コンシェルジュ プラチナム 8 (ゼノンコミックス)

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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199801969

作品紹介・あらすじ

前作『コンシェルジュ』の人気キャラクター、鬼塚小姫と有明先生が(連載開始)10年の時を経てついにゴールイン!!二人の結婚式を描いた特別エピソードを収録したSPな1冊!!さらに、絶対に見破れないイカサマ師と九音の息詰まる心理戦や男女の恋愛尺度を測る心理テストなど、冴えわたる心理術で次々と依頼を解決!!この1冊で、仕事も恋愛も好転すること間違いなし!!

感想・レビュー・書評

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  • 個人的にはやはり無印の方が好きだけど(『接客』の姿勢が知れるから)、久遠君がなんだかんだって三木君や八重島さんと仲良くなっていたり、同僚達とわいわい考えていたりするのが良い。これから彼がどう「接客サービス」と言うものを会得していくのかこれもまた勉強になるんだろう。
    個人的に「嘘吐きです」が大好きだ。

  • 藤栄道彦「コンシェルジュ」シリーズの魅力は、人間描写に長けている点にあります。まず、物語のテーマが常に人間関係の中での「人の心」に置かれていること。そして、そうしたテーマを担うに足る深いキャラクター造詣に成功していること。とりわけ台詞回しがそれぞれのキャラクターの血肉になっていて、時に読者の心にくさびを打ち込むが如き鋭さを持って迫ります。つくづく素晴らしい。旧シリーズの流れを別の舞台で受け継ぐプラチナムでは、ノンバーバルコミュニケーションの専門家を主役級に据えることで、更に「人の心を描く」という本作の趣旨を明確化しています。

    プラチナム最新第8巻でも「人生はコンフリクトの連続ですが……決断が重いほど得るものも大きいんだと思いますよ」(第35話心理的葛藤)、「夢に目くじら立てるのは──野暮ってもんよ」(第36話イカサマ師の夢)、「ぼくだって同じようにした」(第38話明日への力)などなど、各回のクライマックスまたは転機に決め台詞を配置しています。これが物語を時に着地させ時にドライブさせる鍵として如何に有効に働いているかは、実際に作品をご一読ください。

    収録された5作はいずれも高いクオリティの物語ですが、短編としての完成度の高さで「イカサマ師の夢」が私のイチ押し。本作は昨年実際にあった事件──夏祭りの屋台のくじ引きで1万円以上つぎ込んでも目当ての景品が当たらず、不審に思った客が警察に相談、捜査で最初から当たりくじが入ってなかったことがわかり詐欺容疑で店主が逮捕された──から着想されたものと推察します。この現実の出来事を大きく組み替えてまったく新たな物語を紡ぎ上げること、それ自体が作家によるマジックなのですよねえ。本作の主要舞台である商店街のイベント風景に、法制度や心理理論を重ね合わせ、謎→頭脳戦→着地と心地よい物語の流れを提示する。本作はシリーズの魅力をぎゅっと凝縮したような出来で広くオススメできます。一点、景品表示法の理解に疑問もあるのですが、これは後日専門家に聞いてみよっと。

  • なんか、迷走しているなぁ。
    前作の人物を出せば人気が出るとか考えているんだろうか?
    当然、最上さんや涼子ちゃん達は魅力的だけれど、それって原作者の方の設定がすごく人間味があってよかったんだと思う。
    こっちで出てくる前作キャラは、なんだかちょっと嘘くさい。

  • 旧コンシェルジュメンバーがよく出てくるようになりました。あえてなのか、顔が違うよね。

  • 面白かった

  • そうかそうか、ついに有明先生と鬼塚さんが…。
    でも、ここんとこの有明先生は
    以前の尖り具合がなくなって
    ちょっとパワーダウンしちゃったのが残念。
    また登場の際には、あの厳しさを発揮してほしいなぁ。

    旧『コンシェルジュ』メンバーが出ると、
    どうも本作のキャラクターがやや影薄くなる感が。
    いいキャラクターたちだと思うんですが(´・ω・`)。

    あ、藤栄先生ご結婚おめでとうございます!

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著者プロフィール

■藤栄道彦・・・・・・

「2020年 『アンタゴニスト ④』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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