ニンニクナックル 2 (リュウコミックス)

著者 : 一文字蛍

• 徳間書店 (2015年1月13日発売)

作品紹介・あらすじ

憎ききいじめっ子露男(ロミオ)を撃破した黄熊(ぷウ)は完全に調子に乗っていた。引きこもっていたが、宮校死天王の一角を崩したので自信を取り戻す。久々に登校した黄熊は漫研部に招かれチヤホヤされた！オタサーのプリンセスと化した黄熊は、完全に調子こいていた。いつしか箱女(パンドラ)との格闘技の練習を疎かにし始め、箱女に楯突き背中を向ける…。そんなときプロレス部のデビルマスクが箱女を襲撃!!プロレスVSフルコンタト空手が激突！

感想・レビュー・書評

[電子王さんの感想 · 2017年10月5日]

普通の格闘漫画に飽きたら、この漫画を読めばいい。
一文字蛍さんの描く漫画はとにかく熱くて、読むだけで血がたぎる。

目的は、いじめられっこがいじめっこに対して復習をするという物。よくある。
舞台は、何故か物凄い権力を持っている上層部が存在する閉ざされた学園。よくある。
物語は、そこで行われる格闘技大会で優勝を目指すということ。よくある。
正直な所、よくある事づくしで目新しい事はほぼ無いに等しいけれども
それをもって有り余る画力の見事さ、構図の上手さ。引き込まれちゃうね。

ただ、いくら致命的なダメージを食らって退場しても
主要なキャラはすぐに平気な顔して再登場するのはいただけないな。
その点にリアルさが感じられないのが残念なのと
ヒロインの女の子の名前が「箱女」と書いてパンドラちゃん。
キラキラを通り越して眩しくて何も見えないレベルの名前。
この子の名前のせいで集中できない（笑）

まあそんなパンドラさんが、いじめられっこに古式空手を伝授して
如何にしてトーナメントを勝ち上がるか、努力と修行の日々を見届けましょう。
最後のオチは賛否両論あるだろうけれども
あそこまで突き抜けてぶっとんでいれば、僕はありだと思います。

[jyunnnnさんの感想 · 2015年10月21日]

熱い！
絵は荒いけどそれを補うスピード感と熱さは素晴らしい
主人公が適当にモブきゃらで可哀そうなのもまたいいし、強さとは結局筋肉だって感じも好きである

著者プロフィール

神奈川県出身。趣味はバイクと格闘技、日曜朝のキッズ番組鑑賞。職を転々とした後『最終戦士・神雷』で漫画家デビュー。『銃姫』(高殿円原作)『転生神機メロウガイン』『アスラズラース～廻～』を執筆。ホビー用のイラスト等も手がける。

「2015年 『ニンニクナックル　②』 で使われていた紹介文から引用しています。」