かわいそうな真弓さん(リュウコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199502613

感想・レビュー・書評

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  • エグイはずなのに何故に清い。

    「85年目の青春は いつも恋するお年頃」(かわいそうな真弓さん)

    このシーンでいつも鳥肌が立ってしまいます。
    今年買った漫画の中でベストです。

  • この世界観、すき。独特の間がいい。

  • ぎゃー。

    すごかった。圧倒的な面白さの短編集。
    唯一無二の何にも似ていない世界観が漫画の中に完全に出来上がっていて、もはや何を描こうが、どんな話だろうが面白くなる雰囲気がにじみ出まくっている。ものすごいオリジナリティ。

    日常のすぐ隣にシームレスにファンタジーが存在していて、現実と幻想の間を自在に行き来しているような感じがたまらない。次に何が起こるのかと予想してワクワクして、予想を裏切られてまたワクワクするというワクワク地獄でありました。

    そんなわけで僕の好きな短編漫画家リスト(つげ義春、福島聡、黒田硫黄など)にツチカさんが加わりました。

  • 最高に面白く大好きな漫画がひとつ増えました。絵、内容ともに独特でかわいくて読んで良かったと思いました

  • 別にどんな「体質」だろうと
    セックスしたきゃするし
    分かり合えないヤツとは
    分かり合えないし
    死ぬ時は死ぬ。
    (かわいそうな真弓さん)

    正直、どうでもいい人の生死より
    自分が好きなモノと一緒に
    居れるかどうかが大切。
    (さよーならみなさん)

    夢は夢の中でどうぞ
    (ねむり姫)

    つまらない抽出の仕方を
    してみました。

    色んなチカラを持ってる
    作家さんなので雲に巻かれがちだけど
    ベースに漂うのは非常にシニカルな
    現代への視点のような気がします。

    それは決してネガティブな
    ものでは無いです。

    だからこそ
    読み方として
    そこは
    拾わなきゃ

    と、思いました。

  • 出てくる人々の表情がなんともいえない。
    とくに治男の表情の微妙な変化がなんともいえない。
    西村さんこれからも応援してます。

  • 『かわいそうな真弓さん』はものすごいポジティヴな肯定のメッセージを感じた(あとがき含め)。ミュージカルまで入ってヤケクソ気味。
    個人的に『チカちゃんの発明小学校』がいい。見下しがテーマな?これは割りとくるものがあった気がします。

    ブヒり眼で見ても女の子結構かわいいんでいいじゃないでしょうか。
    素晴らしいけど好みの問題で星4

  • 正常な人間とは逆に、年々若返っていく体質の「真弓さん」の人生を描いた表題作と、その他の短編を収録した第2作品集。
    西村ツチカの天才っぷりが余すところなく堪能できる。
    本当に絵が上手い。話も面白いけど、この目の中に感触が波になって伝わってくるような線は本当に素晴らしい。
    今一番、リアルタイムで追いかけたい作家の一人。

  • 内容うんぬんよりイラストが好きだなあと買って読んでみた。表題作のかわいそうな真弓さんは四話ある連作で、あと四つは短編。どれもシュールな感じで主に絵で魅せるような魅力があります。表題作が一番ストーリー性があったかも。若返っていく真弓さんの一生。タイトルにはかわいそうなとあるけど読んでたらそんなでもなさそうな雰囲気で、重々しさも感じなかった。割とライトな気持ちで読めました。もう一度言うけど絵がほんと好き。可愛いというよりは個性的なイラスト。背景もうますぎ。漫画というか、いや漫画なんだけど、イラスト集にストーリーがついたみたいな感じもして新しさも感じました。

  • 西村ツチカ氏の作品『かわいそうな真弓さん(2011)』を読了。

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著者プロフィール

1984年生まれ。兵庫県出身。2010年、『なかよし団の冒険』でデビュー。同作で第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。その他の作品に『かわいそうな真弓さん』(徳間書店)、『さよーならみなさん』、『アイスバーン』、『北極百貨店のコンシェルジュさん』など。画集に『西村ツチカ画集』がある。

「2020年 『ちくまさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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