、『アイスバーン』、『北極百貨店のコンシェルジュさん』など。画集に『西村ツチカ画集』がある。

「2020年 『ちくまさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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