- Amazon.co.jp ・マンガ (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199803260
作品紹介・あらすじ
耳を澄ませば、きっといいことがある――。
タカコさんはすこしだけ耳がいい。
毎日そこそこ楽しいけれど、たまーに世界でひとりぼっちな気がしてしまう夜。
そんな時は、耳を澄ませてみようよ。
『ワカコ酒』の新久千映が描く、少しダメだけど、たっぷり幸せな、ひとりが好きな女の子の物語。
感想・レビュー・書評
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ゆったりとしていてこういうの好きだなあ
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改めて、新久先生、他の漫画家とは視点が違うな、と感じさせるだけの新作。『ワカコ酒』も結構、斬新さを感じたが、その一点で言うと、コチラは上だ。人より、ほんの少しだけ、「聞く」と「聴く」力に長けているだけの女性が主人公ってのは新しイイな
ただ、私だけって可能性はあるにしろ、人によっちゃ、読みながら自己嫌悪に陥るかも
巧く説明できないのだが・・・・・・私、それなりの歳になったのに、タカコさんみたいな生き方できてないな、と思って落ち込んでしまった。優しい人なら、「漫画のキャラと同じ生き方なんて出来ないでしょ」とか、「アナタにはアナタにしか出来ない生き方がある」など言ってくれるかも知れないが、キャラに憧れを持ってしまうのが漫画読みなのだ
何でも許すって訳じゃ無いが、聞こえてくる日常にちょっとした幸せを覚えられ、あるがままを受け入れ、自分である事を恥じずに生きてる大人ってカッコいい、と思うのは私だけじゃないでしょう?現代社会で暮らしてれば、人間は色んな音、声、言葉に囲まれる。それを左から右に流すも、眠りを誘う至高のBGMにするも、思考に深く耽るテーマにするも、人それぞれ。どれが一番いいってのは決められない。けど、一日のどこかで、日常の中でしか聞こえないサウンドに耳を傾け、何か考える時間があると、人間としての成長を促せる気がするんですよね
ストーリーに大きな起伏があるって訳じゃないんで、人によっちゃ物足りなさを相当に感じちゃうかも知れませんが、表紙でタカコさんが見せている、「まったり」の表情をしたい時はお勧め
新久先生のゆるい絵柄が、これまた、タカコさんの人間的な魅力を、厭味じゃ無いレベルで引き出せているんですよね。あと、何気に失礼かも知らんが、新久先生、何気に画力が高い。美人に描かれている友達と並ぶ事で、タカコさんの良さは引きたっている点に巧さを感じた
どの話も肩の力を自然と抜けるモノばかり。私が、この作品に惚れた話は第8話。『目玉焼きの黄身いつつぶす?』みたいな話になっちゃいますけど、私も外飯じゃし辛い食い方を家でやってるんで、親近感が湧きました。そんな自分だけが楽しめる食べ方を、それでいいと言ってくれるタカコさんへの好感度がグッと上がった
この台詞を引用に選んだのは、改めて、コトバの力をしみじみと感じたから。同じコトバでも、タイミング、シチュエーション、相手で受け取り方、心を傷つけられるか、逆に癒されるか、違ってくるのは、誰でも知ってる。けど、つい忘れちゃうコトでもある。言わない過ぎるのも、仲を拗れさせちゃうだろうけど、自分の発言が友達にとって、薬となるか毒となるか、口から出す前に、ちょっと考えるだけでも、絆を切らずに済むんじゃないかな -
人より少し耳が良い?どんなストーリーか気になったので借りてみました。
#図書館本 -
だから毎日は概ね普通 訳も無く隣の人を憎む人なんていないのだと思えた 何年も経った今も時々刺してくる一言 単なる価値観の不一致 ちょっと耳の良い人の漫画
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タカコさん、かわいい。
ワカコとはまた違ったおもしろさ。 -
「ちょっとだけ耳がいい女のコ」タカコさんの物語。
自分が出す音に対して無頓着な人が多いなぁと感じる昨今、
その「音」からこんな優しいお話ができるなんて…と驚き。
『ワカコ酒』とはまた違った楽しみを感じる作品です(´ω`)。 -
読了。いい生き方だなと思う。以外とできるのではと、思ったりする。
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耳がちょっといい。
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ひとより少し耳がいいコのお話。電車遅延の時の車掌さんのひとことで、車内の空気がふわっとなるのいいね。ストックがないと気になる性質なのは同じだ。タカコさんみたいにやさしくなれたらな。
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ワカコ酒とはまた違った感じ。ほっこりしてて、どこか考えさせられる不思議な一冊。
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ワカコ酒に続いて全力で脱力。力の抜け具合がたまらなく好きだ。これぞ癒やし。
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良いのは分かるけど、どこがと言われると微妙…
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期待ほどではなかった。
上の階や隣の部屋の住民の物音を聞いて幸せになれるという、穏やかすぎる主人公の気持ちは私には理解できないから、2巻以降は借りて読まないことに決定。 -
とても心癒される。
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耳いいの地味に羨ましい
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このゆったりした空気いいなあ。ほっとしたいときに読みたい。
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ひとより少しだけ耳のいいタカコさん。レストランで働き、お気に入りのアパートの一階で周りの人々の生活音にほっとする。ひとりじゃないと感じられるから。口数少なくいつも笑っていて、はたから見たら辛そうなことも受け止めているように見えても、のんびりと自分のペースで、ゆったりと、ときにへこんでも、立ち直って、見てる人は見てくれていて。読んでてほっとする物語。