- Amazon.co.jp ・マンガ (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199502613
感想・レビュー・書評
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エグイはずなのに何故に清い。
「85年目の青春は いつも恋するお年頃」(かわいそうな真弓さん)
このシーンでいつも鳥肌が立ってしまいます。
今年買った漫画の中でベストです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この世界観、すき。独特の間がいい。
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ぎゃー。
すごかった。圧倒的な面白さの短編集。
唯一無二の何にも似ていない世界観が漫画の中に完全に出来上がっていて、もはや何を描こうが、どんな話だろうが面白くなる雰囲気がにじみ出まくっている。ものすごいオリジナリティ。
日常のすぐ隣にシームレスにファンタジーが存在していて、現実と幻想の間を自在に行き来しているような感じがたまらない。次に何が起こるのかと予想してワクワクして、予想を裏切られてまたワクワクするというワクワク地獄でありました。
そんなわけで僕の好きな短編漫画家リスト(つげ義春、福島聡、黒田硫黄など)にツチカさんが加わりました。 -
別にどんな「体質」だろうと
セックスしたきゃするし
分かり合えないヤツとは
分かり合えないし
死ぬ時は死ぬ。
(かわいそうな真弓さん)
正直、どうでもいい人の生死より
自分が好きなモノと一緒に
居れるかどうかが大切。
(さよーならみなさん)
夢は夢の中でどうぞ
(ねむり姫)
つまらない抽出の仕方を
してみました。
色んなチカラを持ってる
作家さんなので雲に巻かれがちだけど
ベースに漂うのは非常にシニカルな
現代への視点のような気がします。
それは決してネガティブな
ものでは無いです。
だからこそ
読み方として
そこは
拾わなきゃ
と、思いました。 -
出てくる人々の表情がなんともいえない。
とくに治男の表情の微妙な変化がなんともいえない。
西村さんこれからも応援してます。 -
正常な人間とは逆に、年々若返っていく体質の「真弓さん」の人生を描いた表題作と、その他の短編を収録した第2作品集。
西村ツチカの天才っぷりが余すところなく堪能できる。
本当に絵が上手い。話も面白いけど、この目の中に感触が波になって伝わってくるような線は本当に素晴らしい。
今一番、リアルタイムで追いかけたい作家の一人。 -
西村ツチカ氏の作品『かわいそうな真弓さん(2011)』を読了。