表紙は原田左之助。今まで無口すぎてあまり出番がなかった原田さん、今巻で大活躍。
さていよいよ芹澤一派との対立が顕著になった試衛館派(島田さん入れて10人、山崎さんは最初の時点では芹澤派)まずは長州の間者でもある新見錦退治から。(ちなみに長州藩は818の政変で京都撤退中)
山南さんが作戦を立てて、鹿ヶ谷の山荘で容保様と近藤さんが内密な相談をするという偽情報を新見につかませ、盗賊や不逞浪士の手下(150人はいる)を率いて新見が暗殺にやってきたところを迎え撃つ作戦。とはいえ試衛館派は少人数で圧倒的に不利。
まず正面入口の橋で、近藤、山南、井上、永倉、藤堂、島田の6人が、新見一派を足止めする。裏口は原田左之助一人で死守、土方、沖田、斎藤の三人は別動隊、近藤の合図があったら一気に不意打ちで新見を襲う作戦。
ここで原田さんの大活躍が見れます。無口で長身、死神とあだ名される原田左之助、さまざまな原田左之助界隈(?)でも斬新なタイプ。死神の持つ大鎌(西洋由来の死神を当時の彼らが知っていたかどうかはさておき)を武器に、バッタバッタと敵をなぎ倒す戦法。
しかし一人で大勢を相手にしていては次第に疲労してくる、そこを狙って新見の手下が切り込むも、実は左之助の大鎌、先端がスイッチひとつで(?)変形する仕掛け。一瞬で槍に早変わりして敵を串刺し。まあ素敵!推せる!
一方本隊のほうは、いよいよ近藤の合図で三人が斬り込むところ。土方、沖田、それぞれ我こそが新見をとはやるなか、斎藤一は仲良しだった阿比留鋭三郎殺しの黒幕・新見をなんとしても仕留めたく、彼の気持ちを汲んだ土方沖田は斎藤に譲る。
形勢不利になり総崩れの新見一派、新見錦だけが逃げ足早く遁走するが、それを斎藤が追い…。